ヘアカラーから数ヶ月経つと、鏡を見るたびに「プリン髪」が気になってしまう……。根元の黒髪と染めた部分の境目がくっきり分かれてしまい、どうしても生活感が出てしまいますよね。
「もう3ヶ月も経っちゃったけど、染め直すタイミング?」
「プリンが目立たない方法ってあるの?」
と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
この記事では、髪がプリン状態になるまでの期間や放置した場合のリスク、目立たなくするテクニック、そしてリタッチやフルカラーの選び方などを美容師の視点からわかりやすく解説します。
自分に合ったカラー頻度や、プリンになりにくいカラーの選び方も紹介するので、これからのヘアメンテナンスにぜひお役立てください!
この記事でわかること
- プリン髪が目立ちはじめるまでの期間とその理由
- 髪を3ヶ月以上放置するとどうなるのか
- 忙しい時でもできるプリン隠しの方法
- リタッチとフルカラー、それぞれの特徴と選び方
- プリンを目立たせないカラー選びと頻度の目安
プリン髪になるのは染めてから何ヶ月後?
ヘアカラーをしてからしばらく経つと、根元の黒髪が伸びて染めた部分との境目がくっきり分かれる「プリン髪」になってしまいます。
では実際、何ヶ月くらい経つと髪がプリン状態になるのでしょうか。
プリン髪が目立ち始める時期は2ヶ月~3ヶ月
髪の毛は1ヶ月に約1センチ伸びると言われます。そのため、2ヶ月も経てば根元2cmほどの黒髪が現れ、早い人ではプリンがはっきり目立ってきます。3ヶ月も放置すれば根元は3cm以上となり、多くの方が「さすがに染め直したい」と感じる長さです。
明るめに染めた髪ほど境目が目立ちやすく、ブリーチをしたハイトーンカラーでは1ヶ月前後でプリンが気になるケースもあります。
逆に地毛に近い暗めの髪色なら2~3ヶ月経ってもプリンが目立ちにくい傾向があります。
美容師からのアドバイス
プリン髪は思った以上に周囲からも見られているものです。根元の黒さが気になり始めたら、恥ずかしがらず早めに美容室で相談しましょう。カラー後2ヶ月ほどで染め直す習慣にすれば、常に綺麗な髪色をキープできますよ。
ここがポイント!
- 髪は平均で1ヶ月に約1cm伸びる
- 明るい髪色は1~2ヶ月でプリンが目立つ
- 3ヶ月経つと多くの人がプリン髪に悩み始める
- 境目が気になり出したら早めのリタッチが◎
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プリン髪を3ヶ月放置するとどうなる?4つのデメリット

プリン髪を3ヶ月以上長く放置することには、見た目だけでなく髪への影響もあります。ここでは、プリン状態のまま髪を伸ばしっぱなしにしたときのデメリットについて解説します。
デメリット① 清潔感が損なわれる
まず、根元と毛先の色が違うままだと髪のお手入れが行き届いていない印象を与え、清潔感が損なわれてしまいます。特に明るめのカラーほど境目が目立ちやすく、周囲に「染めていない」「手をかけていない」という印象を与えることがあります。
デメリット② 色落ちによるパサつき・ツヤの低下
また、カラーをしてから時間が経つと、染めた部分の色が抜けて毛先が黄ばみやすくなります。ツヤも失われ、全体的にパサついた印象に。ヘアカラー後は紫外線や摩擦などで徐々にダメージが進行するため、こまめなメンテナンスが必要です。
デメリット③ リタッチだけでは色が馴染まなくなる
さらに3ヶ月以上放置すると、毛先と根元の色の差が大きくなり、根元だけ染めても自然なグラデーションになりにくくなります。その結果、リタッチでは対処しきれず、全体カラーが必要になるケースも多くなります。
デメリット④ 全体カラーによるダメージ・コスト増
フルカラーは髪全体に薬剤を塗布するため、リタッチに比べて髪や頭皮への負担が大きくなります。また、料金も高くなりがちで、頻度が増えるとコスト面の負担も無視できません。
美容師からのアドバイス
プリン髪を長く放置するのはおすすめできません。カラー後の髪は時間とともに乾燥が進むため、3ヶ月以内を目安に美容室でメンテナンスしましょう。定期的に根元を染めたりトリートメントを受けたりすることで、色ムラなく美しい髪色を保てます。
ここがポイント!
