「三つ編みをしたはいいけれど、後ろ姿を見るとゴムの結び目が丸見えになってしまう……」そんなお悩みを抱えていませんか?
三つ編みが編めても、結び目が目立ってしまって仕上がりが野暮ったく見えるというお悩みは、実は多くの方が感じています。
この記事では、三つ編みの結び目を隠すための実践的テクニックを美容師の視点からやさしく解説します。読めば結び目がスッキリ隠れ、編み目も整って「自分でできる」アレンジとして格上げできますよ。
この記事でわかること
- 三つ編みで結び目(ヘアゴム)が目立つ原因とその対策
- 結び目を髪で巻いたり、くるりんぱを取り入れて隠す具体的なステップ
- 髪の長さ・太さ・質に応じたアレンジのコツ
- よくある失敗パターンと、美容師目線での修正ポイント
三つ編みの結び目が目立つ!3つの理由とは
三つ編みをして結んだ時、ヘアゴムやその結び目が目立つ主な原因は
- 毛束が均一でない
- ゴム直上の髪が巻き込まれていない
- 表面の仕上げが平坦すぎる
です。
特に髪が多かったり長さがあると毛束が重くなり、結び目付近に“たまり”ができてしまい、ゴムが浮きやすくなります。また、「髪質が細め」「根元から編み始めない」などの場合、編み目の最初で結び目の存在が露出することもあります。
仕上がりに差が出る“結び目の隠し方”のポイント
結び目を隠すためには、結んだゴムの直上または周囲に余裕ある髪束を巻きつける、もしくは「くるりんぱ+三つ編み」のコンビネーションを用いる方法が定番です。やり方は、後ほど詳しくご紹介します。
こうした手順を覚えることで、結び目が“ただ隠れている”だけでなく、編み目からの流れも自然で仕上がりに違和感が出にくくなります。
美容師からのアドバイス
結び目を隠す前に、まず編み始めの位置・毛束を整えておくと、隠しが格段にやりやすくなります。結び目が見えるなと思ったら、編み始めを少し上げてゴムが髪内に入る位置に調整してみましょう。
ここがポイント!
- 編み始めを根元寄りにすることでゴム位置が後頭部に沈みやすく
- 結んだあと、ゴム直上の髪を1〜2束取り巻きつける
- くるりんぱを使って“ゴムの上に穴を通す”と目立ちにくい
- 毛束を指で軽く引き出して“ほぐし感”を出すと隠し効果UP
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三つ編みの結び目を髪で隠す!基本の3ステップ

三つ編みの結び目を自然に隠すには、実は難しいテクニックは不要です。基本の手順をしっかり押さえるだけで、誰でも“ゴムが見えない上品な三つ編み”を作れます。
ここでは、初心者でも簡単にできる3ステップの方法を紹介します。
ステップ1「三つ編み+固定」
まずは髪全体を三つ編みにし、編み終わりをヘアゴムでしっかり固定します。ここでのポイントは「編み目をほどよくほぐす」こと。編みながらややゆるめに作ると、あとから毛束を引き出しやすく、結び目付近にも巻き付ける髪が残りやすくなります。
髪質が硬め・量が多い場合は、編む前に軽くオイルやクリームで毛流れを整えておくと良いでしょう。
ステップ2「髪束でゴムを覆う」
編み終わってゴムで留めたら、ゴムの上に髪束を1〜2束取り、ゴムを巻きつけてからピンで固定します。
具体的には、ゴムの直上あたりの髪を少量取り、ねじる/巻くようにしてヘアゴムを覆った後、ピンで髪の根元方向に向かって固定。こうすることで、ゴムが見えにくくなるだけでなく、仕上げに立体感も出せます。
ステップ3「ほぐして自然に仕上げる」
巻きつけて固定した後、三つ編み部分と結び目周辺を軽く指で引き出し、全体のバランスを整えます。引き出す際は、強く引きすぎず“少しずつ”を意識。トップや編み目をふんわりさせることで、結び目がより自然に髪の中に溶け込みます。
最後にスプレーで軽くキープすると、時間が経っても崩れにくくなります。
美容師からのアドバイス
髪束の取り方は“結び目より少し上”から取るのがコツ。結び目を真上から取りすぎると隠しきれず、逆に上すぎると巻きつけた部分が目立つことがあります。バランスを見ながら取るようにしましょう。
ここがポイント!
- ゴムを留めたあと、ヘアゴムと髪の境目を“髪束巻き”で隠す
- 髪束は細め(1〜2束)で十分。太すぎるとごわついて見える
- ピンは根元方向に挿して固定すると取れにくい
- 巻きつけた後、結び目周囲の毛束を指で少し引き出して自然に
三つ編みの結び目を隠す上級スタイル「くるりんぱ+三つ編み」
三つ編みだけで結び目を隠すのも有効ですが、くるりんぱを組み合わせるとより“ゴム目立ちゼロ”に近づきます。
手順としては、後頭部あたりで一度くるりんぱを作り、その後毛先を三つ編みに編む。くるりんぱ部分でゴムを隠しつつ、三つ編みで仕上げることでデザイン性も増します。この「くるりんぱ→三つ編み」の流れを覚えると、ゴム隠し+仕上がりの綺麗さが両立できるようになります。
編み方と注意点
編み方
- 髪を軽く整え、トップを少量逆毛を立ててふんわり感を出す。
- 後頭部・耳上辺りで髪をまとめてくるりんぱを作る。くるりんぱ直後に結び目用のゴムを通すか、くるりんぱ自体で結び目を内包する。
- くるりんぱの毛先と残りの髪を合わせて三つ編みに編み下ろす。
- 三つ編みを固定したあと、ゴム上の結び目に細めの髪束を巻いてピン留め。仕上げに三つ編み部分を指で少しほぐして“ラフ感”を出す。
注意点
くるりんぱの位置が低すぎるとゴムが後頭部下部に来て“首元のだらしなさ”を感じるので、場所をやや高め(耳下〜後頭部中心)に設定するのがおすすめです。
美容師からのアドバイス
くるりんぱ部分の穴を作るとき、幅を狭めに作ると“髪が抜ける”リスクが減り、仕上がりがすっきりします。多少ゆるめに作った後で形を整える流れがおすすめです。
ここがポイント!
- くるりんぱを使うことでゴムを髪内に埋め込みやすい
- くるりんぱ位置を耳下〜後頭部中心に置くとバランス良好
- 三つ編みの編み目をゆるめに作ってあとからほぐすとプロっぽく
- ゴム隠し後、トップや編み目を軽く引き出して“こなれ感”をプラス
三つ編みの結び目を隠す応用テクニック【髪質・長さ別】

