髪を伸ばしたいのになかなか伸びない……そんな悩みを抱えていませんか?
せっかく伸ばしても毛先が傷んで「切れ毛」だらけでは、髪が思うように伸びないように感じてしまいますよね。
この記事では、髪が伸びない原因と切れ毛の関係について美容師が解説。綺麗に髪を伸ばすためのヘアケア方法をご紹介します。この記事を読めば、切れ毛によるダメージを抑えて憧れのロングヘアを目指すヒントが見つかるはずです。
この記事でわかること
- 髪が伸びないと感じるのはどうして?
- 切れ毛・枝毛が増える主な原因
- 切れ毛を防ぐための基本的なヘアケア
- 綺麗に髪を伸ばすために心がけたいこと
髪が伸びないのは切れ毛のせい?
髪は一般的に1ヶ月に約1cmほど伸びると言われます。しかし成長ペースは緩やかなので、毎日見ていると「伸びていない」ように感じてしまうこともあります。また、髪がダメージを受けていれば毛先が途中で切れてしまい、伸びても長さが保てません。
髪は根元から伸びるが長さが保てない
髪の毛は毛先ではなく根元(頭皮)から伸び続けています。どんなに毛先がボロボロでも、髪自体の成長が止まるわけではありません。
しかし、せっかく伸びた部分も切れ毛となって失われてしまうと、髪全体の長さはいつまでも変わらないままです。「髪が伸びない」と感じる背景には、このように切れ毛によって長さが実感できないケースが多いのです。
美容師からのアドバイス
髪が伸びないと悩む方は、まず毛先の状態をチェックしてみましょう。実際には根元付近の髪は伸びていますが、ダメージで毛先が欠けていれば長さは変わりません。大切なのは髪を伸ばすだけでなく、切れ毛を防いで長さを維持することです。
ここがポイント!
- 髪の毛は常に根元から成長している
- 平均で1ヶ月に約1cm伸びると言われている
- 切れ毛が多いと伸びた分が途中で失われてしまう
- 髪が伸びないように感じる原因の一つが切れ毛
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切れ毛・枝毛が増える主な原因

髪が途中で切れてしまうのには、日々の何気ないダメージの積み重ねが関係しています。普段の生活で当たり前に行っていることが、実は切れ毛を招く原因になっていることもあるのです。
日常生活で蓄積するダメージとは
切れ毛の主な原因は、大きく分けて
- 物理的ダメージ
- 化学的ダメージ
の2つです。
ドライヤーやヘアアイロンの熱、ブラッシングやタオルでゴシゴシ拭く摩擦、日光の紫外線、静電気などの日常動作は、髪の表面にあるキューティクル(うろこ状の部分)を傷つけてしまいます。
また、ヘアカラーやパーマ、ブリーチなどの薬剤による処理も髪の内部にダメージを与えます。こうしたダメージが蓄積すると髪の水分や栄養分が失われて乾燥し、髪の強度が低下して毛先が裂けたり切れたりしやすくなってしまうのです。
美容師からのアドバイス
思い当たるダメージ習慣があれば、今日から少しずつ見直してみましょう。例えば、ドライヤーは髪から適度に離して当てる、ブラッシングは目の粗いコームで優しく行う、などの工夫で髪への負担を減らすことができます。小さな心がけの積み重ねが、切れ毛の予防につながります。
ここがポイント!
- ヘアアイロンやドライヤーの熱によるダメージに注意
- ブラッシングやタオルドライで生じる摩擦も原因になる
- ヘアカラーやブリーチなど薬剤のダメージにも気をつける
- ダメージの積み重ねで髪の乾燥・強度低下が起き切れ毛が増える
髪を伸ばすための切れ毛対策
一度切れてしまった髪を完全に元通りにすることはできません。そのため、これ以上切れ毛を増やさないよう予防するケアが大切です。日頃からダメージを最小限に抑えるヘアケアを心がけて、健康な髪を育てましょう。
毎日のヘアケアで切れ毛を減らすコツ
髪を綺麗に伸ばすには、保湿と丁寧な扱いがポイントです。
シャンプー・トリートメントはダメージケア用のしっとりタイプを選び、週に一度は集中トリートメントでしっかり潤いを補給しましょう。また、洗い流さないトリートメントやヘアオイルを毛先中心に塗布してコーティングすれば、摩擦や乾燥から髪を守ることができます。
お風呂上がりは、タオルで髪を優しく押さえるように水気を拭き取ります(ゴシゴシこするのは厳禁)。ブラッシングは目の粗いコームで毛先からゆっくりとかし、絡まりをほどいてから全体を梳かしましょう。
ドライヤーを使うときは高温を当てすぎないよう注意し、できるだけ短時間で乾かすのがコツです。ヘアアイロンやコテを使用する際は、必ず事前に専用のヘア用保護剤(ヘアオイルやミストなど)を使い、適切な温度設定で短時間だけ当てるようにします。
美容師からのアドバイス
毎日の小さな積み重ねが、髪のダメージ差を生みます。常に「髪をいたわる」意識を持ってケアしましょう。乾かし方ひとつ、ブラシの入れ方ひとつ変えるだけでも、長い目で見れば切れ毛の量に違いが出てきます。できる範囲からで構いませんので、できることから始めてみてください。
ここがポイント!
- シャンプー後はトリートメントで髪に潤いを与える
- 洗い流さないトリートメントやオイルで毛先を保護する
- 濡れた髪を擦らず優しくタオルドライする
- ヘアアイロンやドライヤーの熱から髪を守る工夫をする
綺麗に髪を伸ばすために大切なこと

