襟足の後れ毛はどう処理する?綺麗に整えるコツを美容師が解説

襟足

アップスタイルにしたとき、襟足に短い毛がピョンピョン飛び出して気になる……そんな「襟足の後れ毛」に悩んでいませんか?

きっちりまとめ髪にしたいのに首元がボサボサだと、せっかくのヘアスタイルも台無しですよね。

この記事では、襟足の後れ毛をすっきり処理するコツと、上手に付き合う方法を美容師がやさしく解説します。スタイリングで綺麗にまとめるテクニックから、思い切ってカットやシェービングで処理する方法まで、この記事を読めば襟足の後れ毛対策に自信が持てますよ。

この記事でわかること

  • 襟足の後れ毛とは?残すメリット・デメリット
  • 襟足の後れ毛を目立たなくするスタイリング術
  • 後れ毛を可愛く活かすヘアアレンジのコツ
  • 襟足の後れ毛をカット・シェービングで処理する方法
  • 自分で襟足を処理する際の注意点とプロに任せる方法

襟足の後れ毛とは?気になる理由と印象

髪を結んだときに襟足や耳まわりに垂れ下がる短い髪の毛を「後れ毛」と呼びます。特に首の後ろには産毛や切れ毛が多く、まとめ髪にしても全て収まりきらずに出てきてしまいます。

実は、この後れ毛はヘアアレンジのテクニックとしてあえて残されることもあります。きっちり全ての髪をまとめるよりも、少し後れ毛を残した方が柔らかく女性らしい雰囲気になるためです。

後れ毛が気になる理由① 清潔感が損なわれる

放置したままの後れ毛は「寝ぐせ」や「だらしなさ」に見えてしまうことがあります。特に正面からは見えにくいぶん、首まわりを見られたときに清潔感を問われがちです。

後れ毛が気になる理由② おしゃれが決まらない

せっかくのまとめ髪も、襟足からピョンと出た後れ毛で台無しに。結婚式や面接など、きちんとした印象を与えたいシーンでは特に気になります。

後れ毛が気になる理由③ 自分では見えづらい

襟足は合わせ鏡を使わないと見えにくく、自分で状態を確認しづらい部位です。そのため気づかないうちにボサボサになっているケースもあります。

美容師からのアドバイス

襟足の後れ毛は、見た目の清潔感やおしゃれ感に大きく影響します。気になる方はスタイリングだけでも変化を実感できますよ。

ここがポイント!

  • 襟足の後れ毛はまとめ髪で目立ちやすい
  • 清潔感やきちんと感に影響するパーツ
  • 見えにくいためセルフケアしにくい
  • シーンによって整え方を変えるのがおすすめ

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襟足の後れ毛を残すメリット・デメリット

後れ毛はすべて処理するのが正解とは限りません。少しだけ残すことで、逆におしゃれで抜け感のある印象を演出できます。ここでは、後れ毛をあえて残す場合のメリットとデメリットを整理してみましょう。

メリット① 柔らかく女性らしい印象になる

後れ毛があることで、髪型にほどよいゆるさと自然な動きが生まれます。きっちりまとめたヘアにも「抜け感」が加わり、優しい印象を与えられます。

メリット② 小顔効果が期待できる

もみあげや襟足に後れ毛を残すと、顔まわりに影ができて輪郭が引き締まって見える効果があります。顔型カバーにも◎。

デメリット① だらしなく見えることがある

整えられていない後れ毛は、寝ぐせやボサボサ髪に見えることも。手入れされていない印象を与える可能性があります。

デメリット② ヘアスタイルが崩れやすい

後れ毛が多すぎると、風や湿気で広がりやすく、スタイル全体がまとまらなくなることがあります。量の調整が大切です。

美容師からのアドバイス

後れ毛はあえて残すことで“おしゃれ感”を出せるパーツです。ただし量や質感を整えることが何より大事。何もしない“ただの後れ毛”と、“計算された後れ毛”は印象が全く違います。

ここがポイント!

