切れ毛はセルフカットでOK?美容師が教える正しい枝毛処理法と注意点

切れ毛

髪を触ると、短い切れ毛がピョンピョン飛び出していて気になる…つい自分で切れ毛や枝毛を切りたくなった経験はありませんか?

美容院に行く時間がないとき、自宅でセルフカットできたら便利ですよね。ですが、自己流で切って髪を傷めないか心配という方も多いでしょう。

この記事では、切れ毛・枝毛をセルフカットする正しい方法と注意点を美容師がやさしく解説します。きちんと理解すれば、自宅でも安全にダメージヘアをケアできますよ。

この記事でわかること

  • 切れ毛・枝毛を放置するとどうなるか
  • 切れ毛はセルフカットしても大丈夫なのか
  • 自分で枝毛・切れ毛を切る具体的な方法
  • セルフカットする際の注意点やポイント
  • 切れ毛を増やさないためのヘアケア方法

この記事がおすすめの人

  • 切れ毛や枝毛が多く、髪のダメージに悩んでいる人
  • 枝毛や切れ毛を自分でケアしたいと考えている人
  • 忙しくて美容院になかなか行けない人
  • 髪を伸ばしているが痛んだ毛先が気になる人
  • 美髪をキープする正しいヘアケア方法を知りたい人

切れ毛・枝毛とは?放置するとどうなる?

髪の「切れ毛」は、途中でプツプツと切れて短くなった毛のことで、「枝毛」は毛先が二股以上に裂けてしまった毛のことです。どちらも髪のダメージが進行した状態で、一度できてしまったら自然に元通りになることはありません。

切れ毛や枝毛をそのままにしておくと、髪全体がパサついて見えるだけでなく、放置した部分からさらに裂け目が広がったり、他の健康な髪にダメージを与えたりする恐れがあります。

切れ毛や枝毛ができる原因

髪の枝毛や切れ毛の主な原因は、

  1. カラーやパーマなどの薬剤ダメージ
  2. ヘアアイロンやドライヤーの熱
  3. 過度なブラッシングや摩擦
  4. 紫外線、乾燥

これらが重なってキューティクルが剥がれ、内部の水分やタンパク質が流出することで起こります。こうして髪の繊維が脆くなり、毛先が裂けたり途中で切れてしまうのです。

美容師からのアドバイス

切れ毛や枝毛は早めにケアすることが大切です。放っておくと髪全体のダメージが進行するため、見つけたら無理に引きちぎらずハサミでカットしてあげましょう。

ここがポイント!

  • 切れ毛は途中で切れた短い毛、枝毛は毛先が裂けた毛のこと
  • どちらもダメージの蓄積が原因で起こり、一度できたら元には戻らない
  • 放置するとさらに裂け目が広がったり他の毛にも悪影響を及ぼす
  • 枝毛・切れ毛を見つけたら早めにカットしてダメージ部分を除去する

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切れ毛はセルフカットしても大丈夫?

枝毛や切れ毛は、自分で丁寧に切る分には基本的に問題ありません。実際、美容師の立場から見ても、毛先の枝毛など細かいダメージはセルフカットで対処してしまって構わないのです。むしろ、枝毛・切れ毛をそのまま放置するほうが髪には良くないため、早めに処理したほうが安心です。

ただし、切れ毛が大量にあったりダメージ部分が広範囲に及ぶ場合、また自分でうまく切れない場所の枝毛が多い場合は、無理にセルフカットしようとせず美容院でカットしてもらうのがおすすめです。美容師に相談すれば、傷んだ部分を整えつつヘアスタイルも綺麗に仕上げてくれるので安心ですよ。

切れ毛のセルフカットのメリット

自分で切れ毛を処理する最大のメリットは、思い立ったときにすぐケアできることです。忙しくて美容院に行けないときでも、セルフカットなら少しの時間で気になる枝毛を対処できます。

