髪を一つにまとめたときに出す後れ毛は、こなれ感を出すテクニックとして人気です。
一方で、後れ毛の作り方を間違えると「ただのボサボサ」になってしまうことも…。前髪ありの人も前髪なしの人も、後れ毛ひとつでヘアアレンジの印象が大きく変わります。
この記事では、前髪あり・なしの方それぞれに向けて、後れ毛をおしゃれに見せるポイントをわかりやすく解説します。後れ毛をマスターして、いつものまとめ髪をワンランクアップさせましょう!
この記事でわかること
- 後れ毛とは?残すことで得られるメリット
- 垢抜けて見える後れ毛の作り方・基本テクニック
- 前髪ありの場合の後れ毛アレンジのポイント
- 前髪なしの場合の後れ毛アレンジのポイント
- 後れ毛を失敗させないスタイリングのコツ
後れ毛とは?残すだけで垢抜ける理由
髪を結んだときにあえて残す髪の毛を「後れ毛」と呼びます。耳まわりや襟足など、結んだときに自然に垂れてくる髪を少しだけ残すことで、きっちりしすぎない抜け感を演出できます。顔まわりに後れ毛があるとフェイスラインをさりげなくカバーでき、小顔効果が期待できるのも嬉しいポイントです。
後れ毛のメリット:小顔効果・こなれ感アップ
後れ毛を上手に作ると、顔まわりにこなれ感やほどよい色っぽさが生まれます。無造作すぎない後れ毛は「頑張りすぎていない余裕」を演出し、垢抜けた印象に仕上げてくれます。
また、後れ毛で輪郭をふんわり覆うことで小顔に見せる効果も抜群。特に前髪がないスタイルでは、後れ毛があるだけで顔の露出が和らぎ、柔らかな雰囲気になります。
美容師からのアドバイス
後れ毛はほんのひと束残すだけでも効果があります。やりすぎると野暮ったく見える原因になるので、「少なめ・細め」を意識してみてください。
ここがポイント!
- 後れ毛=髪を結んだときにあえて残す毛束のこと
- 顔まわりに後れ毛を作るとフェイスラインをカバーできる
- 少量の後れ毛で小顔効果や抜け感アップ
- 出しすぎると疲れた印象になるので注意
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後れ毛の作り方|失敗しない基本の4ステップ

後れ毛をおしゃれに見せるには、
- 量
- 長さ
- 巻き方
の3つが重要です。
多すぎる毛束や長すぎる後れ毛はだらしなく見えてしまうため、必要最小限の毛束を適度な長さで残すのが鉄則です。一般的には、耳前のもみあげ部分でアゴライン程度の長さに揃えるとバランスが取りやすくなります。
また、後れ毛は何もしないとパサついて見えがち。きちんと巻いてツヤを出し、スタイリング剤で束感を作るひと手間を加えましょう。
ここでは、後れ毛の作り方の基本を4ステップに分けて解説します。
ステップ① まとめ髪を作る前に後れ毛を取る
髪を一つ結びやシニヨンなどにまとめる前に、こめかみやもみあげの毛束を少量ずつ指で引き出します。出す位置は耳の前のサイドの髪や、生え際のこめかみ周辺が定番です。欲張らず、毛束は直径5mmほどになる細さが◎
ステップ② 髪全体をまとめて結ぶ
後れ毛以外の髪をゴムでしっかりと結びましょう。毛先まで結びきれない短い髪が落ちてくる場合は、後でピンで留めるか、それも後れ毛として活かして後で巻いてあげてもOKです。
ステップ③ 後れ毛をコテで軽く巻く
引き出した後れ毛は、19〜32mm程度のヘアアイロンでゆるくカールさせます。強く巻きすぎないよう、中間から毛先にかけてスッと滑らせるイメージで外巻きにひと巻きしましょう。髪を巻くことでツヤが出て垢抜けた印象になります。
ステップ④ スタイリング剤で束感をプラス
最後に、オイルやバームタイプのスタイリング剤を後れ毛に軽くなじませます。指先に少量取って毛先から根元方向に滑らせ、細い束を作るように整えましょう。パサつきを抑えてツヤを与えることで、後れ毛が疲れた印象に見えるのを防げます。
美容師からのアドバイス
後れ毛は巻いてからスタイリング剤で整えると断然キレイに見えます。時間がないときも、後れ毛だけでもコテを通し、ヘアワックスやおくれ毛用スティックで束感を出してみてください。
ここがポイント!
- 後れ毛はもみあげ・こめかみなどから細く少量だけ引き出す
- 長さは目安としてアゴライン前後に設定する
- カールはゆるめに。巻きすぎないほうが今っぽい
- オイルやバームをつけてツヤと束感をプラス
後れ毛の作り方|前髪ありの人のコツ