  • 残すと抜け感・女性らしさが出る
  • 小顔効果も期待できる
  • 放置するとだらしない印象になる
  • 残すときは量や質感の調整が重要

襟足の後れ毛の処理方法① スタイリングで目立たなくする

髪をまとめたときに飛び出す襟足の短い毛は、スタイリング次第で目立たなくすることができます。ポイントはまとめ髪の前後でスタイリング剤を活用することです。

ワックスとスプレーで襟足の後れ毛を抑える

まず、髪を結ぶ前にヘアミルクや柔らかめのワックスを髪全体になじませておきましょう。髪がしっとり落ち着いて、後れ毛やアホ毛が出にくくなります。

それでも襟足から短い毛が出てきた場合は、スティック状ワックス(まとめ髪用スティック)や手に取ったワックスで毛流れに沿って撫でつけます。後れ毛を根元から押さえつけるようになじませれば、ピタッと首筋に貼りついて目立たなくなります。

仕上げにハードタイプのヘアスプレーを吹きかけて固定しましょう。スプレーを使うことでヘアピンの数を減らすことができ、見た目もスッキリします。どうしても留まらない毛だけをピンで留め、極力ピンは少なめにするのがコツです。必要に応じて、持ち運び用のミニスプレーを携帯しておくと外出先でも後れ毛を直せて安心です。

美容師からのアドバイス

アップスタイルにはワックスとスプレーが襟足の後れ毛対策に欠かせません。美容師でも、まとめ髪の仕上げにはハードスプレーを駆使してピンは最小限にするよう工夫しています。最後にひと吹きするだけで、後れ毛の目立たない綺麗なシルエットが長持ちしますよ。

ここがポイント!

  • まとめ髪前にヘアミルクや柔らかいワックスをなじませておく
  • 後れ毛が出たらスティックワックスなどで撫でつけて密着させる
  • 仕上げにハードスプレーを吹きかけて強力キープ
  • ヘアピンは必要最低限に留め、ピンだらけはNG

襟足の後れ毛の処理方法② ヘアアレンジで可愛く活かす

後れ毛は隠すだけでなく、あえて残して“おしゃれポイント”にすることもできます。

ただし、何も考えずにたくさん残すとただのボサボサ髪に見えてしまうので要注意。後れ毛アレンジを成功させる鍵は量と質感のコントロールです。

後れ毛をおしゃれに見せるポイント

まず、残す後れ毛の量はごく少量にとどめましょう。襟足なら首の両サイドに細めの毛束を少しだけ、顔まわりならもみあげ部分に束を作る程度が目安です。

次に、後れ毛の質感を整えます。残した髪はストレートのままだと野暮ったい印象になりがちです。コテやストレートアイロンで毛先を軽く内巻きにして動きをつけましょう。そのうえで、ほんの少量のヘアオイルやバームを指先になじませ、後れ毛にすっと塗ります。髪がしっとりして束感が生まれ、プロが作ったようなこなれ感のある後れ毛になります。

仕上げに残した後れ毛の位置やバランスを鏡でチェックしましょう。左右で毛束の太さが極端に違わないか、全体のシルエットから浮いて見えないか確認します。後れ毛は細く作るほど上品に仕上がるので、「少なめ&細め」を心がけてください。

美容師からのアドバイス

後れ毛を残すアレンジは、上手くいくととても可愛いです。ただしやりすぎは禁物。ほんの少し残して丁寧にスタイリングするだけで、こなれ感がグッと高まりますよ。

ここがポイント!

