リタッチの間隔はどのくらい?適切な頻度と注意点を美容師が解説

リタッチ

ヘアカラーのリタッチはどのくらいの間隔ですればいいのか、迷っていませんか?

リタッチ間隔が早すぎると髪へのダメージが気になるし、かといって放置すると根元と毛先で色が分かれてプリン髪になってしまう……と悩みますよね。

この記事では、カラーリタッチの適切な頻度やベストな間隔を美容師の視点からわかりやすく解説します。髪が傷まない染め直しのタイミングやブリーチ・白髪染めの場合の注意点、さらにリタッチとフルカラーの上手な使い分けまでご紹介します。

ヘアカラーを綺麗に長持ちさせたい方は、ぜひ最後までご覧ください!

この記事でわかること

  • カラーリタッチの適切な間隔(目安はどれくらい?)
  • リタッチを頻繁にしすぎる・長く放置しすぎるとどうなる?
  • ブリーチや白髪染めの場合のリタッチ頻度の目安
  • リタッチとフルカラー、それぞれのメリット・デメリット
  • 美しい髪色を保つためのリタッチとフルカラーの使い分け

カラーリタッチの間隔は1〜2ヶ月に1回が基本

ヘアカラーのリタッチは、一般的に1〜2ヶ月に一度のペースがおすすめです。

髪は1ヶ月で約1cm伸びるため、1ヶ月も経てば新しく伸びた根元が目立ち始めます。もちろん個人差はありますが、平均で1〜2ヶ月ほど経つと「そろそろ染めたい」と感じる方が多いようです。

早い方では根元が1cm伸びる1ヶ月でリタッチに行くこともありますが、1ヶ月でのカラー施術は決して早すぎることはありません。必要に応じて1ヶ月程度で染め直しても問題ないので、安心してください。

間隔を空けすぎるとどうなる?

一方、リタッチの間隔が3ヶ月以上空いてしまうと、新しく伸びた部分(黒髪)が約3cm以上になります。このくらい根元と毛先の色の差が大きくなると、自分でもはっきりプリン状態がわかりますし、美容室でもリタッチではなく全体染め(フルカラー)扱いになってしまうことがあります。

根元だけを染めるリタッチ料金で済むのは、サロンによって伸び幅2〜3cm程度までとしている場合が多いです。それ以上長く放置すると、一度の施術で色を均一にするのが難しくなり、追加で中間部分を染め直す手間や髪への負担も増えてしまいます。

美容師からのアドバイス

リタッチは早めのタイミングでも問題ありませんが、髪への負担を考えると無理のないペースで継続することが大切です。根元のプリンが気になり始めたら我慢しすぎず、1〜2ヶ月を目安にサロンで相談してみてください。

ここがポイント!

  • 髪は1ヶ月に約1cm伸びるため、リタッチは通常1〜2ヶ月に1回程度が目安
  • 1ヶ月での染め直しは早すぎる心配はなく、必要なら月1ペースでもOK
  • 3ヶ月以上放置すると根元が3cm以上伸びてプリン状態になりやすい
  • 根元の伸びが約2〜3cmを超えるとサロンではリタッチではなく全体染めになる場合が多い

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リタッチ間隔の目安① ブリーチ毛は1〜1.5ヶ月

ブリーチで明るく染めた髪の場合は、通常より早めのリタッチがおすすめです。目安として約1〜1.5ヶ月、遅くても2ヶ月以内には根元をブリーチし直すと良いでしょう。

明るい髪色は伸びた黒い根元とのコントラストが強く、1ヶ月もすると境目がはっきり目立ってしまいます。さらに、リタッチ間隔が長く空くと、新生部と既染部の差が大きくなり、次回ブリーチした際に色ムラが出たり均一に明るくなりにくいです。

根元から離れた部分は体温の影響で染まりにくく、一度で希望の明るさにするために余計な負担がかかることもあります。そのため、ブリーチ毛は1ヶ月半前後を理想的な周期として、長くても2ヶ月程度でお手入れするのが綺麗な髪色を保つコツです。

美容師からのアドバイス

ブリーチカラーは放置すると境目がくっきり出やすいので、早めのケアが肝心です。ただしブリーチは髪や頭皮への負担も大きいため、心配な場合は担当美容師に相談しながら無理のない範囲でリタッチしていきましょう。

ここがポイント!

  • ブリーチで明るく染めた髪は伸びた黒い根元が目立ちやすい
  • 境目を目立たせないため、ブリーチ毛のリタッチは約1〜1.5ヶ月、遅くとも2ヶ月以内が理想
  • リタッチ間隔が長すぎると次のブリーチで色ムラになったり余計なダメージに繋がる
  • ブリーチは髪や頭皮への負担が大きいので、心配なときは美容師と相談して頻度を調整する

リタッチ間隔の目安② 白髪染めは1ヶ月に1回

白髪が伸びてくると、生え際の白いラインが目立つため、白髪染めのリタッチは約3〜4週間(1ヶ月)に1回のペースで行う方が多いです。新しく生えた白髪は短くても光の加減でキラッと目立ちやすく、人によっては2〜3週間で「白い根元が気になる」という場合もあります。

頻繁に白髪染めをすると頭皮や髪への負担が心配ですが、一般的にヘアカラーは4週間以上間隔を空けることが推奨されます。どうしても白髪が気になる方には、伸びてきた部分をマスカラタイプの白髪隠しでカバーしたり、ハイライトを入れて白髪をぼかす方法も有効です。

まずは1ヶ月を目安に染め直しつつ、髪の状態を見ながら無理のない範囲でおしゃれを楽しみましょう。

美容師からのアドバイス

白髪染めはどうしても頻度が多くなりがちですが、頭皮のためにも最低1ヶ月は間隔を空けるようにしましょう。生え際の白髪が気になる時は、市販の一時着色料なども活用しながら、無理なく次のカラーまで乗り切ってくださいね。

ここがポイント!