- プリン髪のままだと清潔感に欠けて見える
- カラー後2~3ヶ月で毛先のツヤが低下しパサつく
- プリンを4ヶ月以上放置するとリタッチで馴染みにくい
- 長期間放置後は全体カラーが必要になりダメージ増
プリン髪を目立たなくする方法とリタッチのタイミング

プリン髪に気付いたら、できるだけ早めに対処するのが大切です。とはいえ忙しくてすぐ美容室に行けない場合もありますが、工夫次第でプリンを目立ちにくくすることも可能です。
忙しくてもすぐできるプリン隠しテクニック
例えば、いつもと分け目を変えるだけでも境目がぼやけてプリンが目立ちにくくなります。トップをふんわり立ち上げるようにスタイリングし、ペタンとさせないこともポイントです。
また、ヘアアレンジを活用するのも効果的で、お団子や編み込みにして根元と毛先を混ぜると色のコントラストが緩和されます。
さらに、帽子やカチューシャなどの小物で生え際を隠す方法も簡単です。市販のカラースプレーやコンシーラーで一時的に根元を着色して隠す応急策もありますが、シャンプーすれば落ちるため根本的な解決にはなりません。
根元を染め直すタイミングは?リタッチとフルカラーの選択
根本的にプリン髪を解消するには、やはり染め直しが必要です。
プリン部分が伸びてきたら、基本的にはリタッチ(伸びた根元のみ染める)で対応するのがおすすめ。伸びた分だけ染めるので時間や費用が抑えられ、髪への負担も軽く済みます。
一般的にプリン部分が3cm以内(カラー後約2~3ヶ月程度)であればリタッチで綺麗に馴染みます。ただし、根元がそれ以上に伸びていたり毛先の退色が激しかったりする場合は、思い切ってフルカラー(全体染め)で全体の色を染め直した方がムラなく仕上がります。
フルカラーは一度で髪色を一新できますが、その分ダメージも大きいので頻繁には行わないようにしましょう。
美容師からのアドバイス
プリンが気になったら我慢せずに美容室へ。根元2~3cmのリタッチなら短時間・低コストで綺麗に直せます。どうしても時間がないときは、分け目を変える・帽子を使うなどで一時的にカバーしつつ、早めに次のカラー予約を入れておきましょう。
ここがポイント!
- 忙しい時は分け目変更やヘアアレンジでプリンをカバー
- 根元だけ染めるリタッチは髪への負担が少ない
- プリン部分が3cm以内ならリタッチで充分対応可能
- 伸びすぎた場合はフルカラーで全体を染め直す選択肢も
プリン髪を防ぐカラーの工夫と次回カラーの目安

プリン髪の悩みを減らすには、カラーの段階で工夫することも大切です。最初からプリンになりにくい染め方を選んだり、適切な頻度でカラーをしていれば、伸びてきても境目が気になりにくくなります。
プリン髪になりにくいカラーリングとは?
