髪をカラーした後、「色落ちが心配だけど美容院でつけられたヘアオイルはこのまま寝ても大丈夫かな?」「染めた当日にシャンプーしていいの?」と不安に感じたことはありませんか?
カラー直後の髪はデリケートで、ケア方法ひとつで仕上がりや色持ちが大きく変わります。この記事では、そんなカラー後のヘアオイルに関する悩みを代弁し、美容師の視点から正しいアフターカラーケアを詳しく解説します。
ヘアオイル使用のメリットや注意点はもちろん、ツヤ髪と美しい髪色を長持ちさせるヒントが見つかるはずです!
この記事でわかること
- 美容院でカラー後にヘアオイルをつけられたときの正しい対処法
- カラー直後の髪の状態とシャンプー開始までの注意点
- ヘアオイルの効果とカラー後に適した正しい使い方
- カラーの色持ちを良くするための毎日のヘアケアポイント
美容院でカラー後にヘアオイルをつけられた!その目的とは
カラーの施術後、美容師さんが仕上げにヘアオイルをなじませてくれることがあります。毛先までツヤツヤに仕上がる反面、「このオイルは洗い流した方がいいの?」と戸惑う方もいるでしょう。しかし基本的に、美容院でつけてもらうオイルは洗い流す必要はありません。
ヘアオイルには髪の表面をコーティングして保湿し、カラー直後の乾燥しやすい髪に潤いとツヤを与える役割があります。染めたての髪はダメージを受けてキューティクルが開いている状態ですが、オイルをなじませておくことで水分の蒸発を防ぎ、外部刺激から髪色を守ってくれるのです。
また、オイルに含まれる栄養分が髪に浸透し、手触りをなめらかに整えてくれる効果も期待できます。仕上げに使われるオイルは、色落ちを防ぎつつサロン帰りの美しい質感を保つためのサポート役と言えるでしょう。
カラー後のヘアオイルは洗い流さなくて大丈夫?
美容院でつけてもらったオイルは、そのまま髪に残しておいて問題ありません。つけたまま眠っても髪や頭皮に悪影響はなく、むしろ夜間の乾燥から髪を守る効果があります。
ただし、仕上がりでオイルが多めについていて髪がベタつく場合は、無理に我慢する必要はありません。翌朝になったらぬるま湯で軽くすすぐか、低刺激のシャンプーで軽く洗い流すと良いでしょう。
ゴシゴシ洗う必要はなく、指の腹でやさしくマッサージする程度にすすげばOKです。そうすれば頭皮のベタつきも取れ、さらっと快適な状態でスタイリングできます。
美容師からのアドバイス
美容院で仕上げにつけるヘアオイルは髪に潤いを与え、カラーの色落ちを防ぐ効果があります。基本的に洗い流さずそのまま過ごして大丈夫ですが、髪が重く感じる場合は翌朝に軽く湯ですすぐなど調整してみてくださいね。
ここがポイント!
- 美容院の仕上げで使うヘアオイルは髪の保護や保湿に役立つ
- オイルは洗い流さずそのまま寝てもOK(髪や頭皮に害はない)
- ベタつきが気になるときは翌日にぬるま湯や低刺激シャンプーで軽く洗い流す
- ヘアオイルは毛先中心になじませてあり、髪全体をコーティングして色落ちを防いでいる
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カラー後のヘアオイルをシャンプーで洗い流すタイミング

染めたばかりの髪はとてもデリケートな状態です。ヘアカラー後しばらくは髪がアルカリ性に傾き、キューティクル(髪表面のうろこ状の部分)が開いています。このため、ごく少量の水分でも色素が流出しやすく、摩擦や熱によるダメージも普段以上に受けやすくなっています。
せっかく入れたカラーの色素をしっかり髪内部に定着させるには、初日の過ごし方に注意することが大切です。
特にカラー当日のシャンプーは色落ちの大きな原因になりかねませんから、できれば避けましょう。入浴時もなるべく髪を濡らさないように工夫し、シャワーは首から下だけに当てるか、髪をまとめてシャワーキャップで保護すると安心です。
「どうしても頭だけ洗いたい…」という場合でも、熱いお湯は使わずぬるま湯で優しくすすぐ程度に留めてくださいね。
カラー直後のシャンプーは24~48時間控える
多くの美容師が「カラーをした日はシャンプーを控えてください」とアドバイスするように、カラー直後は最低でも24時間、可能であれば48時間程度シャンプーをしないのが理想です。
これはヘアカラーの色素が髪に定着するまでに約2日ほどかかると言われているため。染めたその日にしっかり洗ってしまうと、色素が十分に浸透・定着しないまま流れ出てしまい、せっかくのカラーが台無しになりかねません。
カラー後、当日にシャンプーしたいときは?
