おくれ毛カットのやり方と長さの目安は?失敗しないコツを美容師が解説

後れ毛

髪を結ぶと顔まわりがなんだか寂しく見えたり、全ての髪をまとめると顔が大きく見えてしまう…そんなお悩みはありませんか?

実は、顔まわりにおくれ毛を作るだけで簡単に印象アップが狙えます。また、おくれ毛を上手にカットすれば髪を結んだときに小顔効果が生まれ、こなれ感のある垢抜けヘアに仕上がります。

この記事ではプロの美容師が、おくれ毛カットのメリットやセルフカットの方法、失敗しないコツをわかりやすく解説します。誰でも顔まわりのおしゃれを楽しめるヒントが満載なので、ぜひ参考にしてくださいね。

この記事でわかること

  • おくれ毛カットとはどんなもの?メリットは?
  • 不器用でもできるおくれ毛のセルフカット手順
  • 顔型に合わせたおくれ毛の長さ調整のコツ
  • おくれ毛カットで失敗しないための注意点
  • おくれ毛を活かしたスタイリング方法

おくれ毛のカットとは?

髪を結んだときにわざと顔まわりに残す細い毛束を「おくれ毛」と言います。このおくれ毛をあらかじめ計算してカットしておくのが、おくれ毛のカットです。

おくれ毛は、ただの後れ毛(はみ出した髪)ではなく、意図的に作ることで顔まわりを優しく包み込んでくれます。たとえば高い位置で一つ結びをしたときに、おくれ毛がないと顔全体が丸見えになりがちです。しかし、おくれ毛が少しあるだけで輪郭がふんわりカバーされ、ぐっと華やかな印象になります。

おくれ毛の効果:垢抜け&小顔見せ

おくれ毛を上手に活用すると、ほんの一工夫で“小顔効果”が期待できます。顔まわりに沿うように垂れるおくれ毛が、頬やエラなど気になる部分をさりげなく隠してくれるからです。その結果、顔の余白が減って目の錯覚で顔がキュッと引き締まって見えます。

また、おくれ毛には顔まわりに動きをつけて柔らかさを出す効果もあります。きっちりまとめた髪よりも抜け感が生まれ、オシャレ度がアップします。普段のひっつめ髪も、おくれ毛を作るだけで一気に今っぽく垢抜けた印象になりますよ。

美容師からのアドバイス

おくれ毛は「ないよりある方が絶対可愛い」と言われるほど、ヘアアレンジの印象を左右します。ただし、細すぎる毛束がチョロチョロ出ている状態だと逆に生活感が出てしまうことも。量や長さを計算してカットし、狙った効果を出すことが大切です。

ここがポイント!

  • おくれ毛はわざと作る髪束で、顔まわりを柔らかく見せる役割がある
  • おくれ毛があると輪郭を部分的に隠せるため、顔が小さく見える効果が期待できる
  • しっかりまとめ髪よりも適度な後れ毛がある方がこなれた印象になり垢抜ける
  • おくれ毛は細すぎず、適度な量を残すことで上品かつ自然な仕上がりになる

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自宅でできる!おくれ毛のセルフカット方法

「サロンに行かず自分でおくれ毛を作りたい」という方のために、セルフでできるおくれ毛カットのやり方を解説します。

必要な道具は切れ味の良いハサミと鏡だけ。まず、髪を一つにまとめてみて、顔まわりに少し残したい毛束(おくれ毛にしたい部分)を確認しましょう。その毛束を指でつまみ、他の髪はゴムやクリップで仮にまとめておきます。

髪は必ず乾いた状態でカットしてください。濡れていると仕上がりの長さがズレて失敗しやすくなるため注意が必要です。

おくれ毛の切り方と仕上げのコツ

カットは少しずつ慎重に行います。ハサミは床と平行ではなく、やや斜めに入れると自然な質感になりやすいです。

まずは目の高さあたりの長さでカットしてみましょう。目の横くらいまでの長さのおくれ毛は柔らかな印象になり、耳たぶの高さくらいの短めにするとすっきりとした印象になります。

迷ったら少し長めに切っておき、様子を見ながら調整すると安心です。カットできたら、仕上げにコテやヘアアイロンでおくれ毛を軽く巻いてあげましょう。32mm前後のアイロンで毛先をワンカール内巻きにするとフェイスラインに馴染み、外巻きにすると華やかな動きが出ます。

最後に、少量のヘアワックスやオイルを指先になじませ、おくれ毛の先になでつけるようにつけると束感が出てキレイに仕上がります。

美容師からのアドバイス

後れ毛セルフカット初心者の方は、最初から完璧を目指さなくて大丈夫です。少しずつ長さを確認しながら切れば、万が一イメージと違ってもリカバリーしやすくなります。また、カット用ハサミがない場合は無理をせず、次の美容院で相談してみるのも一つの手です。

ここがポイント!