  • 思い立ったときにすぐケアできる
  • 忙しくても短時間で気になる枝毛を処理できる
  • 美容院に行くまでの応急処置になる
  • コストをかけずにダメージ部分を整えられる

切れ毛のセルフカットのデメリット

一方で、自分で髪を切るのが不慣れだと、長さを切りすぎてしまったり仕上がりが不揃いになるリスクもあります。また、後ろや内側の切れ毛は自分では見つけにくいというデメリットもあります。

  • 不慣れだと切りすぎたり仕上がりが不揃いになる
  • 後ろや内側の切れ毛は見つけにくい
  • 適切な道具を使わないと新たなダメージにつながる
  • 美容師による仕上がりの美しさには劣る

美容師からのアドバイス

初めてセルフカットに挑戦する場合は、無理に完璧を目指さなくて大丈夫です。気になる部分だけ少しずつ切るようにして、難しいところは美容師に任せましょう。

ここがポイント!

  • 枝毛・切れ毛はセルフカットで取り除いても基本的に問題ない
  • 放置するより切ってしまった方が髪への負担が少ない
  • 切れ毛が多い・ダメージ範囲が広い場合は美容院でカットしてもらうのが安心
  • 自分で切りにくい場所の枝毛は無理せずプロに任せる

切れ毛をセルフカットする正しい方法

セルフカットで切れ毛や枝毛を処理する際は、次のような手順で丁寧に行いましょう。髪全体を一気に切ろうとせず、少しずつ区分けして作業するのがコツです。

ここでは、切れ毛のセルフカットの基本ステップをご紹介します。

ステップ① 髪をとかして整える

まず髪全体をブラシやコームでしっかりとかし、もつれや絡まりを取ります。髪が乱れた状態だと切れ毛を見つけにくいため、スムーズにカットするための下準備です。

ステップ② 少量ずつ毛束を取る

気になる部分の髪を少し取り、指で軽くねじるか、指ではさんでスライドさせます。すると、乾燥して傷んだ短い毛先(切れ毛・枝毛)がピョンピョン飛び出してくるので確認しましょう。

ステップ③ 飛び出た毛をカット

飛び出している枝毛・切れ毛を、根元に近い部分から美容用のハサミで丁寧にカットします。一度に全部を切ろうとせず、ハサミは髪に対して垂直(まっすぐ)に当て、スパッと一回で切り落とすのがポイントです。

ステップ④ 少しずつずらしながら繰り返す

カットし終えたら、指に巻いた(はさんだ)位置を少しずつずらして、同じ毛束の次の傷んだ部分を探します。見つけたら同様に切り、毛束全体の気になる部分を一通り処理しましょう。

ステップ⑤ 他の箇所もチェック

同じように髪全体を少しずつブロック分けして、枝毛・切れ毛がないか確認しながら切っていきます。特に表面に浮いて見える切れ毛は忘れずにカットしておきましょう。

美容師からのアドバイス

セルフカットをする際は、焦らず慎重に行いましょう。少しずつ切り進めれば失敗も防げるので、時間に余裕があるときに取り組んでみてくださいね。

ここがポイント!

  • セルフカットするときは髪を少量ずつ分けて作業する
  • ハサミは理美容用の切れ味の良いものを使う
  • 枝毛・切れ毛は髪に対して垂直に当て、一回でスパッと切る
  • 無理に一度に切ろうとせず、慎重に少しずつ処理する

切れ毛をセルフカットするときの注意点と予防ケア

自分で髪を切るときは、いくつか注意すべきポイントがあります。また予防ケアについてもご紹介します。

切れ毛のセルフカットの注意点

基本的に髪は乾いた状態でカットするのがおすすめです。濡れているとダメージ部分を見逃しやすく、切り残しが出てしまう可能性があります。

  1. ハサミは工作用の文房具ではなく、理美容用のシザーを使用する
  2. 切れ味の悪いハサミは断面を潰し、かえって切れ毛を増やす原因になる
  3. 枝毛を指で無理に引き裂かない
  4. すきバサミで一気に梳いて切れ毛を減らそうとしない
  5. 基本的に乾いた髪で行う

