髪の毛の切れ毛や枝毛、パサつきに悩んでいませんか?
ブラッシングのたびに毛先がプツプツ切れたり、二股に別れた枝毛を見つけるとショックですよね。枝毛や切れ毛は、髪のダメージがかなり進行しているサインです。このまま放っておくと髪全体のまとまりが悪くなり、ますます傷みが広がってしまう可能性も…。
でも大丈夫。原因を知って正しいケアをすれば、枝毛や切れ毛はきちんと改善できます!
この記事では、切れ毛・枝毛の原因と改善方法を美容師がわかりやすく解説します。最後まで読めば、傷んだ髪をしっかりケアしてツヤのある美髪を目指す方法がきっと見つかりますよ。
この記事でわかること
- 枝毛と切れ毛の違いと髪が裂けるメカニズム
- 枝毛・切れ毛を引き起こす主な原因
- 枝毛・切れ毛を改善するためのケア方法
- 枝毛・切れ毛を予防する日常のヘアケアポイント
切れ毛・枝毛とは?

枝毛・切れ毛とは、髪の毛がダメージによって裂けたり途中で折れてしまった状態のことです。どちらも髪内部までダメージが進んでいる深刻な状態で、放置すればパサつきやゴワつきが増し、髪全体のツヤやまとまりが失われてしまいます。
髪は表面を覆うキューティクル(うろこ状の膜)と内部のコルテックスなどで構成されていますが、強いダメージでキューティクルが剥がれたり内部の水分・タンパク質が流出すると、髪の繊維がもろくなり簡単に裂けてしまうのです。その結果、生じるのが枝毛や切れ毛というわけです。
枝毛と切れ毛の違い
枝毛は髪の毛先が二つ以上に裂けて枝分かれした状態、切れ毛は髪の途中でプツンと切断されて短くなった毛のことです。
見た目の違いはありますが、どちらも髪の深部にまで及ぶダメージによって起こる現象という点では同じです。原因や対策もほぼ共通して考えられます。
美容師からのアドバイス
枝毛も切れ毛も放っておくとどんどん増えてしまいます。早めに対策して、健康な髪を取り戻しましょうね。
ここがポイント!
- 枝毛:毛先が枝分かれして裂けた髪のこと
- 切れ毛:髪の途中でプツンと切れて短くなった毛
- 枝毛・切れ毛は髪の内部までダメージが進行したサイン
- 放置すると髪のパサつきや広がりが悪化するので要注意
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切れ毛・枝毛の原因は?日常に潜むダメージ要因
枝毛や切れ毛ができてしまう原因は、実は日常生活の中にたくさん潜んでいますが、代表的な要因として
- 摩擦(枕と髪の擦れ・ブラッシング・タオルでゴシゴシ拭く等)
- 熱(ドライヤーやヘアアイロンの高温)
- 紫外線
- ヘアカラーやパーマなどの薬剤
- 過度なシャンプーやブラッシングによる物理的な負担
が挙げられます。
これらはいずれも髪の表面のキューティクルを傷つけ、髪内部の水分・タンパク質を奪ってしまうため、髪が弱くなり切れ毛・枝毛につながります。
特に髪が濡れている状態はキューティクルが柔らかく開いてダメージを受けやすいため注意が必要です。乾燥しきっていない髪に強い摩擦や熱が加わると、健康な髪よりも簡単にダメージが進行してしまいます。
日々の習慣を一度見直して、髪に負担をかけている原因がないかチェックしてみましょう。
濡れた髪は特に切れ毛になりやすい
髪が濡れているとキューティクルが開いて非常にデリケートな状態になります。濡れたままの髪に強い摩擦や熱を加えると、乾いた髪以上にキューティクルが剥がれやすく切れ毛の原因となってしまうのです。
たとえば髪を乾かさずに寝てしまうと枕との摩擦で絡まり、朝に無理にほどこうとすれば毛が切れてしまうことも…。シャンプー後は放置せず素早く乾かし、濡れた髪で激しくブラッシングしないよう気をつけましょう。
美容師からのアドバイス
枝毛や切れ毛を防ぐには、まず原因を知って毎日の習慣を見直すことが大切です。ちょっとした心がけで、髪へのダメージはぐっと減らせますよ。
ここがポイント!
- 摩擦(ブラッシングやタオルの擦りすぎ)はキューティクルを傷つける原因に
- ヘアアイロンやドライヤーの過度な熱も髪のタンパク質を変性させてしまう
- 紫外線やカラー・パーマなどの薬剤も髪に深刻なダメージを与える
- 濡れた髪は特にデリケートで、乾いた髪よりもダメージを受けやすい状態になる
切れ毛・枝毛の改善方法

