髪を染めてもプリンにならない!髪色の選び方や対策を美容師が解説

プリン髪

せっかく髪を染めても、すぐに根元が黒く伸びてプリンになってしまう…そんな経験はありませんか?

明るい髪色ほど生え際とのコントラストが強く、1〜2ヶ月も経てばプリン髪が目立ってしまうものです。しかし、頻繁に美容院に通って染め直すのは大変ですよね。

この記事では、髪を染める際にプリンにならないためのカラー選びのコツや染め方の工夫を、美容師がわかりやすく解説します。プリン髪にさよならして、カラーをもっと長く楽しみましょう!

この記事でわかること

  • プリン髪ができる原因と仕組み
  • プリンにならない髪色の選び方
  • プリンになりにくいカラーリングのテクニック
  • プリン髪になってしまったときのリタッチ&応急対処法

この記事がおすすめの人

  • 髪を染めてもしばらくすると根元がプリンになるのが気になる人
  • 忙しくて頻繁に美容院に行けず、カラーを長持ちさせたい人
  • 明るいヘアカラーに挑戦したいけれど、プリン髪になるのが心配な人
  • プリン髪を目立たなくする具体的な方法を知りたい人
  • ヘアカラーの頻度を減らして、ダメージやコストを抑えたい人

髪を染めるとプリン髪になってしまう原因

プリン髪とは、髪の根元と毛先で色が分かれてしまった状態を指す俗称です。

カラーして時間が経ち、地毛の黒髪が根元に伸びてくると、毛先の明るい髪色との境目がくっきりと分かれてしまいます。上から見るとカスタードプリンのように見えることから、こう呼ばれているのです。

髪を染める人なら誰もが経験する現象ですが、決して染め方が悪いわけではなく、髪が伸びる以上避けられないものです。

髪が伸びるスピードとプリン髪の関係

髪は平均で1ヶ月に約1cm伸びます。そのため、カラー後1〜2ヶ月もすれば根元に地毛の黒髪が見え始め、いわゆるプリン状態になってしまいます。

特に明るく染めた髪ほど新生部の黒髪とのコントラストが強く、境界線がはっきりと目立ちやすいです。

美容師からのアドバイス

プリン髪は髪を染める以上どうしても避けられない現象ですが、カラーや染め方を工夫することで目立たなくすることができます。次の章から、その具体的な方法を見ていきましょう。

ここがポイント!

  • 「プリン髪」とは、髪を染めた後、根元から地毛が伸びて毛先との色の境目ができた状態のこと。
  • 髪は1ヶ月に約1cm伸びるため、カラーから1〜2ヶ月でプリンが目立ち始める。
  • 地毛と染めた髪の色の差が大きいほど、プリンがくっきり目立ちやすい。
  • プリン髪は誰にでも起こる自然な現象である。

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髪を染めた後にプリンにならない髪色の選び方

プリンにならないようにする一番シンプルな方法は、最初からプリンが目立ちにくい色に髪を染めることです。つまり、地毛に近い落ち着いた色味を選べば、根元が伸びてきても境目がはっきりせず、プリン状態が気になりにくくなります。

地毛に近い暗めカラーがおすすめ

プリンにならないようにするため、おすすめの暗めカラーには、

  • ダークブラウン
  • アッシュグレー
  • オリーブブラウン
  • ダークネイビー
  • バーガンディなど

のように、地毛の黒髪に近いトーンのカラーがあります。

このような暗めな色に染めておけば地毛とのコントラストが小さくなり、伸びた根元が目立ちにくくなります。特に日本人の髪は赤みが多い傾向があるため、ブラウン系や赤みのあるバーガンディなどは地毛となじみやすくプリン対策に適しています。

美容師からのアドバイス

明るいカラーも魅力的ですが、プリン髪が気になるならまずは髪色を暗めにするのが手軽な解決策です。特に美容院になかなか行けない方は、最初からプリンになりにくい色を選んでおくと安心ですよ。

ここがポイント!

  • 地毛に近い暗めの髪色に染めれば、根元が伸びてもプリンが目立ちにくい。
  • ダークブラウンやアッシュグレー、バーガンディなど、黒髪に近いトーンのカラーがおすすめ。
  • 日本人の髪は赤みが強いので、ブラウン系など少し赤みのある色味だと地毛になじみやすい。
  • 明るい髪色より暗めの髪色の方がカラーの退色も緩やかで長持ちしやすい。

髪を染めてもプリンになりにくいカラーリングのコツ

全頭を一色で染めず、染め方を工夫することでプリン髪を目立たなくすることもできます。

髪の一部だけを明るく染めたり、根元を暗めに残したカラーリングなら、地毛が伸びてきても境目がぼやけて気になりにくくなります。

たとえば、

  • グラデーションカラー
  • ハイライト
  • バレイヤージュ
  • シャドールーツ

といったデザインカラーが有効です。

ハイライトやグラデーションで境目をぼかす

グラデーションカラーは、根元から毛先にかけて徐々に明るくする方法で、あらかじめ根元を暗めにしておくため髪が伸びてもプリンが目立ちません。

ハイライトは髪の一部を筋状に明るく染める技法で、地毛と混ざり合うため新しく伸びた部分の境目がぼやけて見えます。また、ローライト(暗い色を部分的に入れる)を組み合わせるとコントラストをつけつつも境目を馴染ませることができます。

さらに、バレイヤージュ(フリーハンドでハイライトを入れる)やシャドールーツ(根元を暗く残すカラー)なども、明るい髪色を楽しみながらプリン髪を目立たなくするのに効果的です。

これらのデザインカラーは高度な技術が必要なため、挑戦したいときは美容師に相談してみてくださいね。

美容師からのアドバイス

明るい髪色に挑戦したいなら、カラーリング方法で工夫しましょう。全体を一色で染めるよりも、グラデーションやハイライトでデザインしてあげることで、プリン髪を気にせずおしゃれを長く楽しめます。

ここがポイント!