切れ毛を増やさないためのヘアケア

セルフカットでダメージ部分を取り除いたあとは、これ以上切れ毛を増やさないためのヘアケアにも力を入れましょう。

切れ毛予防のポイントは、以下のとおりです。

  • シャンプー後は洗い流さないトリートメントやヘアオイルで保湿する
  • ドライヤー・アイロンはヒートプロテクト剤を使い、高温を長時間当てない
  • タオルドライはこすらず、優しく水気を取る
  • 髪が濡れたまま寝ない
  • 紫外線対策に帽子や日傘を活用する
  • 栄養バランスの良い食事と十分な睡眠で内側から髪を強くする

美容師からのアドバイス

セルフカット後も、日々のヘアケア次第で髪の状態は大きく変わります。丁寧なケアを積み重ねていけば、切れ毛の少ないツヤのある髪に近づけますよ。

ここがポイント!

  • 切れ毛を自分で切るときは美容用ハサミを使い、指で裂いたりすきバサミで梳いたりしない
  • 枝毛・切れ毛は濡れた髪より乾いた髪のほうが発見しやすい
  • セルフカット後は洗い流さないトリートメントやヘアオイルで毛先を保湿する
  • 日頃から熱や摩擦のダメージを減らし、栄養バランスの良い食事で髪を健やかに保つ

よくある質問

Q1. トリートメントで枝毛・切れ毛を修復できる?

残念ながら、一度裂けたり切れてしまった髪をトリートメントで完全に元通りにすることはできません。

ヘアケア用品でコーティングして手触りを一時的に良くすることはできますが、内部の損傷までは治せないのです。基本的に枝毛や切れ毛はカットで物理的に取り除くしかありません。

ただし、トリートメントやオイルで髪を保護することで、それ以上悪化しないようケアすることはできます。

Q2. 切れ毛や枝毛をセルフカットするなら髪は濡れているほうがいい?

いいえ、枝毛や切れ毛を見つけて切るときは髪が乾いた状態のほうが適しています。濡れているとダメージ部分を見逃しやすく、切り残しが出てしまう可能性があります。

美容院で全体をカットする場合は濡らして行うことも多いですが、枝毛処理に関しては乾いた髪で一本一本確認しながら切るほうが確実です。

Q3. 家庭用の普通のハサミで切れ毛をカットしてもいい?

あまりおすすめできません。文房具用のハサミは髪を切るには切れ味が足りず、断面が潰れてかえってダメージを与えやすいです。可能であれば美容師が使うような理美容用シザーを用意しましょう。

どうしても手元にない場合は、なるべくよく切れるハサミを選び、切る前に刃を清潔にしてから使用してください。

まとめ

いかがでしたか?切れ毛・枝毛に悩んだとき、自宅でのセルフカットは決して難しくありません。正しい方法とケアさえ押さえておけば、忙しくて美容院に行けないときでも自分の手で髪のコンディションを整えることができます。

セルフカットではハサミの使い方や切り方に少しコツが要りますが、ポイントを守れば髪への負担を最小限に抑えてダメージ部分だけを取り除けます。さらに、日々のヘアケアを丁寧に行えば、新たな切れ毛を予防し、美しい髪をキープできますよ。

この記事からわかる5つのポイント

  1. 切れ毛や枝毛は一度できたら自然に治らないため、カットで取り除く必要がある
  2. 枝毛・切れ毛のセルフカットは正しく行えば問題なく、放置するより早めに切るほうが良い
  3. セルフカットするときは髪を少しずつ取り、よく切れるハサミで枝毛・切れ毛のみを丁寧に切る
  4. 自分で切りにくい箇所やダメージが酷い場合は、無理せず美容師に任せてカットしてもらう
  5. セルフカット後も、保湿ケアや熱・摩擦を避ける工夫、栄養管理などで切れ毛の再発を防げる

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