カラー後に髪が切れる原因は?5つの対処法を美容師が解説

カラー

カラーリング(ヘアカラー)をした後に、髪が切れ毛だらけになって困っていませんか?

カラー後に髪が急にパサついてキシキシし、短い切れ毛が目立つようになると、とても不安になりますよね。髪色をオシャレに楽しみたいのに、髪が傷んでボロボロになってしまっては悲しいものです。

実はヘアカラーの薬剤は髪に負担をかけやすく、正しくケアしないとカラー後の切れ毛や枝毛が増えてしまう原因になります。

この記事では、カラー後に切れ毛が起こる原因とその対策、ダメージを最小限に抑えるヘアケア方法を美容師がやさしく解説します。カラー後の髪を健やかに保ち、好きな髪色を楽しみ続けるためのヒントが満載です。ぜひ最後まで読んで、大切な髪を守る知識を手に入れてくださいね。

この記事でわかること

  • カラー後に切れ毛が起こる原因
  • 切れ毛を増やさないためのカラー後のヘアケア方法
  • カラーで傷んだ髪を補修する対処法
  • 切れ毛を防ぎながらカラーを楽しむポイント

この記事がおすすめの人

  • ヘアカラーやブリーチで髪の切れ毛に悩んでいる方
  • ヘアカラーのダメージを減らす方法を知りたい方
  • 髪を染めてもツヤのある美髪を保ちたい方
  • カラー後の正しいアフターケアを知りたい方
  • 切れ毛・枝毛を予防するヘアケアに関心がある方

カラー後の切れ毛が起こる原因

ヘアカラー直後に髪の毛がプチプチと切れてしまうのは、主にカラー剤によるケミカルダメージ(化学的な損傷)が原因です。

髪の毛は主成分であるケラチンというタンパク質が繊維状に集まった構造をしており、その表面はキューティクル(うろこ状の膜)に覆われて髪内部を保護しています。しかしカラー剤(特にブリーチ剤)は髪色を変える過程でこのタンパク質を分解し、キューティクルを傷つけてしまいます。

その結果、髪内部の水分や栄養分が流出してスカスカになり、髪の強度が低下してしまうのです。髪が弱く乾燥した状態になると、ちょっとブラシでとかしただけでも切れ毛や枝毛が発生しやすくなります。

ヘアカラーによるダメージの仕組み

カラーやブリーチの薬剤に含まれるアルカリや過酸化水素などの成分は、髪のキューティクルを無理に開かせて内部に作用します。この化学反応によって髪のタンパク質が壊れ、髪が本来持っている弾力やしなやかさが失われてしまいます。

また、カラー後しばらくはキューティクルが開いたままで不安定な状態になるため、普段より摩擦や熱の影響を受けやすいです。これらが重なり合って、カラー後には切れ毛が起こりやすくなるのです。

美容師からのアドバイス

カラーによるダメージは避けられませんが、メカニズムを理解すれば正しく対策できます。まずは髪がなぜ傷むのか原因を知り、適切なケアにつなげましょう。

ここがポイント!

  • ヘアカラーやブリーチは髪の内部構造を壊すほど強力
  • キューティクル損傷で髪内部の水分・タンパク質が流出
  • 髪が乾燥・脆くなり、切れ毛や枝毛が発生しやすい
  • ブリーチは特に髪の強度低下を招き、切れ毛リスクが高い

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カラー後の切れ毛を防ぐヘアケア方法

カラーをした後は、いつも以上に丁寧なヘアケアで髪を労わることが大切です。

まず、シャンプー選びから見直しましょう。カラー直後の髪はデリケートなので、洗浄力がマイルドで保湿成分が入ったアミノ酸系シャンプーなどを使うのがおすすめです。熱すぎるお湯で洗うと髪がさらに乾燥してしまうため、ぬるま湯(約38℃前後)で優しく洗いましょう。また、シャンプー後はトリートメントやコンディショナーでしっかり髪を保湿し、キューティクルを整えてください。

次に、洗髪後の扱い方も重要です。濡れた髪は特に傷みやすいため、タオルドライはゴシゴシこすらずタオルで優しく水分を吸い取ります。ドライヤーで乾かす際は、髪から15cmほど離して中温の風を当て、根元→毛先の順で乾かしましょう。仕上げに冷風を当ててキューティクルを引き締めましょう。

