朝はサラサラだった前髪が、夕方になるとベタついて束状にペタンとなってしまう…。そんな悩みを抱えていませんか?
前髪が夕方にベタつくと、せっかくのスタイリングも台無しで気分も下がってしまいますよね。実は、前髪が夕方ベタつくのにはきちんと原因があり、防ぐためのコツも存在します。
この記事では、前髪ベタつきの原因と対策を美容師の視点からやさしく解説。読めば夕方でもサラサラ前髪をキープするポイントがわかります。
この記事でわかること
- 前髪が夕方ベタついてしまう主な原因とメカニズム
- 前髪のベタつきを防ぐための正しいヘアケア方法
- 外出先で前髪がベタついたときの応急リフレッシュ法
- 前髪のベタつきを抑える日常のスキンケアや生活習慣のポイント
この記事がおすすめの人
- 夕方になると前髪がオイリーになり、束状に分かれてしまうのが悩みの人
- 朝しっかりセットした前髪がペタンと崩れてしまい、一日中キープできない人
- 前髪のベタつきを抑えるヘアケア・スキンケア方法を知りたい人
- 日中に前髪がベタついたときの対処法や便利なアイテムを探している人
夕方になると前髪がベタつくのはなぜ?原因をチェック
前髪が夕方にベタつくのは、主に頭皮の皮脂とおでこの汗・皮脂が原因です。また、ヘアケアの方法によってベタつきを悪化させてしまうこともあります。
原因① 頭皮の皮脂過剰や洗い残し
頭皮から分泌された皮脂が前髪に移り、ベタつきの原因になります。洗浄力の強すぎるシャンプーで皮脂を取りすぎたり、逆にシャンプーが不十分で皮脂や整髪料が頭皮に残ったりすると、夕方までに前髪が油っぽくなりやすいです。
原因② おでこの汗・皮脂
額(おでこ)は皮脂腺が多く、時間が経つと汗や皮脂が出てきます。それが前髪に付着すると髪が束状に分かれ、ペタッとした印象になってしまいます。前髪が常におでこに触れているスタイルだと、特に影響を受けやすいでしょう。
原因③ ヘアケアや整髪料の影響
トリートメントを前髪につけると油分が残りベタつきの原因になります。また、ヘアワックスやヘアオイルなど油分の多い整髪料を前髪に使いすぎると、時間の経過とともにホコリを吸着し、髪がよりベタつきやすくなります。
美容師からのアドバイス
前髪が夕方ベタつく原因は、人によって頭皮の問題だったりお肌(額)の問題だったり様々です。自分のケースに当てはまりそうな原因を見つけたら、次章から紹介する対策をぜひ試してみてくださいね。
ここがポイント!
- 前髪のベタつきは、頭皮から分泌された皮脂が髪についてしまうことで起こる
- 額の汗・皮脂が前髪に付着すると、髪が束になってペタンとヘタって見える原因になる
- シャンプーの洗いすぎや洗い残しなど、ヘアケア次第で皮脂バランスが乱れてベタつきにつながる
- トリートメント剤や整髪料のつけすぎが、前髪のベタつきを悪化させる要因になる
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夕方の前髪のベタつきを防ぐ!ヘアケアのポイント
普段のヘアケアを少し見直すだけで、前髪の夕方のベタつきはかなり防げます。以下のポイントに気をつけてみましょう。
① シャンプーで皮脂バランスを整える
まずは毎日のシャンプーを見直しましょう。洗浄力がマイルドなシャンプーを使い、頭皮を優しく洗うことがポイントです。強すぎる洗浄成分で皮脂を落としすぎると、頭皮が乾燥してかえって皮脂を過剰に分泌してしまいます。
指の腹で生え際までしっかり洗い、シャンプーやトリートメントが地肌に残らないよう十分にすすぐことも大切です。また、洗髪後は前髪の根元まできちんと乾かし、髪を濡れたまま放置しないようにしましょう。
② 前髪に余計な油分をつけないようにする
シャンプー後のトリートメントは、前髪にはつけないように注意しましょう。油分を多く含むトリートメントが生え際に残ると、それだけで前髪が重くなりやすくなります。
同様に、スタイリングの際もヘアオイルやワックスを前髪には極力使わず、何もつけなくても済むように乾かし方やカットで調整するとベタつき予防になります。
どうしても整髪料を使うときはごく少量にとどめ、前髪にはつけないよう意識してください。
美容師からのアドバイス
普段のシャンプーやスタイリングを少し見直すだけで、前髪の夕方のベタつき具合はかなり変わってきます。特に洗髪時のすすぎ残しと、前髪へのトリートメント・整髪料の付着には注意しましょう。毎日の積み重ねがサラサラ前髪をキープするコツです。
ここがポイント!