カラー後にどうしてもヘアオイルなどのスタイリング剤や汗・皮脂が気になる場合は、前述の通りぬるま湯で軽く流すか、コンディショナーだけで洗う方法もあります(シャンプー剤は使わず、お湯+コンディショナーで地肌をマッサージする)。
シャンプーを我慢した翌日以降も、カラー1週間目まではできるだけマイルドな洗浄にとどめ、頭皮を爪でこすらず指の腹で優しく洗うことを心がけましょう。
美容師からのアドバイス
カラー直後の髪は特にナイーブな状態です。カラー当日から翌日にかけてはシャンプーを控え、色素をしっかり定着させましょう。もしお湯で流す場合も髪を擦らず、頭皮をマッサージするように優しく洗う程度にしてください。ちょっとした気遣いで色持ちが格段に良くなります。
ここがポイント!
- カラー直後は髪がアルカリ性に傾きキューティクルが開いたままの状態で色落ちしやすい
- ヘアカラー後24~48時間はシャンプーを避けて、色素を髪内部に定着させる時間を確保する
- 入浴時はシャワーキャップなどで髪を濡らさない工夫をし、どうしても洗いたい場合はぬるま湯すすぎやコンディショナー洗髪で対応
- ドライヤーやヘアアイロンの高温は避け、低温設定で短時間にとどめて乾かす(濡れた髪は特に熱ダメージに弱いため)
カラー後のヘアオイルの正しい使い方

カラー後の髪を美しく保つには、ヘアオイルを上手に活用した保湿ケアが欠かせません。カラーリングによる薬剤ダメージや乾燥でパサついた髪にオイルをなじませることで、ツヤと潤いを与えて手触りを良くし、退色を防ぐ効果が期待できます。
ただし、たくさんつければ良いというものでもありません。ここでは、ヘアカラー後に効果的なオイルの使い方と毎日のケアポイントを解説します。正しく使って、カラー長持ち&うるツヤ髪を目指しましょう。
カラー後のヘアオイルの塗り方
ヘアオイルは少量を毛先中心につけるのが基本です。適量の目安は肩〜セミロングで1~2プッシュ程度。まず手のひらにオイルを広げ、両手になじませてから髪の中間から毛先にかけてゆっくり揉み込むようにつけましょう。
毛先は特にダメージを受けやすく乾燥しがちなので、丁寧になじませることが大切です。根元付近にたくさんつけるとベタついてしまうため、頭皮近くは避け、足りないようなら後から少しずつ追加します。オイルを塗布した後はコームで軽くとかせば髪全体にムラなく行き渡ります。
カラー後のヘアオイルの効果
正しくオイルケアをすることで、乾燥によるパサつきを抑え、カラー後特有のきしみも緩和されるでしょう。また、髪表面がコーティングされることでツヤが生まれ、カラーの発色がよりきれいに見える嬉しい効果もあります。
美容師からのアドバイス
カラー後は髪が乾燥しやすくなるため、ヘアオイルを使った保湿ケアはとても効果的です。適量を守って、毛先中心に丁寧になじませてくださいね。
ここがポイント!
