リタッチと縮毛矯正は同時にできる?メリット・デメリットと注意点を解説

リタッチ

くせ毛を真っ直ぐに整えるために縮毛矯正をかけたいけれど、同時に伸びた根元のリタッチカラーも気になる…一度に両方できたら便利だけど、髪への負担や仕上がりは大丈夫なの?と悩んでいませんか。

結論からいうと、条件を満たせばリタッチと縮毛矯正を同時に行うことも可能です。ただし髪の状態や施術順によっては注意が必要です。

この記事では、リタッチと縮毛矯正を同時施術するメリット・デメリットや同じ日に施術するポイント、別日に行う場合の最適なタイミングまで、美容師がわかりやすく解説します。注意点もしっかり理解して、賢くキレイな髪を手に入れましょう。

この記事でわかること

  • リタッチカラーと縮毛矯正は同時にできるか
  • 縮毛矯正とカラーを同時施術するメリット・デメリット
  • 同日に行う場合の順番と注意点
  • 別々に行う場合の理想的な間隔
  • 髪のダメージを抑える工夫とポイント

リタッチと縮毛矯正は同時にできる?

縮毛矯正とヘアカラーのリタッチ(根元染め)は、条件が整えば同じ日に同時施術することも可能です。実際、多くのサロンで「根元カラー+縮毛矯正」のメニューが提供されています。

ただし、髪への負担が大きい施術同士のため、誰でもいつでもOKというわけではありません。髪質やダメージ具合、美容師の技術や薬剤選定によって可否が変わります。

基本的にヘアカラーがリタッチ程度であれば、縮毛矯正と同日に行っても極端なトラブルは起きにくいです。しかし、ブリーチを含むカラーやハイダメージ毛の場合は同時施術を避けるのが無難でしょう。

同時施術が可能なケース

リタッチカラーと縮毛矯正の同時施術が比較的可能なケースとしては、「新生部(根元)のカラーのみを行う場合」や「縮毛矯正もリタッチ(伸びた部分のみ)の場合」です。どちらも施術範囲が根元中心なので、髪全体への負担が抑えられ、一緒に行いやすくなります。

同時施術が難しいケース

一方、全体カラーと全体縮毛矯正を一緒に行うケースは髪への負荷が非常に大きく、仕上がりも不安定になるリスクがあります。美容師の立場からも、髪をキレイに保ちたいなら本来は別日に分ける方が安全です。

同時にできるかどうかは髪の状態次第なので、事前に美容師としっかり相談しましょう。

美容師からのアドバイス

縮毛矯正とカラーを同時にする場合、まず髪のコンディションを最優先に考えましょう。お客様の髪のダメージが大きいと判断した場合は、無理に同日には行わないよう提案することもあります。

ここがポイント!

  • 根元カラー程度のリタッチであれば縮毛矯正と同日にできる場合が多い
  • 全頭ブリーチやハイダメージ毛では同時施術は避けたほうが安全
  • 同時施術の可否は美容師の判断や技術力にも左右される
  • 不安な場合は事前に美容師に髪の状態をチェックしてもらう

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リタッチと縮毛矯正を同時にするメリット・デメリット

縮毛矯正とリタッチカラーを同日に行う場合、便利さと仕上がり面での利点がある一方で、髪への負担や仕上がりの不安定さといったデメリットも存在します。

ここでは、同時施術を検討する際に知っておくべきポイントを、メリット・デメリットに分けて詳しく解説します。

同時施術のメリット

  • 一度の来店で両方の施術ができ、時間と手間を節約できる
  • ストレート後の髪にカラーを重ねることで、色の入りが良くなることもある
  • 矯正で退色しても当日カラーで色味を整えられる
  • ツヤ感のある仕上がりになりやすい

同時に施術を行う最大のメリットは「一度の来店で完結できること」です。特に忙しい方にとって、縮毛矯正とカラーのために別日に何度もサロンへ足を運ぶ必要がなくなるのは大きな利点です。