- 洗浄力が強すぎないシャンプーを選び、頭皮に優しいヘアケアで皮脂の過剰分泌を防ぐ
- シャンプー時は指の腹で生え際まで丁寧に洗い、シャンプー剤やトリートメントのすすぎ残しがないようにする
- コンディショナーやトリートメントは前髪につけず、ワックスやオイルなど整髪料も前髪にはなるべく使わない
- 洗髪後は前髪の根元までしっかり乾かしてから外出し、髪を濡れたままにしない
夕方に前髪がベタついてしまったときの応急処置
どんなに気をつけていても、汗をかく季節などは「気づけば前髪がベタベタ…」ということもありますよね。そんなベタついた前髪をすぐにサラッと復活させる対処法を覚えておくと安心です。
① ドライシャンプーで手軽にリフレッシュ
前髪がベタついてしまったら、手軽に使えるドライシャンプーで皮脂をオフしましょう。スプレータイプのドライシャンプーを前髪に吹きかければ、余分な皮脂を吸着しペタンとした髪がふんわり復活します。コンパクトな携帯用もあるので、気になるときにサッと使えて便利です。
② ベビーパウダーや専用パウダーを活用
皮脂を吸着するパウダーを使うのも効果的です。おでこ用のベビーパウダーや前髪専用パウダーを生え際になじませると、脂で束になった前髪がサラサラに復活します。つけすぎると粉っぽく見えることがあるので、少量を薄く広げるのがコツです。
③ おでこの皮脂をこまめにオフ
前髪のベタつき対策には、おでこの皮脂を抑えることも大事です。前髪をケアする前に、まず額の汗や皮脂をティッシュなどで優しく押さえて取りましょう。それ以上皮脂が出ないよう、必要以上に額や前髪に触らないこともポイントです。
前髪が気になるときは手ぐしではなくコーム(くし)で整える習慣をつければ、余計な油分が付かず清潔に保てます。
美容師からのアドバイス
前髪がベタついてしまっても、焦らず適切に対処すれば元どおりのふんわり前髪を取り戻せます。ドライシャンプーや前髪用パウダーは一時的な応急措置にはなりますが、やはり根本的には日々のケアが大切。応急処置に頼りすぎず、普段の予防策と併せて活用してみてくださいね。
ここがポイント!
- 前髪がベタついたら、ドライシャンプーで余分な皮脂を吸着させて髪をふんわり復活させる
- ベビーパウダーや前髪専用パウダーを生え際に少量なじませると、脂っぽい前髪がさらさらにリセットできる
- 額の皮脂や汗はティッシュで優しく押さえてオフし、前髪に油分が移らないようにする
- 日頃から手で前髪や額を触らないよう意識し、前髪を整えるときは清潔なコームを使う
生活習慣とスキンケアの見直しでベタつき予防
最後に、前髪のベタつきを根本から減らすために役立つ生活習慣やスキンケアのポイントを押さえておきましょう。頭皮や肌の皮脂分泌をコントロールすることで、夕方の前髪の状態にも良い変化が現れます。
① 食生活と睡眠の見直しで皮脂を抑える
脂っこい食事や睡眠不足が続くと、皮脂の分泌が活発になりがちです。前髪のベタつきに悩む人は、まず食生活を見直してみましょう。揚げ物やジャンクフードばかりではなく、野菜やタンパク質中心のバランスの良い食事を心がけることで頭皮の皮脂量が改善する場合があります。
また、夜はしっかり睡眠をとり、夜更かしを避けることも大切です。十分な睡眠はホルモンバランスを整え、皮脂の過剰分泌を防ぎます。
② 額の皮脂を抑えるスキンケアを取り入れる
前髪がベタつきやすい方は、額のスキンケア方法も工夫しましょう。洗顔は朝晩2回までにとどめ、洗いすぎないように注意します。洗顔後は化粧水や乳液でしっかり保湿を行い、肌が乾燥して余分な皮脂を出さないようにすることがポイントです。
また、メイクをする場合はおでこに皮脂崩れ防止下地やフェイスパウダーを使ってテカリを抑えておくと、前髪への皮脂移りが軽減できます。
美容師からのアドバイス
美容院でのケアだけでなく、ご自身の生活習慣やスキンケアを見直すことも、美しい前髪をキープする重要なポイントです。体の内側と外側の両面から皮脂対策をすることで、夕方になってもサラサラの前髪を楽しめるようになりますよ。
ここがポイント!
