後れ毛ともみあげの違いは?活かし方・整え方を美容師が解説

後れ毛

髪をまとめたときに顔まわりに落ちる「後れ毛」と、生え際にある「もみあげ」。この違いがわからず悩んでいませんか? 後れ毛ともみあげは一見似ていますが、実は役割も整え方も異なります。

「なんだか私の後れ毛は野暮ったい…」
「もみあげの処理はどうすればいいの?」

そんなお悩みを解決すべく、美容師が両者の違いと活かし方をやさしく解説します! この記事を読めば、後れ毛ともみあげの違いがスッキリわかり、垢抜けたヘアスタイルづくりに役立つはずです。

この記事でわかること

  • 後れ毛ともみあげの基本的な違い
  • 後れ毛をおしゃれに見せるコツや作り方
  • もみあげを綺麗に整える方法とポイント
  • 小顔に見せる後れ毛&もみあげの活用テクニック

後れ毛ともみあげの違い

髪型の話題で「後れ毛」と「もみあげ」という言葉を耳にすることがあります。それぞれ何を指すのかご存知でしょうか?まずは両者の意味と役割を確認してみましょう。

実は後れ毛ともみあげは全くの別物で、それぞれ役割も異なります。

後れ毛とは?

後れ毛(おくれげ)とは、髪を結んだときにわざと残したり、短くてまとめきれずに垂れてくる髪のことです。耳の横や襟足など、まとめ髪からこぼれ落ちる細い毛束が後れ毛にあたります。

きっちり全ての髪をまとめるよりも、後れ毛を少し残すことで顔まわりに柔らかなニュアンスが生まれ、女性らしくこなれた印象になるのが特徴です。近年はおしゃれなまとめ髪に欠かせないポイントとして、多くのスタイルで取り入れられています。

もみあげとは?

もみあげは、耳の前に位置する髪の一部分を指します。生え際から耳の前へ向かう細長い三角形のゾーンで、人によって長さや量、太さが異なる部分です。本来は髪型に関係なく存在するパーツで、前髪やサイドの髪と同様にヘアスタイルの一部です。

もみあげの形や長さは顔の印象を左右し、綺麗に整った細めのもみあげは横顔をすっきり見せる効果があります。一方で濃く長いもみあげは野暮ったく見えてしまうことも。もみあげはヘアデザインの細部として意識的に整えると、全体の印象がぐっと洗練されます。

美容師からのアドバイス

後れ毛ともみあげの違いを理解すると、ヘアアレンジの際にどこをどう扱えばよいかが明確になります。後れ毛は“出す髪”、もみあげは“ある髪”と覚え、役割に応じて上手に活用しましょう。

ここがポイント!

  • 後れ毛: 結んだときに垂れる短い髪。わざと残して抜け感を演出する
  • もみあげ: 耳前の生え際の毛。普段から存在し、顔の印象を左右するパーツ
  • 両者は別物だが、後れ毛としてもみあげ部分の毛を活用することで小顔効果やオシャレ感アップに繋がる
  • 違いを知ることで、適切なヘアケアやスタイリングが可能になる

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後れ毛をおしゃれに見せるコツ

せっかく後れ毛を作っても、「なんだかだらしなく見える…」と感じたことはありませんか? 後れ毛は少しの工夫で垢抜けたおしゃれヘアに変身させることができます。

このセクションでは、後れ毛の上手な作り方とスタイリングのコツを解説します。

後れ毛を作るテクニック

まず、後れ毛は出しすぎないことが大切です。まとめ髪をする際、耳の前のもみあげ部分から少量の髪を残しましょう。厚みはひとつまみ程度、束にすると直径5ミリほどに抑えるのがポイントです。

髪をまとめたら、残した毛束をコテで軽く巻いてS字カールをつけます。このとき顔に沿うよう外巻きにすると、より顔まわりが引き締まって見えます。

最後にオイルやワックスを毛先になじませ、束感とツヤをプラスしましょう。細く束ねた後れ毛に動きと艶を与えることで、こなれ感のある洗練ヘアに仕上がります。

美容師からのアドバイス

後れ毛は「少ないかな?」と思うくらいの量でOK。欲張ってたくさん残すとボサボサで清潔感が損なわれてしまいます。軽く巻いてスタイリング剤をなじませれば、少量でも立派にアクセントになりますよ。

ここがポイント!

  • 後れ毛は少量細めに作る方がおしゃれに見える
  • 耳前や襟足から後れ毛を出し、コテでゆるいS字カールをつける
  • オイルやバームで後れ毛を束状に整え、ツヤ感を出す
  • 残す位置は顔周り(もみあげ・こめかみ)と襟足に絞り、やりすぎないのがコツ

もみあげを綺麗に整える方法

一方、もみあげ自体が濃かったり長かったりして扱いに困るという声も多いです。

女性のもみあげのお手入れは意外とヘアスタイル全体の印象に関わる重要ポイント。ここでは、もみあげを整える具体的な方法や注意点を紹介します。

もみあげ処理のポイント

もみあげが長すぎる場合は、美容室でカットして整えてもらうのが一番安心です。顔まわりのカットテクニックで、もみあげ部分の毛量を調節しつつ、フェイスラインに沿うような自然なラインに整えてもらえます。

また、セルフで整える場合は、ハサミで少しずつ毛先をすいて細くするか、長さを口元~顎ライン程度に調節すると良いでしょう。ただし自分でカットするのが難しい場合は、無理に切りそろえようとすると不自然になりやすいので、プロにお任せしましょう。

さらに毛量が多く濃いもみあげが気になる方は、脱毛サロンで処理するという選択肢もあります。ただし、もみあげを完全になくしてしまうと顔まわりの露出が増え、フェイスラインが強調されすぎてしまうことも。すっきり見せたい場合でも産毛程度のもみあげは残し、柔らかさを演出するのがおすすめです。

美容師からのアドバイス

もみあげは自分で整える際こそ慎重に。切りすぎたり全部剃ってしまわないように少しずつ様子を見ながらカットするか、思い切って美容師に相談してみてくださいね。

ここがポイント!

