「襟足の髪だけがくせ毛でくるくると跳ねてしまう」
「毎朝しっかりブローやアイロンをしても、時間が経つとまた髪型が崩れてしまう」
そんな襟足のくるくるなくせ毛に悩んでいませんか?襟足は自分では見えにくい部分ですが、髪型の印象を左右する大切なポイントです。
この記事では、襟足のくせ毛が強く出てしまう原因と、その対処法を美容師がやさしく解説します。髪質改善のコツからスタイリングの工夫、さらには縮毛矯正の是非まで幅広く紹介しますので、襟足の「くるくる」に悩む方のお役に立てるはずです。
この記事でわかること
- 襟足のくせ毛が強く出る原因
- 襟足のくせ毛を和らげる髪質ケアの方法
- 襟足のくせ毛を目立たなくするカットや髪型の工夫
- 襟足のくせ毛を抑えるスタイリングのコツ
- 襟足だけ縮毛矯正するメリット・デメリット
襟足のくせ毛がくるくるしてしまう原因
襟足は髪の生え際にあたる部分で、生まれつき毛が色々な方向に生えやすく、「生えグセ」が出やすい場所です。毛穴の向きや形が他の箇所と異なり、髪の毛一本一本が曲がって生えてくるため、襟足の髪だけくるくるとうねったり跳ねたりしがちなのです。
ここでは、襟足のくせ毛がくるくるしやすくなる主な原因を解説します。
原因① 毛穴の向きや生えグセ
襟足は毛穴の向きが不規則で、髪が様々な方向に生えてくるため、くせが出やすいエリアです。
原因② 髪質が細くて柔らかい
襟足の髪は産毛のように細く柔らかいことが多く、湿気や乾燥など外部環境に影響されやすい性質があります。
原因③ 襟足部分のダメージや摩擦
枕や洋服との摩擦で襟足部分が傷みやすく、それがくせやチリつきの原因になることがあります。
原因④ ホルモンバランスや体調の変化
生活習慣やホルモンバランスの変化によって、襟足の髪質が一時的に変化し、くせが強くなることもあります。
美容師からのアドバイス
襟足のくせ毛は決して珍しい悩みではありません。まずは原因を知ることで、闇雲に悩まず正しい対策を取れるようになりますよ。
ここがポイント!
- 襟足は髪の生えグセが出やすく、毛穴の向きで髪がうねりやすい
- 細く柔らかい髪質だと湿気や乾燥の影響でくせが出やすい
- 急に襟足だけくせ毛が強くなる場合、体調変化やダメージの可能性も
- 根本原因の解消は難しいが、対策次第で目立ちにくくできる
美容師に無料相談できるQ&Aサイト

Answer Bは、美容師があなたのお悩みに無料で答えてくれるQ&Aサイトです。
「カラー後のケアが不安」「切れ毛に悩んでいる」などなど…どんな悩みでも相談OK。
ログインや会員登録は不要。完全無料なので髪のお悩みがある方は気軽に相談してみると良いでしょう。
襟足のくせ毛くるくるの対処法① 髪質ケア

襟足のくせ毛を少しでも和らげるには、髪と頭皮のコンディションを整えることが大切です。
まずシャンプー時に指の腹で優しく頭皮をマッサージし、毛穴に詰まった皮脂や汚れをしっかり落としましょう。毛穴の汚れが取れると髪がまっすぐ生えやすくなり、くせ毛の予防につながります。
また、保湿効果の高いシャンプー・トリートメントを使い、髪に十分な潤いを与えることも重要です。髪が乾燥するとうねりやハネが強くなるため、日頃から保湿ケアを心がけてください。
ドライヤーをかける際は、同じ箇所に熱風を当て続けず、常に動かしながら上から当てると髪が収まりやすくダメージも軽減できます。
シャンプー後はドライヤーの前にヘアオイルを少量なじませ、髪を熱から守りつつしっとりさせましょう。さらに紫外線も髪を乾燥させる原因になるので、日差しが強い日はUVスプレーなどで髪を保護できると理想的です。
睡眠や食事など生活習慣を整えることも髪質改善には有効です。頭皮まで栄養が行き届くよう、バランスの良い食事や十分な睡眠を意識して、内部から健康な髪を育てていきましょう。
美容師からのアドバイス
髪質ケアはすぐに劇的な変化が出るものではありませんが、続けるほど髪の扱いやすさが変わってきます。毎日の小さなケアの積み重ねが、襟足のくせ毛改善につながりますよ。
ここがポイント!
- 頭皮をマッサージしながら洗って毛穴の汚れを除去する
- 保湿力の高いシャンプーやトリートメントで髪に潤いを与える
- ドライヤー前にヘアオイルで髪を保護し、乾燥と熱ダメージを防ぐ
- 紫外線や生活習慣にも注意し、髪と頭皮の健康を保つ
襟足のくせ毛くるくるの対処法② 髪型・カットの工夫
髪型やカットを工夫することで、襟足のくせ毛を目立ちにくくすることができます。ここでは、くせを抑えるための具体的なスタイルやカットのポイントをご紹介します。
① 襟足を短めにカットする
強いうねりが気になる場合は、思い切って襟足の長さを短くし、髪の浮きや広がりを抑えましょう。ショートやツーブロックが有効です。
② 毛量と重さのバランスを整える
襟足部分が重すぎると髪が広がりやすく、軽すぎると毛先がはねやすくなるため、バランスを見ながら適度な厚みを保つのがコツです。
③ 結んだときの襟足を活かす
まとめ髪の際に出てくる襟足の毛は、無理に押さえるのではなく、後れ毛として巻いたりアレンジしてなじませると自然に仕上がります。
④ ゆるいパーマでなじませる
襟足のくせ毛が目立つ方は、全体にゆるくパーマをかけることで、くるくる感を他の部分に溶け込ませる方法もあります。
美容師からのアドバイス
襟足のくせ毛はカット次第で扱いやすさが大きく変わります。一人で悩まず、美容師に相談すれば髪質や好みに合わせたベストなスタイルを提案してもらえますよ。
ここがポイント!
- 襟足のハネが強いなら思い切って短くカットして悩みを解消
- 襟足を刈り上げるツーブロックにすれば首筋がスッキリ収まりやすい
- 襟足が長すぎたり軽くしすぎたりするとかえって跳ねやすいので注意
- まとめ髪で出る襟足の短い毛は、スタイリング剤で抑えるか後れ毛アレンジに活用
襟足のくせ毛くるくるの対処法③ 縮毛矯正は有効?

