紫シャンプーでムラになる原因は?使い方のコツを美容師が解説

紫シャンプー

髪の黄ばみ対策として人気の紫シャンプーですが、使ってみたら髪色がムラになってしまった経験はありませんか?

ムラシャンを使ったのに「一部分だけ色が入りすぎた」「思ったような仕上がりにならない」など悩む人も少なくありません。

この記事では、紫シャンプー(ムラシャン)でムラができる原因と防ぎ方を美容師が解説します。正しい使い方をマスターして、美しい髪色をキープしましょう。

この記事でわかること

  • 紫シャンプーの効果と特徴
  • 紫シャンプーでムラになる主な原因
  • ムラを防ぐ紫シャンプーの使い方
  • ムラができた時の対処法
  • 美容師からのアドバイス

この記事がおすすめの人

  • 紫シャンプーで髪がムラになり悩んでいる人
  • 紫シャンプー(ムラシャン)の正しい使い方を知りたい人
  • 黄ばみの少ない透明感ある髪色をキープしたい人
  • カラー後の色持ちを良くする方法を探している人

紫シャンプーとは?

紫シャンプーは、紫色の色素が配合されたカラーシャンプーです。まずは、紫シャンプーの効果や特徴について、くわしく見ていきましょう。

紫シャンプーの効果

紫シャンプーは、髪の黄ばみを補色の力で中和して透明感のある髪色を保つ効果があります。

特にブリーチ後やアッシュ系カラーをした髪に効果的で、黄ばみを抑えることで寒色系カラーを長持ちさせます。

ただし、紫シャンプー自体に髪を明るくする力はないため、暗い髪には効果が出にくい点に注意が必要です。 

紫シャンプーの特徴

紫シャンプーは通常のシャンプーより洗浄力がマイルドで、カラーの色素を髪に留めるための補助的な役割を持ちます。そのため、使用前に通常のシャンプーで髪と頭皮の汚れを落とすことが推奨されます。  

また、商品によって紫色素の濃さが異なり、濃いタイプは週1〜2回、薄めのタイプは毎日使えるものもあります。髪質やカラーの状態に合わせて選ぶことが大切です。

紫シャンプーに向いている髪色

紫シャンプーの効果を実感しやすいのは、ブリーチや明るめカラーをしている髪、または白髪です。逆に暗い髪では効果が感じにくいことがあります。

目安としては10トーン以上の明るさがある髪色のケース。光に透けるくらいの明るさがあれば色素が反応しやすく、紫シャンプーの補色効果がはっきりと表れます。

逆に暗いトーンの髪では変化がわかりにくく、ムラになって見えることがあります。 

紫シャンプーを使う手順

  1. 普通のシャンプーで髪と頭皮の汚れをしっかり落とす。
  2. タオルで余分な水分を軽く拭き取る。
  3. 紫シャンプーを普段より多めに取り、泡立てずに髪全体に塗布する。
  4. 目の細かいクシで根元から毛先までとかし、色素を均一に行き渡らせる。
  5. 5〜10分程度放置して色素を浸透させる。
  6. すすぎ残しがないように丁寧に洗い流した後、トリートメントで保湿する。

美容師からのアドバイス

紫シャンプーは髪を明るくするものではなく、色味を補充するものです。暗い髪には効果が薄いため、使う髪の明るさを確認しましょう。

ここがポイント!

  • 黄ばみを補色で抑えて透明感のある髪色にする
  • ブリーチ毛や明るい髪色に特に効果的
  • 濃い色素のタイプは使用頻度が毎日でも使えるものもある
  • 使用後はトリートメントで保湿して色落ちを防ぐ

紫シャンプーでムラになる4つの原因

紫シャンプーでムラになる主な原因は、色素が髪全体に均一に付着していないことです。ここでは具体的な原因を4つ、ご紹介します。

原因① シャンプーが髪全体に行き渡っていない

泡が届かない部分があると、その箇所だけ色素が入りにくくムラになります。特に後頭部や耳の裏などは注意が必要です。

原因② 髪の水分量が多すぎる

髪がびしょ濡れのままだと紫シャンプーが薄まり、色が定着しにくくなります。タオルドライで余分な水分を取ることが大切です。

原因③ もとのカラーやブリーチにムラがある

ブリーチの回数や髪色の明るさに差があると、紫シャンプーの補色効果が均一に働かずムラが目立ちます。

原因④ ダメージレベルに違いがある

ダメージが強い毛先は色素を吸収しやすいため、そこだけ濃く色が入ってしまいムラになることがあります。

美容師からのアドバイス

紫シャンプーは全体にムラなく行き渡るように、手やクシで丁寧になじませましょう。根元から毛先までしっかりカバーすることが大切です。

ここがポイント!

