せっかく美容院で髪をカットしたのに、逆に切れ毛が増えた気がする…そんな悩みを抱えていませんか?
実は、美容院で切れ毛が増えるのにはいくつか原因があります。しかし原因を知り適切なケアをすれば、切れ毛の悪化は防げます。
この記事では、美容院で切れ毛が増える理由とその対策について、美容師がわかりやすく解説します。髪のダメージに悩んでいる方も、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
この記事でわかること
- 美容院で切れ毛が増えてしまう主な原因
- カットの技術やハサミが髪に与える影響
- カラーやパーマによる髪へのダメージと対策
- 美容院で切れ毛を防ぐための工夫ポイント
- 切れ毛を予防する毎日のヘアケア方法
この記事がおすすめの人
- 美容院の後、髪のダメージが気になる人
- カットしたのに枝毛・切れ毛が減らず悩んでいる人
- カラーやパーマの後に髪が傷みやすいと感じる人
- 切れ毛を予防する正しいヘアケア方法を知りたい人
- プロの美容師によるアドバイスを参考にしたい人
美容院で切れ毛が増える原因【カット編】
美容院で髪をカットしたのに、切れ毛や枝毛が逆に目立つようになることがあります。実は、これはカットの方法や使用するハサミの状態が関係している場合があります。
髪は繊細な繊維なので、切り方次第では毛先を綺麗に整えるどころか負担をかけてしまい、後から切れ毛が増える原因になり得るのです。
すきバサミや切れ味の悪いハサミによるダメージ
髪をすく際に使うすきバサミは、一度に髪の一部だけを切るため、切られずに残った髪が半分切れた状態になりやすいです。さらに、ハサミの切れ味が悪いと髪を潰すようにカットしてしまい、毛先がささくれたり白い点々(切れ毛の跡)が生じる原因となります。
また、スライドカットやレザーでのカットも、技術や刃の状態によっては髪に負荷をかけ、同様に枝毛・切れ毛の原因となります。
このように、カットの技術や道具が原因で髪にダメージが蓄積すると、せっかく切っても切れ毛がなくならないどころか増えたと感じてしまうこともあるのです。
美容師からのアドバイス
ハサミの手入れやカット技術で切れ毛の発生は大きく変わります。一人一人の髪質に合わせた丁寧なカットをしてくれる美容師を選ぶことも大切です。
ここがポイント!
- 切れ味の悪いハサミは髪を潰し、切れ毛の原因に
- すきバサミの多用は半切れ毛を生むリスク大
- スライドカットやレザーは髪質によって負担が大きい
- 切れ毛が気になるならブラントカット(真っ直ぐ切るカット)がおすすめ
美容師に無料相談できるQ&Aサイト

Answer Bは、美容師があなたのお悩みに無料で答えてくれるQ&Aサイトです。
「カラー後のケアが不安」「切れ毛に悩んでいる」などなど…どんな悩みでも相談OK。
ログインや会員登録は不要。完全無料なので髪のお悩みがある方は気軽に相談してみると良いでしょう。
美容院で切れ毛が増える原因【カラー・パーマ編】
もう一つ、美容院で切れ毛が増えてしまう要因として、カラーやパーマなど薬剤によるダメージが挙げられます。
髪色を変えたりパーマでイメージチェンジをするのはおしゃれには欠かせませんが、その反面、こうした施術は髪に強い負担をかけてしまうことも事実です。
もちろん、美容院では髪へのダメージを抑えるよう前処理トリートメントを使うなど工夫されています。しかし、それでも薬剤の影響をゼロにすることは難しく、髪質によっては切れ毛が増えてしまうこともあります。
カラーやパーマが髪を脆くする仕組み
カラーやパーマなどの薬剤施術は、髪の内部構造を変えるために化学反応を起こします。その際、髪のタンパク質が切断されたりキューティクルが開いて損傷することで、髪が脆くなり、切れ毛が増える原因になります。
特にブリーチ(脱色)や縮毛矯正は強力な薬剤と熱を使うため、髪への負担が大きく注意が必要です。また、カラーやパーマを繰り返しすぎたり一度に複数の施術を行うと、ダメージが蓄積し切れ毛が起きやすくなります。
薬剤によるダメージが蓄積すると、カットで毛先を整えても内部のダメージが原因で切れ毛が出てしまうことがあります。
美容師からのアドバイス
ヘアカラーやパーマはおしゃれに欠かせない反面、髪への負担も大きいです。施術の頻度を減らしたり、ダメージ軽減の処理を取り入れるなど、髪を守る工夫をしましょう。
ここがポイント!
- ブリーチや縮毛矯正は髪へのダメージが特に大きい
- 短期間にカラー・パーマを繰り返すと髪が脆くなる
- 薬剤でキューティクルが傷つくと髪内部が弱くなる
- 前処理・後処理トリートメントでダメージを軽減できる
美容院で切れ毛を増やさないためには?
ここまで、切れ毛が増える原因を見てきましたが、美容院で切れ毛を防ぐためには事前の対策も重要です。美容師とのコミュニケーションや施術の工夫によって、髪への負担を減らすことができます。
施術前のカウンセリングで切れ毛の不安を伝える
美容院では施術前に髪の状態を確認するカウンセリングがあります。
その際に
「切れ毛が気になっている」
「以前のカットで枝毛が増えた」
など、不安に思っていることを美容師に正直に伝えましょう。
プロは髪質やダメージ状態を考慮して、最適なカット方法や薬剤を選び、できるだけ負担を軽減してくれます。また、すきバサミを控えてほしいなどの要望があれば遠慮なく伝えてみてください。
たとえば、髪のダメージが大きい場合は、一度に無理をせずカラーとパーマを別日に行うなど計画的な施術がおすすめです。美容師は髪の状態を見て適切な提案をしてくれるので、遠慮なく相談してみましょう。また、美容師からトリートメントやホームケアのアドバイスをもらうのも良いでしょう。施術前にしっかり相談することで、切れ毛の不安を軽減できるはずです。
美容師からのアドバイス
髪の毛の悩みがある方は遠慮せずに伝えてもらえると、美容師側もより適切な提案ができます。髪の状態に合わせてカット方法や施術内容を調整することで、余計なダメージを防ぎましょう。
ここがポイント!