  • 白髪は短い長さでも目立ちやすく、白髪染めのリタッチは約3〜4週間に1回が一般的
  • 白髪がすぐ目立つ人は3週間ほどで気になってしまうことも
  • ただしヘアカラーは頭皮の負担を考え4週間以上の間隔を空けるのが望ましい
  • 白髪が伸びて気になる時は一時的にカバーするグッズやハイライト活用もおすすめ

リタッチとフルカラーの違いと使い分け

リタッチカラーとフルカラーは、それぞれ利点と注意点があります。

リタッチは新しく伸びた根元部分だけを染めるため、毛先まで毎回カラー剤を塗らずに済み、髪へのダメージを抑えられるのが大きなメリットです。施術時間も比較的短く、料金もフルカラーより安く設定されているサロンが多いでしょう。

一方でリタッチを繰り返していると、毛先の色落ちや褪色が徐々に気になってくる場合があります。根元だけ染めても毛先の色味までは補えないため、カラーの種類によっては回数を重ねるうちに根本と毛先で色ムラを感じることもあるのです。

リタッチカラー フルカラー
染める範囲 伸びた根元のみ 髪全体
仕上がり 色味を維持しやすい 色ムラ補正・カラーチェンジ向き
ダメージ 少なめ 全体に負担がかかる
費用 比較的安い やや高め

フルカラーの適切なタイミングは?

ではフルカラーはいつすればいいのでしょうか。

基本的には普段のメンテナンスはダメージの少ないリタッチ中心で問題ありません。ただし2〜3回に1回のペースでフルカラーを取り入れると、髪全体の色のバランスが整い綺麗な状態を保ちやすくなります。

特に毛先の退色が気になる場合は、タイミングを見て全体カラーで色味を補充してあげるとよいでしょう。上手にリタッチとフルカラーを組み合わせて、理想のヘアカラーを長持ちさせてください。

フルカラーの使い分けと注意点

髪全体を染め直すフルカラーは、毛先まで均一な色味に整えたい時だけでなく、今とは違うカラーにイメチェンしたい時に有効です。リタッチではできない明るさや色味の大きなチェンジも、フルカラーなら可能です。

その代わり、既に染まっている毛先にも再度カラー剤を浸透させるため、ダメージや乾燥に繋がりやすい点には注意が必要です。また料金もリタッチより高くなる傾向があります。

美容師からのアドバイス

通常はリタッチ中心でカラーを維持し、必要に応じてフルカラーを組み合わせるのがベストです。髪の状態を見ながら、美容師と相談してリタッチとフルカラーを使い分ければ、ダメージを抑えつつ理想の髪色を楽しめますよ。

ここがポイント!

  • リタッチは根元だけ染めるので髪への負担が少なく、料金もフルカラーより安い傾向
  • リタッチを続けると毛先の色落ちがカバーできず、徐々に色ムラが出る場合がある
  • フルカラーは髪全体を染め直すので色味を均一に整えたり大きく変えることが可能
  • ダメージを抑えるには日常はリタッチ中心にしつつ、2〜3回に1回フルカラーを行うのがおすすめ

よくある質問

Q1. リタッチだけで髪色を明るくできますか?

リタッチは基本的に今の髪色を維持するための施術なので、髪全体を明るくすることはできません。根元だけ明るいカラー剤で染めても、毛先の色との差が出てしまいます。

髪色自体をトーンアップしたい場合は、毛先まで含めた全体カラーやブリーチが必要になります。

Q2. カラーを長持ちさせるためにリタッチの頻度を減らす方法はありますか?

リタッチの頻度を減らしたい場合は、まず根元と毛先の色の差が出にくいカラーを選ぶことがポイントです。地毛に近い明るさやグラデーションカラー、ハイライトを活用したデザインカラーにすると、伸びてきても境目が目立ちにくくなります。

また、カラーシャンプーなどの退色防止ケアで毛先の色持ちを良くしておくと、根元とのコントラストが緩和されリタッチまでの期間を延ばしやすくなります。

Q3. 自宅でリタッチ(根元染め)するのは難しいですか?

市販のホームカラー剤を使って自宅で根元を染めることも可能ですが、綺麗に仕上げるには注意が必要です。プロのように既染部分と新生部の境目だけを正確に染め分けるのは難しく、薬剤がはみ出すと毛先に色の重なりができてムラやダメージの原因になります。

また、サロンで使う薬剤とは色味や明るさが微妙に異なるため、根元だけ浮いたような仕上がりになってしまうケースもあります。

特にブリーチのリタッチは高度な技術が必要なので、自宅で行うのはあまりおすすめできません。できれば美容師に任せて、髪の状態に合った適切な薬剤でリタッチしてもらうのが安心です。

まとめ

髪色を綺麗に保つには、カラーのリタッチは1〜2ヶ月に一度を目安に行うのがおすすめです。明るい髪や白髪染めの場合はもう少し早めに手入れすると、常に美しい状態をキープできます。

リタッチを繰り返すだけでも問題ありませんが、数回に一度フルカラーを組み合わせることで色ムラなく艶やかな髪色が続きます。

髪の状態や理想のスタイルによって適切な間隔は変わりますので、美容師さんと相談しながら自分に合ったペースでカラーを楽しんでくださいね。

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