湯シャン(お湯だけで洗髪)を試したいものの、ワックスが落とせるか心配な方も多いのでは?
この記事では、美容師がワックス使用時の正しい洗髪法と湯シャンのメリット・デメリットを詳しく解説します。
ワックスを使って髪をセットしたいけれど、頭皮ケアも気になる…そんなお悩みのある方は必見です!この記事を読めば、ワックスを使った日のケア方法や、湯シャンとうまく併用するコツがわかります。
この記事でわかること
- 湯シャンの基本的な特徴やメリット・デメリット
- ワックスが湯シャンで落ちにくい理由
- ワックスを使った日の正しい洗髪方法
- 湯シャンを取り入れる際のポイント
ワックスは湯シャンで落とせる?
結論からいうと、湯シャンで洗髪してもワックスを完全に落とせないため、ワックスを使った日は必ずシャンプーを使って洗い流しましょう。
特にスタイリング後はワックスが頭皮に付着しやすいので、夜までにしっかりシャンプーして髪と頭皮を清潔に保つことが大切です。
ワックスが湯シャンでは落とせない理由は、ワックスが油分でできているから。そのため、お湯だけで洗ってもワックスは髪に残りやすく、毛穴を詰まらせてしまい、頭皮トラブルの原因になることもあるのです。
美容師からのアドバイス
ワックスを使用した日は湯シャンでは落としきれません。洗浄力のあるシャンプーで丁寧に洗い流し、必要であればトリートメントで保湿ケアも行いましょう。
ここがポイント!
- 湯シャンだけではワックスは落としにくい
- 残ったワックスが毛穴詰まりや炎症の原因になる
- ワックス使用日はシャンプーで丁寧に洗い落とす
- ワックスをしっかり落とせるシャンプーを選ぶ
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そもそも湯シャンとは?メリット・デメリット

湯シャンはシャンプー剤を使わず、お湯だけで頭皮を洗う方法です。
湯シャンのメリットとして、シャンプーの洗浄成分が頭皮に残らないため、頭皮への刺激を減らし乾燥やフケ予防につながると言われています。特に敏感肌や乾燥肌の方は、湯シャンで自然な油分を残すことで頭皮環境を整えられる場合があります。
一方でデメリットもあります。湯シャンでは洗浄力が弱いので、皮脂分泌が多い人やワックスなどの整髪料を使った日は注意が必要です。整髪料が髪についていると湯シャンでは完全に落とせず、髪や頭皮に成分が残ってしまうからです。
これらのメリット・デメリットから、湯シャンはあくまで補助的な洗髪法と考え、普段はシャンプーをメインに使いましょう。
美容師からのアドバイス
湯シャンは頭皮に優しい方法ですが、整髪料を使っていない日限定で行うのがおすすめです。皮脂やワックスで髪がべたつく時は、無理せずシャンプーでしっかり洗いましょう。
ここがポイント!
- 湯シャンは頭皮への刺激が少なく、乾燥やフケ予防に効果的
- 皮脂や整髪料が多い髪には洗浄力が足りない
- 整髪料を使わない日だけ湯シャンを行う
- 夏のシャワー時など、汗を流したい時に湯シャンを活用
ワックスを使った日の正しい洗髪方法

ワックスを使った日は頭皮と髪を健やかに保つために、正しい洗い方が重要です。以下のポイントを押さえながら、髪と頭皮を清潔に保ちましょう。
① ワックスは毛先中心に塗布する
頭皮に直接つかないよう、毛先や中間部分にスタイリング剤をつけましょう。頭皮につくと落ちにくく、毛穴詰まりや炎症の原因になります。
② 入浴前にしっかり予洗いする
お湯だけで髪全体を丁寧に予洗いすることで、汚れや皮脂、スタイリング剤を浮かせやすくなります。この工程がシャンプーの泡立ちや洗浄効果を高めます。
③ シャンプーはしっかり泡立ててから洗う
泡立てネットなどを使ってたっぷり泡立て、髪全体と頭皮を指の腹で優しく洗います。爪を立てると頭皮を傷つけてしまうのでNGです。
④ 洗い残しがないようしっかりすすぐ
シャンプーやワックスの成分が残ると頭皮環境が悪化しやすいため、すすぎは時間をかけて丁寧に行いましょう。洗い残しはかゆみやニオイの原因になります。
⑤ 必要に応じてトリートメントを使う
洗浄後は髪が乾燥しやすいため、ダメージやパサつきが気になる場合は保湿力の高いトリートメントでケアしましょう。
美容師からのアドバイス
ワックスは頭皮につかないよう毛先を中心に使い、使った日は夜にシャンプーでしっかり落としましょう。頭皮にワックスが残ると刺激になるため、洗髪時は前述のように優しく丁寧に洗うことが大切です。
ここがポイント!
- ワックスは頭皮につけず毛先中心に
- 予洗いでスタイリング剤を浮かせる
- 泡立ててから優しく洗う
- 洗い残しを防ぐためしっかりすすぐ
- トリートメントで髪の保湿を忘れずに
どうしても湯シャンを取り入れたいときは?
湯シャンを続けたい場合は工夫が必要です。湯シャンは整髪料のないヘアセットをしなかった日に限定して行うのがおすすめです。
たとえば、仕事や外出でワックスを使わない日や、汗を流すためだけにシャワーを浴びる日などに取り入れてみましょう。
また、湯シャンを始めるとしばらく頭皮のべたつきが続くことがあります。頭皮の様子を見ながら徐々に回数を増やし、べたつきが気になるようなら無理せずシャンプーに戻すなど調整が大切です。
美容師からのアドバイス
湯シャンを取り入れるなら、ワックスを使わない日や汗を流したいときに限定しましょう。頭皮がべたつく場合はシャンプーに切り替え、肌の状態に合わせて臨機応変にケアしていきましょう。
ここがポイント!
- ワックスを使わない日の入浴で湯シャンを活用
- 夏場のシャワー時など、汗を流したい時に湯シャンにする
- 頭皮の様子を見て湯シャンの頻度を調整する
- 乾燥やべたつきがひどい場合は無理せずシャンプーに戻す
ワックスと湯シャンについてよくある質問
Q1. ワックスをつけたまま湯シャンしても大丈夫ですか?
いいえ、湯シャンだけでは油性のワックスが落としきれません。ワックス成分が髪や頭皮に残ると毛穴詰まりや炎症の原因になります。ワックスを使った日は必ずシャンプーで洗髪し、ワックスをしっかり落としましょう。
Q2. シャンプーを使わずにワックスを落とす方法はありますか?
ワックスは油性なので湯シャンだけで落とすのは難しく、基本的にはシャンプーを使うのが安全です。最近はワックス落とし専用のシャンプーもありますが、頭皮に刺激が少ないアミノ酸系のマイルドシャンプーで丁寧に洗うのが効果的です。
Q3. ワックスが頭皮に残るとどんなトラブルがありますか?
洗い残ったワックスは毛穴を塞ぎ、皮脂が内部に溜まって炎症の原因になります。かゆみやフケが出やすくなるほか、炎症が長引くと抜け毛・薄毛のリスクが高まります。ワックスをつけたらしっかり洗い流す習慣をつけましょう。
まとめ
ワックスを使った日は、湯シャンでは落としきれないためシャンプーでしっかり洗い流すことが基本です。
湯シャンは頭皮に優しい洗髪法ですが、整髪料を使わない日や夏のシャワー時など限定的に取り入れるようにしましょう。
日常のケアはシャンプーをメインにしつつ、湯シャンはあくまで補助的に活用して頭皮環境を整えることが大切です!


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