髪のスタイリングでワックスとヘアオイルの違いがよく分からず、どちらを使えばいいのか迷っていませんか?
ワックスでしっかり固めるべきか、オイルでしっとりさせるべきか、それぞれの使い分けは難しいものです。両者は見た目の仕上がりや役割が異なるため、髪質や仕上げイメージに合わせて選ぶのがポイントです。
この記事では美容師の視点からワックスとオイルの違いをわかりやすく解説し、用途に応じた使い方や選び方のコツをご紹介します。この記事を読んで、理想のヘアスタイルを簡単に作れるようになりましょう!
この記事でわかること
- ワックスとヘアオイルの基本的な特徴と効果
- 髪質や仕上がりイメージ別の使い分けポイント
- 効果的な使い方と量の調整方法
- ワックス/オイルを同時に使うコツと注意点
- 自分に合ったスタイリング剤の選び方
ワックスとは

ワックスとは、髪に束感や動きを出してスタイルをしっかり作るスタイリング剤です。
髪をまとめやすく、高いセット力で形をキープできるのが特徴。製品によってクリームタイプやファイバータイプ、クレイ・マットタイプなど多彩なテクスチャーがあり、仕上がりの質感を選べます。
髪にワックスをつけると毛束がまとまり、毛先にナチュラルな動きが出やすくなります。ただしワックスは油分を含むため、つけすぎると髪が重くなったりベタついたりします。
使う際は少量から始めて、髪全体にムラなくのばすのがポイントです。
ワックスの上手な使い方
ワックスは乾いた髪に使うのが基本です。まず手のひらでワックスをよくのばし、毛先やトップなどスタイリングしたい部分に少量ずつつけていきます。
指先で髪をつまむようにして形を整え、毛束を作りながらしっかりなじませると自然な立体感が出ます。場合によっては少しずつ重ねづけして好みの束感を調整しましょう。
最後に軽く全体をもみ込むようになじませるとムラなく仕上がります。
美容師からのアドバイス
ワックスは髪に少量ずつつけ、手のひらでよくのばしてから髪になじませるのがポイントです。束感や立体感が足りないと感じたら、少しずつ量を足して調整しましょう。
ここがポイント!
- 髪に束感や動きを出しやすい
- スタイルを長時間キープできるセット力
- クリーム~マット系などテクスチャが多彩
- 使いすぎると髪が重くなるので適量を守る
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ヘアオイルとは
ヘアオイルは、髪に潤いとツヤを与えるトリートメント効果の高いアイテムです。
椿油やホホバオイルなど植物性オイル配合のものが多く、乾燥やダメージでパサついた髪にしっとり感を与え、広がりを抑えてまとまりやすくします。また、頭皮の血行を促進し髪の栄養補給にも役立つ効果が期待できます。
オイルを使うと「濡れ髪」のようなツヤ感が出ますが、ワックスのようなセット力はほとんどありません。
そのためオイルは髪を保護・補修する目的で使い、スタイルを固めるためではなく、仕上げや髪質ケアとして活用するのが向いています。
ヘアオイルの上手な使い方
ヘアオイルはタオルドライ後の髪や乾いた髪に使います。まず手のひらにオイルを適量伸ばし、髪の内側から毛先に向かって少しずつなじませます。
特に毛先や髪の中間など乾燥が気になる部分にはしっかり塗布しましょう。オイルをつけた後はドライヤーで髪をしっかり乾かすのがポイントです。
髪が濡れたままにするとベタつくので、乾かしたあと手ぐしで全体を整えるとさらっとした仕上がりになります。
美容師からのアドバイス
ヘアオイルは髪の毛先やパサつきが気になる部分にしっかり塗布し、優しくなじませましょう。多めにつけると髪が重くベタつくので、少量から始めて足りない部分に足していくと失敗しにくいです。
ここがポイント!
- 髪に潤いとツヤを与えるトリートメント効果がある
- パサつきを抑え、濡れ髪風のしっとり感を実現
- セット力はほぼないので、形を作る目的ではなく毛先のまとめに使用
- つけすぎると髪が重くなるので、少量ずつ様子を見てつける
ワックスとオイルの違いは?使い分けのコツを知ろう