最後にオイルやミルクなどのアウトバストリートメントで髪をコーティングすれば、摩擦や乾燥から髪を守れます。

カラー直後のケアで気をつけること

ヘアカラーをした当日は、可能であればシャンプーを控えて髪を休ませるのがベターです。カラー後24〜48時間は色素が定着する大切な時間なので、何度も洗ったり強いシャンプーでゴシゴシ洗髪するのは避けましょう。

もしどうしても洗いたい場合は、低刺激のシャンプーとぬるま湯で優しく洗い、すすぎ残しがないよう丁寧に流してください。染めたての髪を労わることで、余計な切れ毛や色落ちを防ぐことができます。

美容師からのアドバイス

カラー直後は普段より髪がデリケートな状態です。少し手間をかけるだけでダメージの蓄積を大きく減らせるので、面倒がらずに丁寧なケアを心がけてくださいね。

ここがポイント!

  • カラー当日は可能ならシャンプーせず髪を休ませる
  • シャンプーは低刺激で保湿力の高いタイプを使用する
  • タオルで髪をこするのは厳禁。優しく水気を取る
  • ドライヤーは適度な温度・距離で使い、最後に冷風で仕上げる

カラー後に切れ毛ができてしまった場合の対処法

カラー後に切れ毛が目立つようになった場合、そのまま放置すると悪化してしまうことがあります。まずはダメージの進行を食い止めることが大切です。そのうえで、髪の状態を整えながら少しずつ改善を目指していきましょう。

以下では、具体的な対処法を紹介します。

対処法① 傷んだ毛先をカットする

切れ毛や枝毛部分は放置すると裂け目が広がりやすく、さらに見た目が悪化します。毛先を少し整えるだけでも全体の印象は改善され、ダメージの拡大を防げます。

対処法② 週1回の集中トリートメント

ヘアマスクや集中トリートメントを取り入れることで、髪内部に栄養を補給できます。ケラチンやアミノ酸など補修成分入りを選ぶと効果的です。

対処法③ アウトバストリートメントで日常ケア

洗い流さないオイルやミルクを使って、髪表面をコーティング。摩擦や乾燥から髪を守り、切れ毛の進行を抑えます。

対処法④ 熱ダメージを避ける

ドライヤーやアイロンを使うときは必ずヒートプロテクト剤を使用し、できるだけ低温・短時間で仕上げましょう。過剰な熱は切れ毛を悪化させます。

対処法⑤ カラーやパーマを控える

新たな薬剤施術は髪にさらなる負担をかけます。しばらく間隔をあけ、髪を休ませてから挑戦することが大切です。

傷んだ髪を早くきれいにするコツ

ダメージ毛を早くきれいにするには、定期的なトリートメントがおすすめです。美容院の高濃度トリートメントも取り入れつつ、ホームケアを継続しましょう。

一度で劇的に改善とはいきませんが、地道なケアの積み重ねが美しい髪への近道です。

美容師からのアドバイス

傷んでしまった髪はすぐに元通りにはなりません。でも、正しいケアを根気よく続ければ手触りや見た目は確実に良くなります。焦らずじっくりと髪を労ってあげましょう。

ここがポイント!

  • 切れ毛・枝毛が多い部分は早めにカットしてダメージ拡大を防ぐ
  • 週1回のヘアマスクなど集中ケアで髪に栄養と潤いを補給
  • 毎日オイルやミルクを使って髪を保護し、摩擦ダメージを軽減する
  • 新たなカラーやパーマは十分な期間を空けてから挑戦する

切れ毛を防ぎながらカラーを楽しむために

これからもヘアカラーを続けたい場合は、まずカラーの頻度を見直しましょう。毎月のように全体カラーを繰り返すと毛先までの蓄積ダメージが大きくなります。

理想は1〜2ヶ月以上間隔をあけ、伸びた根元のリタッチ中心に染めることです。それだけでも髪全体への負担が減り、切れ毛のリスクを下げられます。

カラーの施術方法にも工夫できます。美容院では近年、低ダメージのカラー剤やケアブリーチ、髪の結合を強化するプレックス剤など、ダメージを抑える新技術が発達しています。担当の美容師に相談して、なるべく傷まない薬剤や施術法を取り入れてもらいましょう。