地毛とのコントラストを抑えるために、暗めのワンカラーで染めるのは基本です。地毛に近いトーンのブラウン系なら伸びてもプリンが目立ちにくく、色落ちしても馴染みやすい傾向があります。
また、グラデーションカラーやハイライト・ローライトを取り入れておくと、境目がぼやけてプリンが気になりにくくなります。
最初から根元を暗めに染めておくシャドールーツという技法も有効です。根元に暗い影をつけておくことで、地毛が伸びても自然に見えるようになります。
海外では、あえて根元を暗く残したまま毛先を明るくするオンブレスタイルも人気です。ラフでおしゃれな雰囲気が出せて、プリンを気にせず伸ばせるメリットがあります。ただし、髪が傷んでパサついていると単に放置したように見えてしまうため、ヘアケアは怠らないようにしましょう。
カラーを長持ちさせる頻度とケア
プリン髪を防ぐには、やはり定期的なカラーリングが欠かせません。目安として、髪色を綺麗に保つには1.5~2ヶ月に一度のカラーが理想と言われます。
ただし、頻繁すぎるカラーは髪や頭皮への負担にもなるため、無理のない範囲で2~3ヶ月に一度はメンテナンスするようにしましょう。
- 明るい髪色の場合は早めに根元が目立つので1~2ヶ月以内
- 暗めの髪色なら2~3ヶ月程度
の間隔で通うとプリン髪になりにくいです。
自宅では色持ちを良くするカラーシャンプーやトリートメントを使い、色落ちを緩やかにするケアも取り入れると効果的です。
美容師からのアドバイス
「プリン髪にしたくない」という場合は、初めから地毛になじむカラーを選ぶのがポイントです。また、カラー後も適切なヘアケアを続ければ色もちが良くなり、プリン状態になるのを遅らせられます。美容師と相談しながら、自分に合ったカラー周期を見つけてくださいね。
ここがポイント!
- 地毛に近い暗めカラーはプリン髪になりにくい
- グラデーションやハイライトで境目をぼかせる
- ハイトーンでも根元暗めのシャドールーツが効果的
- カラーの理想頻度は約2ヶ月おき、長くても3ヶ月以内
よくある質問
Q1. ヘアカラーは何ヶ月ごとに染めるのが良いですか?
髪質や色にもよりますが、一般的には2ヶ月に1回程度のペースで染め直す方が多いです。
1.5~2ヶ月経つと根元のプリンや色落ちが目立ち始めるため、綺麗な髪色を保つにはそのくらいの頻度がおすすめです。ただし髪への負担を減らすため、明るいカラーでも3ヶ月以内にはメンテナンスすると安心です。
Q2. プリン髪は市販のカラー剤でセルフリタッチしても大丈夫?
市販のヘアカラーで根元を染めることも可能ですが、注意が必要です。染めムラが出たり、希望の色味に合わせるのが難しかったりすることがあります。
また、特にブリーチした明るい髪の場合、市販剤でのセルフリタッチは髪を傷める原因になりやすいです。できれば美容室でプロに任せた方が安全で綺麗に仕上がります。
どうしても自分で染める場合は、地毛に近い落ち着いた色を選び、説明書をよく読んで慎重に行いましょう。
Q3. プリン髪を放置すると髪が傷んでしまいますか?
プリン状態自体が直接ダメージになるわけではありませんが、カラー後の髪は時間とともに乾燥やダメージが進行しやすいです。そのため、プリン髪を長く放置すると染めた部分のパサつきや枝毛・切れ毛が増える原因になります。
定期的に美容室でカラーリングやトリートメントを受けてケアすることで、髪のダメージを抑えつつ美しい色をキープできます。
まとめ
ヘアカラーをしてから3ヶ月ほど経つと、多くの方が根元の黒髪とのコントラストに悩み始めます。プリン髪は見た目の問題だけでなく、髪のダメージや色ムラにもつながるため、気付いたら早めに対処することが大切です。
この記事では、プリン髪の解消法や目立たなくする工夫、適切なカラー頻度について解説しました。プリン髪を防ぐには、髪に優しい範囲で定期的にカラーリングやケアを行い、伸びてもプリンになりにくいカラーを選ぶことがポイントです。
適切なタイミングでのメンテナンスと工夫で、いつでも綺麗な髪色を楽しんでくださいね。


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