  • 髪はタオルドライで余分な水分をしっかり取る
  • 髪全体にムラシャンを均一に塗布する
  • 目の細かいクシで根元から毛先までとかす
  • もとの髪色の濃淡にも注意する

紫シャンプーでムラを作らないための対策

紫シャンプーでムラにならないためには、以下のポイントを意識しましょう。

対策① 普通のシャンプーで汚れを落としておく

紫シャンプーを使う前に、通常のシャンプーで頭皮や髪の汚れ、スタイリング剤をしっかり落としましょう。汚れが残っていると紫シャンプーの色素が均一に付着せず、ムラの原因になります。

対策② タオルドライで余分な水分を取る

髪がびしょ濡れのまま紫シャンプーを使うと、色素が薄まり浸透しにくくなります。タオルで軽く水分を拭き取り、しっとりした状態にしてから塗布することで、ムラを防げます。

対策③ 泡立てずにたっぷり塗布する

紫シャンプーは通常のシャンプーのように泡立てず、原液をそのまま髪全体に均一に塗布します。泡立ててしまうと色素が薄まるため、十分な量を手に取り、髪にしっかりなじませましょう。

対策④ クシで均一にとかす

塗布後は目の細かいクシや手ぐしを使い、根元から毛先まで丁寧にとかしていきます。これにより色素が均一に行き渡り、部分的な色ムラを防げます。

対策⑤ 適切な放置時間とすすぎ

紫シャンプーは5〜10分放置して色素を浸透させるのが理想です。長すぎると髪が乾燥する原因になるため、時間を守りましょう。また、すすぎ残しがあると頭皮トラブルにつながるので、しっかり流すことも重要です。

美容師からのアドバイス

紫シャンプーはケアと補色が目的なので、通常より多めの量を使いましょう。5~10分程度の放置時間を守り、洗い残しがないように丁寧にすすぐことも大切です。

ここがポイント!

  • 普通のシャンプーで髪を清潔にしてから使う
  • 髪の水気をしっかり取り、泡立てずに塗布する
  • 目の細かいクシで髪全体をムラなくなじませる
  • 5~10分置いたら丁寧にすすぎ、トリートメントで保湿する

紫シャンプーのムラに関するよくある質問

Q1. 紫シャンプーのすぐあとに普通のシャンプーをしてもいい?

紫シャンプーはカラーシャンプーなので、使用後にさらに普通のシャンプーで洗うと色素が落ちてしまいます。紫シャンプーだけで洗い流し、必要に応じてトリートメントで保湿ケアを行いましょう。

Q2. 紫シャンプーの放置時間はどれくらいが効果的? 

紫シャンプーは5~10分ほど置くと色素が髪に浸透しやすくなります。10分以上は髪が傷む恐れがあるので、長くても10分以内を目安にしてください。

Q3. 紫シャンプーは毎日使っても大丈夫? 

毎日使う必要はありません。むしろ毎日使用すると髪が乾燥したりダメージを受ける可能性があります。目安は週に2~3回程度にし、髪の状態を見ながら調整しましょう。

まとめ

この記事では、紫シャンプーがムラになる原因と対策について解説しました。

紫シャンプーは髪に紫色素を補充して黄ばみを抑えるアイテムですが、使い方次第でムラになってしまうことがあります。

ムラを作らないようにするには、髪全体に均一に塗布し、適切な放置時間で使用することが重要です。また、髪をケアしながら定期的に使うことで、ムラ知らずの美しい髪色をキープできます。

この記事からわかる5つのポイント

  1. 紫シャンプーは黄ばみを抑えて透明感のある寒色系カラーを維持する
  2. 髪全体にムラなく塗布しないと色の偏りでムラになる
  3. 普通のシャンプーで汚れを落とし、髪の水気を取ってから使う
  4. 5~10分の放置時間を守って効果的に色素を浸透させる
  5. 使用頻度は週2~3回が目安で、使い過ぎに注意する

コメント

タイトルとURLをコピーしました