「枝毛・切れ毛ができてしまったら、もう元には戻らないの?」と不安になるかもしれません。しかし、適切な対処をすれば枝毛・切れ毛の量を減らし、髪の状態を改善することは可能です。
切れ毛・枝毛を改善する主な対処法
- ダメージ部分はカットする
枝毛・切れ毛を見つけたら、裂け目より数センチ上の健康な部分でカットしましょう。先端だけを切ってもすぐに再発することがあります。 - 補修系トリートメントで内部補修
集中ケア用のトリートメントやヘアマスクで髪内部に栄養と水分を与えましょう。ダメージを受けた部分を補修し、手触りを整える効果があります。 - 洗い流さないトリートメントやヘアオイルを使う
髪の表面をコーティングして乾燥や摩擦から守ることができます。特に毛先中心に馴染ませると効果的です。 - 熱ダメージを避けるスタイリングを心がける
ヘアアイロンやドライヤーは温度を下げたり、使用前に熱保護スプレーを使うなど、髪にかかる熱の負担を軽減しましょう。 - 美容室での集中トリートメントを利用する
髪の状態がひどい場合は、プロの技術で内部から徹底補修する施術を受けるのも効果的です。
枝毛は治せない?カットでダメージリセット
残念ながら、一度枝毛になってしまった髪の部分を完全に元通りに修復することはできません。市販の補修トリートメントで一時的にくっつけることはできても、裂け目そのものを消すことは不可能です。
枝毛・切れ毛を見つけたら、やはりその部分から少し上の健康な部分でカットしてダメージを取り除く必要があります。自分で切るのが不安な場合は、無理をせず美容師に任せるのが安心ですよ。
美容師からのアドバイス
傷んだ部分を切るのは勇気が要るかもしれませんが、そこからまた健康な髪を育てていきましょう。適切なケアを続ければ、枝毛や切れ毛は必ず減らせますよ。
ここがポイント!
- 一度できた枝毛・切れ毛は自然には元に戻らない
- 枝毛部分は裂け目より数センチ上からカットする必要がある
- カット後はトリートメントやヘアマスクで髪に栄養を補給ししっかり補修する
- 毛先にヘアオイルや洗い流さないトリートメントをつけて保湿・保護するとダメージの進行を防げる
切れ毛・枝毛を予防するには?毎日できる5つのケア

枝毛・切れ毛を予防するには、毎日の髪の扱い方を工夫してダメージを最小限に抑えることが大切です。ここでは、切れ毛・枝毛予防のポイントを5つご紹介します。
予防策① 正しいシャンプー&ドライ
髪をこすらずに洗い、しっかり泡立てた状態で頭皮中心に洗います。タオルドライもゴシゴシこすらず、優しく水分を押し出すように。ドライヤーは根元から乾かし、毛先は最後に仕上げ程度でOK。
予防策② 摩擦を減らすヘアケア習慣
髪が濡れている時は特にダメージを受けやすいため、ブラッシングは控えめに。外出時は風で絡まないよう結んだり、寝る前はナイトキャップやシルク枕カバーで摩擦を軽減するのも効果的です。
予防策③ ヘアオイル・ミルクで保護する
朝・夜のヘアケアにヘアオイルやミルクを取り入れると、乾燥や外部刺激から毛先を守れます。特に毛先中心にしっかり塗布すると、枝毛・切れ毛の発生を大きく減らせます。
予防策④ 熱ダメージを最小限にする
アイロンはできるだけ低温で使用し、同じ箇所に何度も当てないようにしましょう。ドライヤーも近づけすぎず、仕上げは冷風でキューティクルを整えるのがポイントです。
予防策⑤ 日々の保湿とUVケアで髪を守る
髪は肌と同じように紫外線を浴び続けると乾燥し、ダメージが蓄積します。強い日差しの下に長時間いるときは、帽子や日傘で髪を直射日光から守りましょう。また、エアコンの風も髪を乾燥させる原因になりますので注意が必要です。
毎日のトリートメントやヘアオイルで髪に潤いを補給し、髪の内部までしっかり保湿することで、髪の強度が保たれダメージに負けにくくなりますよ。
美容師からのアドバイス
髪の毛のケアは継続が大事です。毎日のちょっとした気遣いが、将来の枝毛・切れ毛予防につながりますよ。
ここがポイント!
- 濡れた髪はタオルで擦らず優しく水分を取るのが基本
- ドライヤーは適切な距離・温度で使い、仕上げに冷風を当ててキューティクルを引き締める
- ヘアアイロン使用時は必ず熱から守るスプレー等を使い、高温・長時間の当てすぎに注意
- 日頃から紫外線対策や保湿ケアを習慣にして髪のダメージを予防する
よくある質問
Q1. 枝毛や切れ毛は自分でカットしても大丈夫ですか?
はい、自分で切ることも可能です。ただし、枝毛を切るときは髪用のよく切れるハサミを使い、枝毛の少し上をまっすぐカットしてください。
切れ味の悪いハサミや途中でためらいながら切ると、断面がギザギザになり逆にまた裂け目が広がりやすくなってしまいます。自信がない場合は、無理をせず美容室でプロにお願いするのがおすすめです。
Q2. トリートメントで枝毛・切れ毛は治せますか?
残念ながら、トリートメントだけで一度できてしまった枝毛・切れ毛を完全に直すことはできません。
補修タイプのトリートメントは髪の表面をコーティングして一時的に手触りを滑らかにしたり、内部に栄養を補給してダメージの進行を抑える効果はあります。しかし、裂けてしまった髪そのものを元通りに接着することは難しいため、最終的にはカットで取り除く必要があります。
Q3. 枝毛を指で裂いたり抜いたりしてもいいですか?
いいえ、枝毛を見つけても指で無理に裂いたり髪ごと引き抜いたりするのはNGです。無理に裂くと健康な部分まで割れ目が広がってしまい、ダメージがさらに悪化します。
枝毛はハサミで丁寧にカットして処理するようにしましょう。抜いたりせず、根元から切ればその毛自体はなくなりますが、今度は切れ毛となって短い毛が飛び出す原因にもなるため注意が必要です。
まとめ
今回は切れ毛・枝毛の原因と改善方法について、美容師の視点から詳しく解説しました。
枝毛や切れ毛は髪の大切な栄養分が失われて起こるダメージのサインで、放置すると増えてしまいます。しかし、正しいケアと対策を続ければ、枝毛・切れ毛は必ず減らすことができます。毎日の丁寧なヘアケアと定期的なダメージ部分のカットで、ツヤのある健康的な髪をキープしていきましょう。
髪質改善には時間がかかるかもしれませんが、焦らずコツコツとケアを続けることが大切です。もしダメージが深刻で不安な場合は、プロの美容師に相談してアドバイスをもらうのも良いでしょう。適切なケアで今より美しく生まれ変わりま

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