また、縮毛矯正の工程で一時的に髪色が抜けても、同日にカラーを重ねることで色味を整えやすいのもポイント。ストレートでキレイになった髪にカラーを入れることでツヤ感がアップするケースもあり、仕上がりの満足度が高い傾向があります。

同時施術のデメリット

  • ダメージが大きくなり、パサつきや切れ毛の原因になる可能性がある
  • 仕上がりが不安定になりやすく、カラーの定着に影響が出ることも
  • 施術時間が長く、体力的な負担が大きい
  • 髪質によっては希望の色味に調整しづらい場合がある

縮毛矯正とカラーはどちらも髪への負担が大きいため、同日に行うことでダメージが重なりやすくなります。特に細毛・ハイダメージ毛・ブリーチ毛の場合は、パサつきや切れ毛が出やすく、美容師としても慎重な判断が必要です。

また、複数薬剤を一度に使うため仕上がりが不安定になるリスクがあり、希望の明るさや色味に調整しづらい場合があります。施術時間が長くなる点も、同時施術ならではのデメリットです。

美容師からのアドバイス

同時施術のメリットに魅力を感じても、髪の健康あってのオシャレです。同時施術を希望する場合は、美容師に相談して、ダメージを最小限に抑える方法を考えましょう。

ここがポイント!

  • 一度で両方できるのでサロン来店の手間が減り時短になる
  • 縮毛矯正によるカラーの色抜けを同日のカラーで補える利点も
  • 反面、髪への負担は大きくダメージや仕上がり悪化のリスクが高まる
  • メリット・デメリットを踏まえ、自分の髪の状態に合った判断が必要

リタッチと縮毛矯正を同時施術する場合の順番と注意点

縮毛矯正とカラーを同じ日に施術すると決めた場合、その順番も重要です。

① 縮毛矯正を先に、リタッチカラーを後にするケース

一般的には、髪へのダメージや色持ちを考慮し、縮毛矯正を先に行い、その後でカラーをするケースが多いです。

縮毛矯正を先にしておけば、後からカラーをしてもストレート効果に影響は出にくく、また矯正でキューティクルを開いた直後の髪にカラーを入れることで色が入りやすい利点もあります。

ただし、この順番だと縮毛矯正の工程で一度髪色が明るく退色してしまうため、仕上がりのカラーがやや暗めになる場合があります。

② リタッチを先に、縮毛矯正を後にするケース

一方、リタッチ範囲のファッションカラー(おしゃれ染め)であれば、先にカラーで根元を染めてから縮毛矯正をする方法もあります。

そうすることで根元カラーを少し暗めに染めておき、その後の矯正で生じる若干の色抜けでちょうど良い明るさに仕上げる、といった調整が可能です。

③ 白髪染めの場合

白髪染めの場合は、縮毛矯正の後にカラーをすると薬剤の影響で染料が落ちてしまうため、縮毛矯正を先に行い、最後に白髪染めカラーをするのが基本です。

いずれの場合でも、同時施術時はカラー剤・矯正剤ともに髪の状態に合わせて弱めの薬剤を選ぶなど、美容師が細心の注意を払って施術しています。プロの判断に任せつつ、不安な点は遠慮せず確認してくださいね。

美容師からのアドバイス

縮毛矯正とカラーの順番は髪質やカラーの種類によって変えることがあります。プロに任せる部分ではありますが、「こうしたい」という希望がある場合は事前に遠慮なく相談しましょう。

ここがポイント!

  • 一般的には縮毛矯正を先にしてからカラーをする方法が多い
  • オシャレ染めリタッチの場合は先にカラー→後で矯正という手法もある
  • 白髪染めは縮毛矯正の後に行うのが基本(色落ち防止のため)
  • 施術中は美容師が適切な薬剤と順序を選んでくれるので、不安なことは遠慮なく伝えてOK

リタッチと縮毛矯正、別日にするなら間隔はどれくらい?