  • 後れ毛アレンジは残す毛量を控えめにすると上品に仕上がる
  • 残した後れ毛はコテで軽く巻いてニュアンスを付ける
  • オイルやバームを少量なじませてツヤと束感をプラス
  • 最後に左右の毛束のバランスを鏡でチェックする

襟足の後れ毛の処理方法③ カット・シェービングで整える

スタイリング以外では、襟足の後れ毛自体を切ったり剃ったりしてしまう方法もあります。プロに任せて処理してしまえば、しばらく襟足に後れ毛が出ない状態を保てます。

ここでは代表的な処理方法を紹介します。

方法① 美容室でカットして整える

まず、美容室でカットして整える方法です。美容室ではハサミやバリカンで襟足の毛を短くカットできます。

この方法の場合、産毛までは処理できませんが、後れ毛の長さを揃えたり、すっきり見せるには有効です。ただし数週間で再び伸びてくるため、定期的なカットが必要になります。

方法② 理容室や専門サロンでシェービング

もっと徹底的に処理したい場合は、理容室やシェービングサロンでカミソリを使った施術を受けるのがおすすめです。産毛までしっかり剃れるため、首元がつるんと綺麗に整います。

短時間で済み、料金も数千円程度と手軽です。ただし、数日〜1週間でチクチク感が出るのがデメリットです。

方法③ 脱毛サロンやクリニックで処理

長期的に処理の手間を減らしたい方は、襟足の脱毛という選択肢もあります。医療脱毛やサロン脱毛で毛を減らすことができれば、普段の手入れがぐっと楽になります。

ただし効果が出るまでに時間がかかるため、即効性はありません。

方法④ 自分で電気シェーバーなどを使って処理

合わせ鏡を使って自分で剃ることも可能ですが、視野が限られるため非常に難易度が高いです。

失敗すると肌を傷つけたり、ラインがガタガタになるリスクもあるため、あまりおすすめできません。処理後は必ず保湿ケアを行いましょう。

美容師からのアドバイス

襟足の処理はプロに任せると安全で仕上がりも綺麗です。特に和装など特別な日は、理容室でシェービングしてもらうと安心ですね。

ただ、一度剃ると毛が伸びてきたときにまた気になってしまうので、普段はワックスで抑える程度にしておき、「ここぞ」という時だけプロにお願いする方が長い目で見て楽かもしれません。

ここがポイント!

  • 美容室ではハサミ・バリカンで襟足カット可能(産毛は残る)
  • 理容室ならカミソリOK。短時間で襟足をつるつるにできる
  • シェービングは数千円で手軽だが、伸びた毛のチクチクに注意
  • 襟足脱毛という選択肢もある(完了まで長期間が必要)

よくある質問(FAQ)

Q1. 襟足の後れ毛は剃った方がいいですか?

日常的には無理に剃る必要はありません。普段はワックスやスプレーで整えるだけでも十分です。ただ、浴衣やドレスを着る特別な日は襟足を処理しておくと首元がより美しく見えます。

Q2. 美容室で襟足を処理してもらえますか?

美容室ではシェービング(カミソリで剃ること)はできませんが、ハサミやバリカンで襟足の毛を短く整えてもらえます。ただ産毛までは処理できないため、完全につるつるにはなりません。首の産毛まで綺麗になくしたい場合は、理容室でシェービングしてもらいましょう。

Q3. 自分で襟足の後れ毛を整える方法はありますか?

自分で襟足を処理するのは見えづらく、とても難しいです。合わせ鏡で確認しながら電気シェーバーで剃る方法もありますが、失敗や肌を傷つけるリスクが高いので正直おすすめできません。可能であれば家族や友人に手伝ってもらい、処理後はローションなどでしっかり保湿してくださいね。

まとめ

襟足の後れ毛ひとつで見た目の印象は意外と大きく変わるものです。やっかいに思える後れ毛も、正しいケアで悩みを解消できます。

毎日のヘアアレンジではワックスやスプレーを使って後れ毛を目立たなくしたり、あえて残しておしゃれに活かすことも可能です。また、もっとしっかり処理したいときは、プロにカットやシェービングを頼んだり、脱毛で根本的になくす方法もあります。

シーンや好みに応じて、襟足の後れ毛を残すか処理するかを使い分けてみてください。自分で対処が難しい場合は、美容師に相談すれば髪型に合わせた後れ毛の処理方法を提案してもらえますよ。

大切なのは、自分に合った対処法で襟足をきちんと整えてあげること。襟足が整えば、アップスタイルも自信を持って思いきり楽しめるはずです。

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