くせ毛の根本解消策として「縮毛矯正でまっすぐに伸ばしてしまう」という方法も考えられます。
まずはプロに相談を
襟足の髪がある程度(目安として5〜10cm以上)長さがあれば、部分的に縮毛矯正をかけてくせを伸ばすことは可能です。施術すればその部分の髪は数ヶ月程度まっすぐな状態が保てるため、朝のセットも格段に楽になるでしょう。
特に他の方法ではどうにもならない強い縮れがある場合、一度プロに相談してみる価値はあります。
縮毛矯正の注意点
ただし、襟足だけに繰り返し縮毛矯正をかけ続けることには注意が必要です。
縮毛矯正は強力な薬剤と熱処理で髪の形状を変えるため、部分的でも髪への負担は大きくなります。定期的に同じ箇所に施術すると、その部分だけ髪質が極端に変化したりダメージが蓄積してしまう恐れがあります。
また、今後全体にパーマをかけたりカラーをした際、縮毛矯正をしている部分だけ思い通りに仕上がらないケースもあります。襟足が短すぎる場合は施術自体難しいため、無理にかけない方が良いでしょう。
アイロンを使った対処法
どうしても気になる襟足のくせ毛には、毎日アイロンで伸ばすという対処でも構いません。部分的にサッとアイロンを通すだけなら髪全体への影響も少なく、手軽にまっすぐにできます。
縮毛矯正は最後の手段と考え、まずは日々のケアやスタイリングで様子を見てみることをおすすめします。
美容師からのアドバイス
「どうしても襟足のくせ毛を真っ直ぐにしたい!」という場合、部分的な縮毛矯正も一つの手です。ただ、髪への負担を考えると安易に繰り返すのはおすすめしません。プロの意見を聞きながら、自分の髪に合った方法を選びましょう。
ここがポイント!
- 襟足の長さが十分あれば部分的に縮毛矯正でくせ毛を伸ばすことも可能
- 縮毛矯正を何度も繰り返すと施術部分のダメージや髪質の差が大きくなる
- 襟足が短い場合は縮毛矯正が難しく、無理にしない方が良い
- アイロンやスタイリングで対処できる場合は縮毛矯正は最後の手段に
よくある質問
Q1. 襟足のくせ毛を完全になくすことはできる?
残念ながら、生まれつきのくせ毛体質を完全に変えることは難しいです。襟足のくせ毛も、毛穴の向きや髪質といった要因が関係しているため、根本からストレートヘアにするのは簡単ではありません。
ただし、適切なヘアケアやカット・スタイリングによって、くせ毛を目立たなくさせたり扱いやすくすることは十分可能です。毎日のケアの積み重ねで髪質が整えば、襟足のくせ毛も徐々に気にならなくなるでしょう。
Q2. 襟足だけ縮毛矯正をかけても大丈夫?
襟足だけ部分的に縮毛矯正をかけること自体は可能です。実際に襟足の髪が十分な長さあれば、そこだけピンポイントで施術するケースもあります。
ただ、部分的とはいえ薬剤や熱のダメージは避けられないため、繰り返し行うとその部分の髪質が他と差が出てしまうこともあります。
最初は様子を見るために一度だけ施術し、その後は極力アイロンやスタイリングで対処するようにし、必要に応じて数ヶ月〜半年に一度くらいの頻度でかけ直すのが良いでしょう。必ず美容師さんと相談し、髪の状態を見極めてもらってください。
Q3. 髪を結ぶと襟足の短い毛がくるくるとはねます。きれいにまとめるコツは?
髪を一つにまとめた際に襟足だけピョンピョンとはねてしまう場合は、スタイリング剤やピンを活用しましょう。まず、まとめ髪を作る前に襟足の短い毛を軽く濡らし、根元からドライヤーで下向きに引っ張るように乾かします。
それでも浮いてくる毛は、ハードタイプのヘアワックスやスプレーを指先になじませて撫でつけると、ピタッと収まりやすくなります。
どうしても収まらない毛は見えない位置でピン留めするか、いっそ後れ毛として残しコテで緩く巻いてしまうのも一つの方法です。そうすれば無理に押さえ込まず、スタイルの一部として自然に見せられます。
まとめ
襟足のくせ毛がくるくるしていても、対処法はあります。
襟足は生えグセや髪質によってくせ毛が出やすい部分ですが、日々の髪質ケアや適切なカット・スタイリングでかなり扱いやすくできます。どうしても気になる場合は部分的な縮毛矯正という手段もありますが、髪への負担も考慮しつつ慎重に検討しましょう。
毎日のちょっとした工夫で、襟足の「くるくる」ともうまく付き合って、思い通りのヘアスタイルを楽しんでくださいね。


コメント