- カウンセリングで切れ毛の悩みや要望を伝える
- すきバサミを控えてほしい場合は事前に相談
- ダメージが大きいときはカラーとパーマを別日にする
- 心配ならトリートメントなどケアメニューも利用
切れ毛を防ぐためのホームケア方法
最後に、日常のヘアケアについてお話しします。美容院でどんなに丁寧に施術を受けても、その後の扱い次第で髪の状態は大きく変わります。
毎日の積み重ねで髪のダメージは蓄積も改善もしますので、摩擦・熱・乾燥などから髪を守る習慣を身につけましょう。そうすることで、切れ毛の発生を最小限に抑えることができます。
① シャンプーやタオルドライで摩擦を減らす
シャンプー時は髪と頭皮を優しく洗い、タオルドライもゴシゴシしないことが大切です。摩擦を減らすだけで切れ毛予防に大きな効果があります。
② 洗髪後はすぐに乾かす
お風呂上がりは濡れた髪を放置せず、すぐにドライヤーで乾かしましょう。毛先にヘアオイル等をつけて保護するのも効果的です。
③ ヘアアイロンは低温・短時間で使用する
高温や長時間のアイロン使用は髪を傷める大きな原因です。低めの温度で短時間にとどめ、熱から守るスプレーを併用すると安心です。
④ 紫外線や乾燥から守る
紫外線や乾燥も髪のダメージ要因です。日差しの強い日は帽子やUVスプレーで保護しましょう。日常的にヘアオイルやトリートメントで保湿することも大切です。
⑤ 定期的に毛先をカットする
傷んでしまった毛先は早めにカットすることで、ダメージが広がるのを防げます。伸ばしたい方も最低限のカットを取り入れると、健康的な髪を維持できます。
美容師からのアドバイス
日々のケアの積み重ねが美しい髪を育てます。難しいことはなく、少しの工夫で髪のダメージを防げるので、できることから続けてみてくださいね。
ここがポイント!
- シャンプーやタオルドライで髪に摩擦を与えない
- 洗髪後はすぐ乾かし、ヘアオイルで毛先を保護
- ヘアアイロンは高温・長時間を避け、熱保護剤を使う
- 紫外線や乾燥から髪を守る習慣をつける
- ダメージ毛先は定期的にカットして整える
よくある質問(FAQ)
Q1. 切れ毛が多いときは美容院でトリートメントした方がいい?
サロントリートメントは、傷んだ髪をコーティングして指通りを良くしたり、保湿して切れ毛の進行を抑える効果が期待できます。ですので、切れ毛が気になるときに美容院でトリートメントを受けるのは有効です。
ただし、トリートメントで既にできた切れ毛自体が治るわけではないので、日頃のホームケアと組み合わせて髪を補修していきましょう。
Q2. 美容院でカット後に抜け毛が増える気がするけど、これって大丈夫?
カット直後に自宅で髪がたくさん落ちることがありますが、多くの場合、それは切れ毛であり心配いりません。
カットによって生じた細かな切れ毛や、半分切れかかった毛が後から落ちることで、一時的に抜け毛が増えたように感じるのです。毛根のついた抜け毛(自然脱毛)でなければ薄毛の前兆ではないので、安心してください。
Q3. 一度できた切れ毛は治せる?
残念ながら、一度切れてしまった髪(切れ毛や枝毛)は元通りに接着することはできません。切れ毛をそのまま放置すると、裂け目がどんどん上に広がっていく可能性があるため、早めにダメージ部分をカットしてしまうのが一番確実な対処法です。
どうしても髪の長さを切りたくない場合は、一時的に切れ毛部分を保護するヘアオイルや補修効果のある洗い流さないトリートメントを使うと良いでしょう。
まとめ
美容院でカットしたのに切れ毛が増える原因として、カットの技術やハサミの状態、カラー・パーマなど薬剤施術によるダメージがあることがわかりました。ですが、美容師との事前の相談や施術方法の工夫、そして日頃の正しいヘアケアによって、こうした切れ毛のリスクは大きく減らすことができます。
髪は一度傷むと完全には元に戻りませんが、適切な対策を続けることで健やかな状態を保つことが可能です。切れ毛に悩んでいる方も、正しい知識とケアで髪の状態は必ず良くなります。
今回ご紹介したポイントを押さえておけば、美容院での施術後に切れ毛が増えるのを防ぎ、健康で艶やかな髪を保てるでしょう。それでも不安な場合は、一度プロの美容師に相談してみると安心です。髪質に合ったケア方法を提案してもらいましょう。
この記事からわかる5つのポイント
- 美容院で切れ毛が増える主な原因は、カット方法やハサミの状態、カラー・パーマなどの薬剤ダメージ。
- 切れ味の悪いハサミやすきバサミの多用は髪を傷つけて半端な切断面を生み、切れ毛の原因になる。
- カラーリングやブリーチ、縮毛矯正などの施術は髪の内部構造を弱くし、切れ毛を生じやすくする。
- 美容院で切れ毛を防ぐには、施術前に悩みを相談し、ダメージを抑えるカット方法やトリートメントを取り入れてもらうことが有効。
- 日常でも優しい洗髪・早めの乾燥・熱や摩擦からの保護を心がけ、切れ毛を予防することができる。
コメント