- オイルは毛先中心に少量ずつなじませる
- コームでとかしてムラなく塗布
- 根元にはつけすぎないように注意
- 毎日の継続でツヤと手触りがアップ
カラー後のヘアオイルだけ?色持ちを良くする4つのコツ

カラー後にオイルでしっかり保湿したら、その後の乾かし方や日々のケアにもひと工夫しましょう。髪色を長持ちさせるには、日常のケアがとても重要です。ここでは、具体的なケアのポイントを紹介します。
① ドライヤーは低温モードで使用
ドライヤーをかけるときは必ず低温モードで、髪から適度に離して風を当てます。熱風を近距離で長時間当てるとせっかくのオイルも蒸発してしまい、髪に負担をかけて色落ちの原因になります。
乾かすときは毛先からスタートし、根元に向かって風を送りましょう。こうすることでキューティクルが整い、ツヤが出やすくなります。
② 紫外線対策を取り入れる
さらに、紫外線も髪色を退色させる大敵です。外出時は日傘や帽子を利用したり、UVカット成分入りのヘアオイルやスプレーで紫外線対策を行うと安心です。
③ シャンプーはカラーケア用を選ぶ
洗浄力が強すぎるシャンプーは色落ちを早めてしまいます。アミノ酸系などのやさしい洗浄成分を使ったシャンプーや「カラーケア用」と表示された製品がおすすめです。
④ 保湿ケアを続ける
優しい泡で地肌を洗ったら、トリートメントやヘアオイルでしっかり保湿する——この流れを習慣にすることで、色持ちが格段にアップし艶やかな美髪が長続きします。ヘアオイルやトリートメントなどで髪の保湿を日常的に行うことで、退色を防ぎ、ツヤのある状態を保ちましょう。
美容師からのアドバイス
カラーの色持ちを良くするには、ちょっとした習慣が大きな違いを生みます。ドライヤーや紫外線、シャンプー選びに気を配る。普段から髪に優しいケアを続ければ、カラー後の髪でもツヤと潤いをしっかり保てます。
ここがポイント!
- ドライヤーは低温で短時間を意識する
- 外出時は紫外線対策を忘れずに
- 洗浄力のやさしいカラーケア用シャンプーを選ぶ
よくある質問
Q1. カラー当日の夜にシャンプーしても大丈夫ですか?
カラーした当日はシャンプーを控えるのがベターです。理由は、染料が髪内部に定着する前に洗ってしまうと色素が流出しやすいからです。
最低でも24時間、可能であれば48時間はシャンプーを我慢しましょう。どうしても気になる場合は、お湯ですすぐかコンディショナーのみで優しく洗う方法がおすすめです。
Q2. お湯の温度や乾かし方でカラーの持ちは変わりますか?
はい、変わります。熱すぎるお湯で洗うとキューティクルが開いて色落ちが進みやすくなるため、カラー後の洗髪はぬるま湯が適切です。
また、ドライヤーの高温風やヘアアイロンの頻繁な使用も髪にダメージを与え退色を早めます。なるべく低温設定のドライヤーで手早く乾かし、アイロンの使用も控えめにするとカラーの持ちが良くなります。
Q3. 色落ちを防ぐシャンプーはどんなものがいいですか?
カラーの色落ちを防ぐには、洗浄力がマイルドなシャンプーがおすすめです。具体的にはアミノ酸系洗浄成分を使ったシャンプーや「カラーケア用」と表示された製品が適しています。これらは髪や頭皮への刺激が少なく、必要以上に色素を落とさない処方になっています。
反対に、高級アルコール系など強い洗浄力のシャンプーは避けましょう。また、シャンプー時に髪を摩擦しすぎないことも大切です。優しく泡立てて洗い、しっかり保湿することで色持ちが良くなります。
まとめ
今回はカラー後のヘアオイルの扱い方を中心に、カラー直後の正しいヘアケア方法を詳しく解説しました。
カラー直後の髪はキューティクルが開いてデリケートな状態なので、当日のシャンプーは避けて色素を定着させることが大切です。また、美容院で仕上げにつけてもらうヘアオイルは髪を保護し潤いを与える役割があり、そのままにしておいて大丈夫だとお分かりいただけたと思います。
もしオイルで髪が重く感じる場合は翌日に優しくすすぐなど調整しつつ、普段から適量のオイルで保湿ケアを続けましょう。併せて低温のドライヤーや紫外線対策、刺激の少ないシャンプー選びなど丁寧なケアを習慣にすれば、サロン帰りの美しい髪色とツヤが長持ちします。
正しいアフターカラーケアで、理想のヘアカラーを思いきり楽しんでくださいね!


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