髪の負担を最小限にするためには、縮毛矯正とカラーを別々の日に分けるのが理想です。同時施術が難しい場合や不安がある場合は、無理をせず日にちを分けましょう。その際、どちらを先にやるかもポイントです。

① 縮毛矯正 → リタッチの場合:最低でも3日

基本的には先に縮毛矯正を行い、後日カラーをする順番がおすすめです。縮毛矯正後すぐの髪は結合が不安定なので、最低でも3日(72時間)程度は空けてからカラーリングすると良いでしょう。

可能であれば1〜2週間程度間隔を空けてあげると、髪への負担もぐっと減ります。

② リタッチ → 縮毛矯正の場合:2週間以上が目安

逆に先にカラーをしてから縮毛矯正をする場合は、色落ちを防ぐために2週間以上空けるのが望ましいです。

特に明るめのカラーやブリーチをした場合、短期間で縮毛矯正をかけるとせっかくのカラーが台無しになる可能性があります。やむを得ずカラー先行になったときは、1ヶ月程度間隔を空けてから縮毛矯正をするようにしましょう。

いずれにせよ、髪の状態に合わせて臨機応変に調整することが大切です。期間を空ける間はトリートメントなどでしっかりケアし、次の施術に備えましょう。

美容師からのアドバイス

髪への負担を考えると、時間に余裕があるなら分けて施術するに越したことはありません。私のお客様にも「本当は同時にやりたいけど…」という方には、間隔を空けるメリットをきちんと説明しています。髪を長く美しく保つためにも、焦らず計画的にケアしましょう。

ここがポイント!

  • 縮毛矯正先行: 縮毛矯正施術 → (1〜2週間後)カラー施術
  • カラー先行: カラー施術 → (2〜4週間後)縮毛矯正施術
  • 最短の目安: 縮毛矯正後なら3日、カラー後なら2週間は空けるのが無難
  • 間隔を空ける間はトリートメントなどで髪の補修ケアをしておくと◎

よくある質問

Q1. 縮毛矯正とカラー(リタッチ)は同じ日にやらない方がいいのですか?

髪の状態が健康でリタッチ程度のカラーであれば同じ日に行うことは可能です。ただし、髪への負担を考えると別日に分けた方が安全なのも事実です。ダメージが心配な方や髪が細い・傷んでいる方は、無理をせず間隔を空けることをおすすめします。

Q2. ブリーチしている髪でも縮毛矯正とカラーを同時にできますか?

ブリーチ毛に対しての縮毛矯正+カラーの同時施術は、基本的におすすめできません。ブリーチで非常にデリケートになった髪にさらに強い薬剤と熱を加えると、深刻なダメージや切れ毛の原因になります。

どうしてもという場合は、美容師とよく相談し、髪の状態次第では段階的に施術を行うなどリスクを減らす工夫が必要です。

Q3. 白髪染めと縮毛矯正を一緒にやっても大丈夫ですか?

白髪染めと縮毛矯正を同日に行うことも可能ですが、一般的なオシャレ染め以上に注意が必要です。

縮毛矯正の直後に白髪染めをすると染料が退色しやすくなるため、できれば別日に分けた方が綺麗に染まります。同時に行う場合は、縮毛矯正の後で白髪染めをする順番にし、美容師が薬剤を弱めに調整するなどして対応します。

まとめ

リタッチカラーと縮毛矯正を同時に施術することは可能であり、忙しい方にとっては一度で済む便利な方法です。ただし、その分髪への負担やリスクが伴うことも理解しておきましょう。

髪のダメージが心配な場合は、無理に同日に詰め込まず日を分けて行うことがベターです。どうしても同時にしたい場合は、今回解説した施術順のポイントや注意点を踏まえて、美容師さんとよく相談してください。

大切なのは、自分の髪の状態に合った無理のない方法で綺麗を叶えること。プロの力を借りながら、憧れのさらツヤ髪と理想のヘアカラーを安全に手に入れましょう。

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