前髪がある人も、顔まわりに後れ毛を加えることでより垢抜けた印象になります。ただし、厚めの前髪の場合は元々顔まわりに髪があるため、後れ毛は欲張りすぎないのがポイントです。
耳周りやこめかみから細い毛束を1〜2本出すだけでも十分効果があります。前髪とサイドの後れ毛が繋がるような位置で残すと自然な仕上がりになります。
厚めの前髪ありは後れ毛少なめ!バランス良く
ぱっつん前髪など厚みのある前髪の人は、後れ毛を多く出しすぎると全体的に重たく見えてしまいます。
前髪ありさんは、基本的に後れ毛は最小限でOK。耳の前に少し後れ毛を作り、コテで軽く外巻きにすると前髪とのバランスが取りやすいです。
また、シースルーバング(薄い前髪)の人は、こめかみ付近に後れ毛を足すとフェイスラインがぼやけすぎず程よい華やかさが出ます。
美容師からのアドバイス
前髪がある場合、後れ毛はやりすぎないほうが上品です。まずは耳横に細い毛束を一本ずつ残してみて、鏡で全体のバランスを見ながら調整してみましょう。
ここがポイント!
- 前髪が厚い人は後れ毛を少なめにして重たさを防ぐ
- 耳周りにもみあげ毛を1〜2本残すだけでも効果的
- シースルーバングならこめかみ部分に後れ毛を足して華やかさをプラス
- 後れ毛は前髪の延長線上に作ると自然になじむ
後れ毛の作り方|前髪なしの人のコツ

前髪がない人(オールバックやセンターパートのスタイル)は、後れ毛を活用することで一気に垢抜けた印象になります。
前髪がない分、おでこから顎先まで輪郭がそのまま出るので、顔まわりに髪の束感を作ると柔らかさが生まれます。髪を結ぶ際は、サイドの毛を少し下ろしておき、きっちりしすぎないようにするのがポイントです。
顔まわりレイヤー&外巻きで柔らかい印象に
前髪なしさんは、顔まわりにレイヤーカットを入れておくと後れ毛が作りやすくなります。頬にかかる長さのレイヤー(いわゆる触覚ヘア)を作っておけば、髪をひとつ結びにしたときも自然な後れ毛が演出できます。
後れ毛はコテで軽く外巻きにし、頬からフェイスラインに沿って流すようにしましょう。直線的なラインが緩和され、顔立ちがソフトに見えます。
美容師からのアドバイス
前髪がない人ほど、後れ毛の効果は大きいです。結んだときに顔まわりが寂しくならないよう、少しだけ髪を残してみましょう。巻きすぎず自然なくびれカールをつけると大人っぽく仕上がりますよ。
ここがポイント!
- 前髪なしのオールバックはキツく見えがちなので後れ毛で柔らかさをプラス
- 顔まわりにレイヤーを入れておくと後れ毛が作りやすい
- サイドに残した毛束はコテで外巻きにしてフェイスラインに沿うように
- ひと束ずつ細く残せばやりすぎ感なく垢抜けた印象に
よくある質問
Q1. 後れ毛はどこの髪を残すのが正解?
基本的には、耳の前(もみあげ)やこめかみ、襟足の髪を少量ずつ残すのが一般的です。
顔まわりに後れ毛を作ることで効果が高いので、迷った場合はサイドの髪から引き出してみましょう。トップの髪など関係ない部分を残すと不自然になりがちなので注意してください。
Q2. 後れ毛は自分でカットしても大丈夫?
後れ毛用の毛束を自分で作ることも可能ですが、できれば美容師に相談するのがおすすめです。自分でカットする場合は、もみあげとこめかみの髪を少しずつ取り、顎より少し長めの位置でカットしましょう。
巻いたとき短くなりすぎないよう、やや長めに残すのが失敗しないコツです。ハサミよりもスキバサミを使うと自然な仕上がりになります。
Q3. 巻かない後れ毛ってどう?ストレートの後れ毛は変?
軽く巻いてあげるほうが垢抜けて見えますが、ストレートのままでも整っていれば問題ありません。ただし、何も手を加えないとパサついて老けた印象になりがちです。
ストレートアイロンで毛流れを整え、スタイリング剤でツヤとまとまりを出してあげると、ストレート後れ毛でもおしゃれに決まります。
まとめ
前髪のあり・なしに関係なく、後れ毛の作り方をマスターすれば誰でも簡単にこなれ感たっぷりのアレンジが楽しめます。
ポイントは「残しすぎないこと」と「しっかり巻いて整えること」。
後れ毛は、たったひと束プラスするだけでヘアスタイル全体の印象をワンランクアップさせてくれる嬉しいテクニックです。ぜひ今回ご紹介した方法を参考に、まずは少量の後れ毛から普段のまとめ髪に取り入れてみてくださいね。


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