ワックスとヘアオイルは成分も役割も大きく異なります。
ワックスはオイルに粘着成分(のり)を加えたもので、髪を束ねて形をキープする力があります。一方、オイルは主に髪に潤いとツヤを与え、ダメージを補修する効果が期待できます。
ワックスはスタイルをがっちり固定するのでボリュームや立体感を出したいときに最適です。逆にオイルは髪をなめらかにまとめるので、乾燥でパサつく髪や仕上げのツヤ出しに向いています。
髪型や髪質に応じて、まずオイルで髪を保護してからワックスで形を整えるなど、両方を組み合わせて使う方法も効果的です。
ワックスとオイルの使い分けポイント【シーン別】
ワックスとオイルは、髪質や仕上がりイメージに合わせて使い分けましょう。
髪をしっとりまとめてツヤを出したいときはヘアオイルがおすすめです。特に毛先のパサつきが気になる場合は、オイルでうるおいを補いつつドライヤーで仕上げると髪がまとまります。
一方、毛先に動きや束感を出したいときはワックスを使います。クリーム系ワックスは柔らかな束感、ファイバー系やマット系ワックスはドライな立体感を演出できます。
使い分けのコツは、朝のスタイリングでしっかり形を作りたい時はワックス、ナチュラルなまとめ髪や毛先の保湿にはオイルを使うと良いでしょう。
美容師からのアドバイス
ワックスとオイルは髪質や仕上がりイメージによって使い分けるのが大切です。オイルは髪に潤いを与える役割、ワックスはスタイルを固める役割があるので、髪の状態や目的に合わせて上手に活用しましょう。
ここがポイント!
- ワックス:髪を束ねて形を作る強力なセット力がある
- オイル:髪に潤いとツヤを与えるヘアケア効果が高い
- ワックスはクリーム~マット系まで多彩なタイプがあり、仕上がりを調整できる
- オイルはセット力がないので、あくまで髪のまとめ役・仕上げ用とする
ワックスとオイルの違いについてよくある質問
Q1. 髪が細い(ぺたんこになりやすい)場合はどちらがおすすめ?
髪が細い方やボリュームが出にくい方は、オイルをつけすぎると髪が重くなりやすいため注意が必要です。少量のオイルで毛先にツヤを出しつつ、ボリュームを出したい部分には軽めのワックス(ファイバー系など)で毛束感をつくるとバランスが良くなります。
Q2. ワックスとオイルは、いつ使うと良いですか?
ヘアオイルはシャンプー後のタオルドライ後や就寝前のケアとして使うと効果的です。ワックスは乾いた髪に使うのが基本で、朝のスタイリング時に適しています。
Q3. ワックスとオイルは一緒に使ってもいいですか?
はい、使い方を工夫すれば一緒に使うこともできます。一般的には、まず髪をタオルドライした後にオイルで毛先を保湿し、ドライヤーで乾かします。その後に乾いた髪にワックスをつけてスタイリングすると、ツヤとまとまりを保ちながら希望のヘアスタイルに仕上がります。
まとめ
ワックスとヘアオイルは、ワックスとオイルの違いを理解して使い分けることが大切です。
ワックスは髪にハリ・ボリュームを与えてスタイルをしっかり固定するのに対し、オイルは髪に潤いやツヤを補い、しっとりとした質感に整えます。
髪質や仕上がりのイメージに合わせて、ワックスとオイルを適切に選び使い分けることで、理想のヘアスタイルが叶います。
正しい使い方でスタイリングすれば、毎日のセットが格段に楽になるはずです。ぜひこの記事を参考にしてみてください!


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