  • おくれ毛をセルフカットするときは、髪を一旦まとめて残したい毛束を見極めてから切る
  • カットは乾いた髪に対して少しずつ行い、ハサミを斜めに入れると自然な仕上がりになる
  • おくれ毛の長さは目の高さくらいだと柔らか、耳の高さくらいだとシャープな印象になる
  • 仕上げにコテで軽く巻き、スタイリング剤で束感を出すとサロン仕上がりのように見える

カットしたおくれ毛を可愛く見せるためのコツ

次に、おくれ毛をより可愛く、おしゃれに見せるためのポイントを紹介します。せっかくおくれ毛を作っても、長さや量のバランスが合っていないと魅力が半減してしまいます。

まず、自分の顔型に合わせたおくれ毛の長さを意識しましょう。丸顔の方はおくれ毛をやや長めに残すと顔が縦にスッキリ見えます。

逆に面長の方は少し短めのおくれ毛で横に広がりを出すとバランス良く見えます。ただし、短すぎると逆効果なので注意が必要です。

おくれ毛の量とアレンジのポイント

おくれ毛の量は、多すぎるとだらしなく見え、少なすぎると存在感がなくなってしまいます。普段のスタイルでは細めのおくれ毛でさりげなく、特別な日は少ししっかりめに出すなど、シーンによって量を調整してみましょう。

また、おくれ毛はストレートのままでも十分ですが、コテでS字カールになるように巻いたり、小さめのピンで他の髪と一緒に留めて表情をつけたりすることもできます。

アレンジ次第でカジュアルにもエレガントにも印象チェンジできるので、おくれ毛を活かして色々なスタイルを楽しんでみてください。

美容師からのアドバイス

顔まわりの毛束は、ほんの数ミリの違いでも見え方が変わります。自分の顔立ちに合わせて「ちょうどいい長さ・量」を探すのもおくれ毛アレンジの楽しさです。最初は遠慮せず、いろいろ試してみて似合うバランスを見つけましょう。

ここがポイント!

  • 丸顔さんはおくれ毛をやや長めにして縦長効果、面長さんは少し短めにして横幅をプラスするとバランス◎
  • おくれ毛の量はTPOに合わせて調整し、出しすぎるとだらしなく、少なすぎると効果が薄れるので注意
  • ストレートのおくれ毛は清楚な印象に、巻いたおくれ毛は華やかな印象になるなど、質感でも雰囲気が変わる
  • ヘアピンやヘアアクセを使っておくれ毛をアクセントにするなど、アレンジでさらにオリジナリティを出せる

おくれ毛カットで失敗しないために

最後に、セルフでおくれ毛カットをする際の注意点と、失敗してしまった場合の対処法についてお伝えします。

まず、セルフカットでは「切りすぎ」に要注意です。一度短く切り過ぎてしまうと元に戻せないため、最初は少し長めに残すくらいで丁度良いことが多いです。また、切るときは明るい場所で、焦らず慎重に行いましょう。

もし「思ったより短くなってしまった」「量を取りすぎたかも」と感じた場合でも、落ち着いて対処すれば大丈夫です。

切りすぎてしまったときの対処法

おくれ毛を切りすぎたときは、伸びるまでの間はアレンジでカバーしましょう。

短くなりすぎた毛束は、コテで巻いて動きを出すと目立ちにくくなります。また、他の髪となじむようにヘアピンで留めてしまう手もあります。カチューシャやスカーフなど髪飾りを使って目線をそらすのも効果的です。

どうしても気になる場合は、次回美容院に行った際に美容師さんに整えてもらいましょう。「おくれ毛を作ったけどうまくいかなかった」と相談すれば、プロの技で自然な仕上がりに修正してくれるはずです。セルフカットが不安な人は、最初から美容師さんにお願いするのも良い方法ですよ。

美容師からのアドバイス

セルフカットで失敗しないコツは、「欲張らないこと」です。最初から完璧を目指すより、「とりあえず少し変えてみる」くらいの気持ちで挑戦してみましょう。万が一うまくいかなくても、美容師に相談すればリカバリーできます。髪型は必ず修正できるので、気軽にチャレンジしてみてくださいね。

ここがポイント!

  • セルフでおくれ毛を切るときは切りすぎ注意!最初は長めに残してから徐々に調整する
  • 短く切りすぎてもコテで巻けば目立ちにくくなり、ピンやアクセサリーで一時的に隠すことも可能
  • 自分でうまくできなかった場合は美容師さんに相談すれば修正やカットのアドバイスをもらえる
  • セルフカットに不安がある人は、無理せず美容院で「おくれ毛を作りたい」とオーダーするのがおすすめ

よくある質問

Q1. おくれ毛はどのくらいの長さでカットすればいいですか?

顔立ちや好みによりますが、一般的には頬にかかるくらいの長さが扱いやすいです。目尻の高さ〜あごラインの間で長さを調整すると失敗が少ないでしょう。まずは少し長め(口元あたり)に作ってみて、短くしたい場合は徐々に調整するのがおすすめです。

Q2. おくれ毛をセルフカットするのは難しい?美容師さんへの頼み方は?

コツさえつかめばセルフカットも可能ですが、不安な場合は美容師さんにお願いするのが確実です。

美容室では「髪をまとめたときに可愛くなるようにおくれ毛を作ってください」とオーダーすれば、プロがバランス良くカットしてくれます。自分で挑戦するときは、記事内の手順や注意点を参考に、慎重に行いましょう。

Q3. おくれ毛を作ると髪を下ろしているとき邪魔になる?

おくれ毛は基本的に少量の毛束なので、髪を下ろしている状態でも大きく印象を損ねることはありません。むしろサイドレイヤー(顔まわりの段差)として自然に馴染み、小顔効果を発揮してくれることもあります。

もし気になる場合は耳にかけたりピンで留めたりすればOKです。普段は他の髪と一緒に流しておき、髪を結ぶときだけおくれ毛を出すという使い方でも問題ありません。

まとめ

おくれ毛のカットは、顔まわりにひと手間加えるだけで垢抜けた印象と小顔効果を得られるテクニックです。自分でカットする場合も、ポイントさえ押さえれば難しくありません。

まずは無理のない範囲で少しずつおくれ毛を作ってみて、変化を楽しんでみましょう。おくれ毛があるだけで、いつものポニーテールやまとめ髪が格段におしゃれに見えるはずです。

おくれ毛をカットして、ぜひ顔まわりのイメージチェンジに挑戦してみてくださいね。

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