- 脂質の多い食事ばかりだと頭皮の皮脂が増えやすくなるため、野菜やタンパク質中心のバランス良い食事を意識する
- 夜更かしや睡眠不足は皮脂分泌を乱す原因。早めの就寝と十分な睡眠で頭皮のコンディションを整える
- 額のスキンケアでは洗顔のしすぎに注意し、保湿をきちんと行って肌の水分油分バランスを保つ
- おでこには皮脂崩れ防止の下地やフェイスパウダーを使用し、皮脂による前髪への影響を減らす
夕方の前髪のベタつきに関するFAQ
Q1. 前髪が夕方ベタつくのを防ぐために、朝もシャンプーしたほうがいい?
基本的には夜に1回シャンプーすれば十分です。朝も洗うと頭皮の皮脂を落としすぎてしまい、逆に日中の皮脂分泌が増えて夕方ベタつきやすくなることがあります。
どうしても朝洗いたい場合は、夜はお湯だけで洗うなど頻度を調整しましょう。また、朝シャンプー後は根元までしっかり乾かし、汗をかいたらこまめに前髪を乾かすなどの対策を取ると良いです。
Q2. ドライシャンプーは夕方の前髪のベタつきに効果あり?
はい、ドライシャンプーは外出先などで前髪がベタついたときに手軽にリフレッシュできる便利なアイテムです。皮脂を吸着して髪をさらさらにしてくれます。
ただし、ドライシャンプーは一時的な応急処置なので、帰宅後は通常のシャンプーでしっかり洗い流してください。
Q3. 夕方の前髪のベタつきを防ぐ便利なグッズは?
前髪の皮脂対策グッズとしては、前髪専用の皮脂取りシートや前髪用パウダーなどがあります。
たとえば額に貼って皮脂を吸い取るシートや、携帯しやすいコンパクトタイプの前髪リセットパウダーなどが市販されています。こうしたグッズを活用すれば、外出先でも前髪のベタつきを簡単にケアできるでしょう。
まとめ
夕方に前髪がベタつく悩みは、頭皮や額の皮脂が主な原因ですが、毎日のヘアケアや生活習慣を工夫することで十分対策できます。
シャンプーの方法を見直して皮脂バランスを整え、スタイリング剤の使い方に気をつければ、前髪のベタつきはかなり予防可能です。また、外出先で前髪がベタついてしまっても、ドライシャンプーやパウダーで手軽にリフレッシュできます。
さらに、食事や睡眠など生活面を整え、額のスキンケアをしっかり行えば、夕方になってもサラサラな前髪をキープできるでしょう。ぜひ今日からできる対策を取り入れて、前髪のベタつきを解消してくださいね。
この記事からわかる5つのポイント
- 前髪が夕方ベタつくのは、頭皮からの皮脂や額の汗・皮脂が主な原因
- 洗浄力がマイルドなシャンプーで頭皮を丁寧に洗い、皮脂を取りすぎない&洗い残しを防ぐ
- トリートメントや整髪料を前髪につけないようにするだけでも、夕方までサラサラな前髪を維持しやすくなる
- ドライシャンプーやベビーパウダーを使えば外出先でもベタついた前髪をすぐリセット可能だが、根本対策として日頃のケアを見直すことが重要
- バランスの良い食事・十分な睡眠・適切なスキンケアで皮脂分泌をコントロールすれば、一日中前髪のサラサラ感を保ちやすくなる
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