髪を伸ばす過程では、「切らずに伸ばしたい」と思いがちですが、実は定期的なカットも欠かせません。枝毛や切れ毛は自然に元通りにはならず、放置すると裂け目が広がってさらにダメージが進行してしまいます。
少しずつでも傷んだ毛先をカットして整えてあげることで、結果的に綺麗に髪を伸ばすことにつながります。おすすめは、2〜3ヶ月に一度、美容師に毛先を整えてもらうことです。
定期的なカットと生活習慣の見直しも重要
髪のケアと同じくらい大事なのが、日々の生活習慣です。髪の主成分はタンパク質なので、食事では良質なタンパク質やビタミン・ミネラルをバランス良く摂りましょう。
また、十分な睡眠をとり、ストレスを溜めこまないことも健康な髪を育てるポイントです。体の内側からコンディションを整えることで、髪が強くしなやかに伸びていく土台ができます。
美容師からのアドバイス
伸ばし途中でも思い切って傷んだ毛先をカットすることを恐れないでください。ダメージ部分を先に取り除けば、残った髪をより美しく伸ばすことができます。また髪は身体の一部なので、食事や睡眠などライフスタイル全般を見直すことも忘れずに。
ここがポイント!
- 枝毛・切れ毛は自然には元に戻らないので早めに対処
- 髪を伸ばしている最中も定期的に毛先を整えると良い
- 髪の主成分であるタンパク質など栄養をしっかり摂る
- 十分な睡眠とストレス管理で健康な髪を育む
よくある質問
Q1. 切れ毛になった髪は元に戻りますか?
残念ながら、一度切れてしまった髪が完全に元通りになることはありません。市販の補修トリートメントで一時的にコーティングし、手触りを良くすることはできますが、ダメージ自体が治るわけではないのです。根本的に改善するには、傷んでしまった部分をカットするしかありません。
Q2. 髪を早く伸ばす方法はありますか?
髪の伸びる速さには個人差がありますが、劇的に伸びる特効薬のようなものはありません。ただ、頭皮の血行を促進する・栄養をしっかり摂る・十分な睡眠をとるといった工夫で髪が育ちやすい土台を作ることはできます。
また、切れ毛を防いで髪の長さを保つことも結果的に「早く伸ばす」ことにつながります。焦らず健康的なケアを続けていきましょう。
Q3. 切れ毛を防ぐにはどんなシャンプーを使えば良いですか?
洗浄力が穏やかで保湿力の高いシャンプーがおすすめです。例えばアミノ酸系の洗浄成分を使ったタイプや、ダメージケア用のしっとりとしたシャンプーが良いでしょう。
逆に洗浄力が強すぎるシャンプーは必要な皮脂まで落としてしまい、髪が乾燥して切れ毛を招く原因になります。自分の髪質や頭皮に合った優しい洗浄成分のシャンプーを選び、コンディショナーやトリートメントも併用してケアすることが大切です。
まとめ
髪が伸びない原因の多くは切れ毛などのダメージです。髪の成長自体は止まっていなくても、ダメージで長さが実感できないだけなので、適切なケアで改善が期待できます。
大切なのは、髪を伸ばすことと同時に切れ毛を防いで長さを保つことです。日々のヘアケアと定期的なメンテナンス、そして生活習慣の見直しによって髪の状態は確実に良くなっていきます。
焦らずじっくりとケアを続けていけば、憧れのロングヘアも夢ではありません。もし自分では解決できない髪の悩みがあれば、美容師に直接相談できるQ&Aサービスなども活用してみましょう。


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