また、色持ちを良くするカラートリートメントやカラーシャンプーを活用すれば、次のカラーまで美しい髪色をキープできるので染め直しの頻度を減らせます。その間に髪をしっかりケアして休ませれば、切れ毛を防ぎつつカラーを長く楽しめます。

美容師に相談するのがおすすめ

髪のダメージが気になるときは、プロの美容師に遠慮なく相談しましょう。髪の状態に合わせてダメージを抑える施術プランや適切なホームケア方法を提案してくれますし、自分では難しいカラー調整も安心して任せられます。

信頼できる美容師の力を借りながら、オシャレと美髪の両立を目指しましょう。

美容師からのアドバイス

ヘアカラーと髪の健康を両立させるには、「やりすぎない」ことがポイントです。スケジュールにゆとりを持ち、髪に優しい方法を選べば、好きなカラーを続けながら美しい髪をキープできます。

ここがポイント!

  • ヘアカラーは根元リタッチ中心にして毛先の重ね染めを減らす
  • ブリーチやパーマなど負担の大きい施術は同時に行わない
  • カラー用シャンプー・トリートメントで色持ちを良くし、カラー頻度を下げる
  • ダメージが気になるときは美容師に相談し、低ダメージ施術やケア方法を教わる

カラー後の切れ毛に関するFAQ

Q1. カラー当日の夜にシャンプーしても大丈夫ですか?

基本的にはカラーをした当日はシャンプーを控え、翌日以降に洗うのが望ましいです。染めた直後は色素が定着しておらず、強いシャンプーで洗うと色落ちや髪の乾燥を招きやすくなります。ただ、皮脂汚れやスタイリング剤が気になる場合は、ぬるま湯とカラー用のマイルドなシャンプーで優しく洗えば問題ありません。

Q2. カラー後の髪のダメージは、お湯の温度や乾かし方で変わりますか?

はい、変わります。熱すぎるお湯で洗うと髪の潤いが奪われ、乾燥して切れ毛につながりやすくなるため、カラー後は36〜38℃程度のぬるま湯が適しています。また、自然乾燥や乱暴なタオルドライは髪に負担をかけます。洗髪後はタオルで優しく水気を拭き取り、ドライヤーは髪から15cmほど離して中温で根元から毛先へ乾かし、最後に冷風で仕上げるとダメージを抑えられます。

Q3. カラー後の切れ毛を防ぐにはどんなシャンプーを使うべきですか?

カラー後は洗浄力がマイルドで保湿力の高いシャンプーがおすすめです。具体的には、アミノ酸系など髪や頭皮に優しい成分を使ったカラーケア用シャンプーが良いでしょう。洗浄力の強すぎるシャンプーは、せっかくの色素や髪の水分まで洗い流してしまい、乾燥や切れ毛の原因になりかねません。優しい洗浄成分のシャンプーで必要な潤いを守りつつ洗うことが、カラー後の髪には大切です。

まとめ

ヘアカラー後に切れ毛が増えるのは、薬剤によるダメージで髪が乾燥・脆くなるためです。しかし、アフターケア次第でそのダメージを最小限に抑え、美しい髪を保つことができます。

適切なシャンプー選びやトリートメント、乾かし方などの工夫で、カラーと上手に付き合っていきましょう。もし切れ毛ができてしまっても、焦らずケアを続ければ徐々に改善します。おしゃれを楽しみながら、ぜひ髪の健康も大切にしてくださいね。

また、次のカラーまで十分な間隔をあけたり、美容師にダメージ対策を相談したりすることも効果的です。今回ご紹介したポイントを実践して、ヘアカラーと美髪の両立を目指しましょう。

この記事からわかる5つのポイント

  1. ヘアカラーは髪のキューティクルを傷つけ、内部のタンパク質を失わせて切れ毛の原因に
  2. カラー後は低刺激シャンプーや正しい乾かし方でダメージを最小限に抑える
  3. 切れ毛ができたら放置せず、早めにカットして集中トリートメントで補修ケア
  4. 次のカラーやブリーチまでは十分に間隔をあけて髪を休ませる
  5. 美容師に相談し、ダメージを抑えるカラー方法とケアで美髪をキープ

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