  • グラデーションカラー:根元を暗く、毛先を明るく染めておけば、髪が伸びてもプリンが目立ちにくい。
  • ハイライト・ローライト:部分的に明るい色や暗い色を入れると、地毛と染めた髪がなじみ、境目がぼやける。
  • シャドールーツ:あえて根元を暗いまま残すカラーで、明るい髪でもプリン部分を目立たなくできる。
  • これらのデザインカラーを取り入れれば、ハイトーンでも長くカラーを楽しめる(※セルフで再現するのは難しい)。

プリン髪になってしまったら?リタッチと応急対処法

プリン髪になってしまったら、根元だけ染め直す「リタッチ」が手軽にできて確実な解消法ですが、他にも応急処置として対処する方法があります。

ここでは、リタッチ以外にも手軽にできる対処法をご紹介します。

対処法① 根元だけを染め直すリタッチ

リタッチとは、新しく生えてきた根元のみを染める方法です。プリン状態を確実に解消できる一方、全体を染め直すよりダメージを抑えられるのがメリットです。

方法は、新しく伸びた部分にだけカラー剤を塗布し、他の部分の髪色と馴染ませます。全体を染め直すより短時間で済み、髪への負担も少なく済みます。ただし既染部分と全く同じ色にするのは難しいため、プロに任せるのがおすすめです。

対処法② ヘアアレンジでプリンを隠す

分け目をジグザグに変える、根元をふんわり立ち上げる、お団子や編み込みにするなど、ヘアアレンジで根元をカモフラージュできます。

対処法③ ヘアアクセサリーでカバー

カチューシャやスカーフ、帽子などの小物を使えば、根元を簡単に隠せます。忙しい日にもおすすめの方法です。

対処法④ 一時染めアイテムを使う

市販のカラースプレーやヘアマスカラで、伸びた地毛部分を一時的にぼかすことも可能です。次に染めるまでの応急処置として便利です。

美容師からのアドバイス

プリンが気になってきたら、無理に全体を染め直さなくてもリタッチで十分対応できます。忙しい時はヘアアレンジや小物で賢く乗り切り、次のカラーまで髪を労わってあげましょう。

ここがポイント!

  • リタッチなら根元だけを染め直し、髪のダメージも少なく済む。
  • ヘアアレンジで分け目や根元を工夫すれば、プリンを自然に隠せる。
  • ヘアアクセサリーは手軽で効果的なカバー方法。
  • カラースプレーやヘアマスカラで一時的に地毛を隠すことも可能。

髪を染めた後のプリン髪に関するFAQ

Q1. 染めた髪はどれくらいの頻度でリタッチすべきですか?

一般的には1.5〜2ヶ月に一度が目安です。ただし髪の伸びる速さや染めた色の明るさによって個人差があります。

明るいカラーは1ヶ月ほどで気になり始める場合もありますし、暗めのカラーやプリンになりにくいデザインカラーなら2〜3ヶ月持つこともあります。根元の黒髪が目立ってきたら、それがリタッチのタイミングです。

Q2. カラー後、当日に髪を洗っても大丈夫ですか?

できればカラー当日のシャンプーは避けましょう。染めた直後は髪のキューティクルが開いて不安定な状態のため、すぐに洗うとカラーが落ちやすくなってしまいます。

可能であれば24〜48時間程度は洗髪を控えるのが理想です。どうしても当日洗いたい場合は、ぬるま湯で優しくすすぎ、カラーシャンプーなど色落ちしにくい製品を使うとよいでしょう。

Q3. 色落ちを防いでカラーを長持ちさせるにはどうすればいいですか?

いくつかポイントがあります。まず、洗髪時は熱すぎないぬるま湯を使い、ゴシゴシ洗い過ぎないこと。市販のカラーケア用シャンプー(低刺激・無硫酸のもの)を使うと退色を抑えられます。

ブリーチ毛であれば紫シャンプーで黄ばみを抑えるのも効果的です。また、ドライヤーやコテの熱も色落ちの原因になるため、過度な高温を避けましょう。

日光による退色を防ぐためにUVカットスプレーなどで髪を保護するといった対策も有効です。

まとめ

髪を染めた後にプリン髪にならないようにするには、正しい知識と工夫が大切です。

髪を染めるとどうしても根元がプリンになりがちですが、この記事で解説したようにカラーや染め方次第でプリンにならない髪色をキープすることもできます。たとえば暗めの色を選んだり、デザインカラーを活用することで、美容院に頻繁に通えない方でもカラーを長く楽しめます。

また、万一プリン髪になってしまった場合も、リタッチやヘアアレンジで対処できるので安心です。日頃からカラー用シャンプーを使うなどケアをすれば、色落ちを防いでプリン状態の発生も遅らせられるでしょう。

この記事からわかる次のポイントを押さえておけば、もう頻繁な染め直しに悩む必要はありません。プリン髪を気にせず、理想のヘアカラーを思い切り楽しんでくださいね。

この記事からわかる5つのポイント

  1. 髪は1〜2ヶ月で伸び、根元と毛先の差でプリン髪になる。
  2. 地毛に近い暗めカラーならプリンが目立ちにくい。
  3. ハイライトやグラデーションで境目をぼかせる。
  4. リタッチやアレンジでプリンを上手に隠せる。
  5. シャンプーや紫外線対策で色持ちを良くできる。

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