  • もみあげが長い・濃いと感じたら、美容室で顔まわりカットをお願いすると自然に整う
  • セルフで整えるなら、ハサミで少しずつ毛先をすくようにし、長さも微調整する
  • 全て剃ると顔が縦長に見える場合も。産毛程度は残す方が柔らかな印象になる
  • ツーブロックなどで剃り上げるスタイルはシャープだが、顔立ちへの影響を考慮して選ぶ

後れ毛ともみあげで小顔効果アップ

最後に、後れ毛ともみあげを上手に活用して小顔に見せるテクニックについて触れましょう。両者の違いを理解したうえで組み合わせれば、誰でも簡単に顔まわりの印象アップが期待できます。ポイントは、適度にもみあげ部分の毛を後れ毛として残すことです。

例えばポニーテールやお団子ヘアにする際、耳前のもみあげから薄く毛束を引き出して後れ毛にすると、フェイスラインに沿って髪が垂れ頬の余白をカバーできます。これだけでグッと小顔効果が高まり、横顔も垢抜けた印象に仕上がります。

最近では「もみあげの後れ毛」、通称“もみれ毛”が韓国風ヘアとしても注目されています。もみれ毛とは、その名の通りもみあげ部分の後れ毛のことで、こめかみ付近の毛と合わせて顔まわりに残すスタイルです。もみれ毛を活用すると、動くたびにふわっと揺れて表情が柔らかく見えるメリットもあります。

髪を下ろしたスタイルにも効果あり

アップスタイルだけでなく、ダウンスタイルでも顔まわりの髪を意識すると小顔見せに効果的です。サイドバング(前髪横の長めの髪)や触覚ヘアと呼ばれる顔横の束を作っておけば、髪を下ろした日でもフェイスラインをさりげなくカバーできます。

こうしたテクニックと後れ毛・もみあげの活用を組み合わせれば、シーンを問わずバランスの良い垢抜けヘアを楽しめるでしょう。

美容師からのアドバイス

顔まわりの毛束ひとつで印象は大きく変わります。後れ毛やもみあげを活かしてみると「いつもと違う自分」に出会えるはず。小顔効果を狙いたい方はぜひ挑戦してみてくださいね。

ここがポイント!

  • 耳前のもみあげを後れ毛として出すとフェイスラインがさりげなくカバーされ小顔に見える
  • “もみれ毛”はもみあげ+こめかみの後れ毛のこと。韓国風ヘアで人気の小顔テク
  • サイドバングや触覚ヘアなどダウンスタイル用の顔まわり束も活用するとさらに効果的
  • 後れ毛ともみあげを上手に使いこなして、どんな髪型でも垢抜けた印象に

よくある質問

Q1. 後れ毛は自分でカットして作っても大丈夫?

はい、少量であれば自分で作ることも可能です。ただし、いきなり大量に切るのは禁物。まずは耳前の髪を少し取り、毛束を口元あたりまで斜めに引いてカットすると失敗しにくいです。

心配な場合は、最初は美容師さんにお願いして後れ毛カットをしてもらい、自宅で再現する方法を教わるのもおすすめです。

Q2. 女性のもみあげは剃った方がいい?

基本的には無理に剃る必要はありません。もみあげを剃ると確かにすっきりしますが、その分顔まわりの髪がなくなりフェイスラインが強調されがちです。適度に長さや量を整えて細くしておけば、剃らなくても十分すっきりした印象になります。

どうしても濃い毛が気になる場合は、プロに相談して脱毛する方法もありますが、一度無くすと元に戻せないため慎重に検討してください。

Q3. サイドバングや触覚ヘアと後れ毛は何が違う?

サイドバングは前髪の横の長い毛束で、髪を下ろしているときに顔まわりを彩るためのヘアスタイルの一部です。一方、触覚ヘアはこめかみ付近から顎くらいまで伸ばした細い髪束で、昆虫の触角のように見えることからそう呼ばれます。

どちらも髪を下ろした状態での顔周りのデザインですが、後れ毛は髪を結んだときに生まれる髪のことです。つまり、後れ毛はアップスタイル時の演出要素であり、サイドバングや触覚ヘアはダウンスタイル用の前髪デザインという違いがあります。

まとめ

後れ毛ともみあげの違いを押さえておくと、ヘアスタイルの幅がグッと広がります。

後れ毛はまとめ髪から垂れる短い毛で、抜け感や小顔効果を演出する武器になります。一方のもみあげは耳前のパーツで、整え方次第で横顔を洗練させる鍵となります。

両者を上手に活かせば、日常のアレンジがより垢抜けて見えるでしょう。ぜひ今回紹介したポイントを参考に、後れ毛ともみあげを味方につけて、自分史上最高におしゃれなヘアスタイルを楽しんでくださいね。

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