結び目を隠す基本をマスターしたら、次は髪質や長さに合わせた応用テクニックに挑戦してみましょう。髪の量や質感によって最適な方法は少しずつ違います。自分の髪に合った工夫を取り入れることで、より自然で長持ちする仕上がりになります。
髪が細め/少なめの場合
髪が細かったり量が少ないと、結び目周囲の髪束が足りず「隠しきれない」ケースがあります。こうした場合は、結び目をやや高めに設定して“見える部分を少なくする”方法が有効です。
また、髪束を取ったあとに軽くヘアワックスやテクスチャー剤を使って“まとめ感”を出すと、細い髪でも隠し効果が高まります。
髪が多めまたは太めの場合
逆に髪量が多かったり太めだと、三つ編みや巻きつけた髪束が重くなって“だらしなく”見えることがあります。
この場合は、編む前に全体に軽くオイルやミルクをなじませて毛流れを整え、編み始めと巻きつけ用の髪束をやや引き締めて作るとまとまりが出ます。また、結び目を隠す髪束も“少量”に抑えることで、ごわつきを回避できます。
美容師からのアドバイス
どの髪質でも「結び目の位置を意識する」「隠す髪束を細めに取る」という基本を守ることで、仕上がりに大差が出ます。鏡の後ろ姿も確認しながらセットしましょう。
ここがポイント!
- 細め髪は結び位置を高めに、隠し用髪束にワックス活用
- 多め髪は束を細く取り、巻きつけ髪を絞って作る
- 髪質に応じて前処理(オイル・ミルク)をすると編みやすくなる
- 鏡で後ろ姿をチェックし、結び目が見えていないか確認
よくある質問
Q1. 三つ編みをしたらゴムの上に髪を巻き付けるだけでも良いですか?
はい、髪束を巻きつけるだけでも十分効果があります。ただし、巻きつける髪束が少なすぎると隠しきれなかったり、逆に多すぎるとごわついて見えるため“細めの束を巻く”のがコツです。
Q2. くるりんぱ+三つ編みの方法は時間がかかりそう。初心者でもできる?
初心者でも大丈夫です。くるりんぱの位置を低めに設定して、編み目をゆるめに作れば、編み込み感やゴム隠し効果が出しやすくなります。最初は少し練習が必要ですが、慣れれば数分で完成できます。
Q3. 髪がショート〜ミディアムで長さが足りない場合はどうすれば?
髪が短めの場合、結び目の位置を極力高めにして、巻きつけ用髪束を顔周りや耳上辺りから取ると隠しやすくなります。また、ヘアアクセ(バレッタ・ピンなど)と組み合わせて“巻いた髪束部分”を固定するのも有効です。
まとめ
三つ編みの魅力は手軽にできて、アレンジ幅も広く、日常から少し気合を入れたいお出かけまで使えるところ。しかし、ヘアゴムや結び目が目立ってしまうと、その魅力が半減してしまいます。
この記事では 、三つ編みの結び目を隠すための基本のステップから、くるりんぱを加えた応用、髪質・長さ別の工夫まで、美容師視点からわかりやすく解説しました。
三つ編みは、結び目が隠れて、編み目が整い、仕上がりに“こなれ感”が出せると、普段使いから特別な日まで自信が持てるヘアアレンジになります。ぜひ今日から実践してみてくださいね。


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