ヘアカラー後にタオルに色がつくのはなぜ?原因と対策

カラー

ヘアカラーをした後、お風呂上がりに髪を拭いたタオルに色がついていて驚いた経験はありませんか?カラー後にタオルに色がつくと、「染めたばかりの色が落ちてしまったのでは?」と不安になりますよね。

実はこれは多くの人に起こりうる現象で、必ずしも失敗や異常のサインではありません。本記事では、美容師監修のもとでカラー後にタオルに色がつく主な原因と、その影響、そして自宅でできる対策やおすすめのタオルの扱い方についてやさしく解説します。

カラー後にタオルに色がつく主な原因

原因1.残留した染料が流れ出る

カラー直後から数日間は、髪の内部に入りきらなかった染料や表面に残った染料が洗髪時に流れ出ることがあります。シャンプーの泡に色がついたりタオルに色移りしたりするのはこのためです。これは髪の内部のカラーが抜けたわけではなく、表面の余分な染料が落ちているだけなので安心してください。

原因2.色素の定着不足・酸化が不十分

カラーは酸化反応によって定着しますが、放置時間が短かったり、カラー直後で髪が安定していないと、染料が流れやすくなります。完全に色が安定するにはおよそ1週間かかるとも言われます。この期間は汗や海水・プール、強い成分のケア剤などで色素が抜けやすくなるのです。

原因3.髪の状態(ダメージやコンディション)

ダメージが進んでキューティクルが開いている髪は、染料を内部に保持しにくく、色が流出しやすくなります。特にブリーチ毛や繰り返しカラーをした髪は、色移りしやすい傾向にあります。

原因4.染料の色や種類による違い

濃い色味や原色系(黒・赤・青・ピンクなど)は特に色素量が多く、色移りしやすいです。また、酸化染料よりもカラートリートメントやヘアマニキュアの方が表面に色素が残るため、洗うたびにタオルへ色が付く傾向があります。

タオルに色がつくのは問題ない?髪や体への影響

結論から言うと、少量の色移りは心配いりません。タオルに付着しているのは髪に定着しきれなかった余分な染料であり、髪色が大きく落ちてしまうわけではありません。人体や頭皮への影響もほとんどなく、むしろ残留薬剤をしっかり流す方が髪にとって良いとされています。

ただし、衣類や寝具にシミが残ってしまうことはあるので注意が必要です。特に白い服や枕カバーは染まりやすいため、数日間は濃い色のものを使うと安心です。一般的には1週間もすれば色移りはほとんど気にならなくなります。

自宅でできる対策とカラー後のケア

  • しっかりすすぐ
    自宅カラー後はお湯でしっかりすすいでからシャンプーしましょう。残留薬剤を残さないことが大切です。

  • カラー当日の洗髪は控えるか短時間に
    すぐに洗っても構いませんが、可能なら24時間~48時間はシャンプーを控えると安心です。

  • ぬるま湯で洗う
    熱いお湯は色落ちを促進するので、38℃程度のぬるま湯がおすすめです。

  • カラー専用シャンプー・トリートメントを使用
    低刺激でカラーケア成分入りの製品を使うと色持ちが良くなります。

  • 洗髪後はすぐに乾かす
    濡れたまま放置せず、ドライヤーで根元からしっかり乾かしましょう。

  • 数日は濃い色の衣類や寝具を使う
    白い服や高価な寝具は避け、黒や紺のタオル・枕カバーを使うと安心です。

カラー後におすすめのタオルと取り扱い方法

  • 黒や濃色のタオルを使用
    美容室でも黒タオルが使われるのは、色移りしても目立たないためです。家庭でも専用の濃色タオルを用意すると安心です。

  • 吸水性の高いタオルを選ぶ
    マイクロファイバータオルは吸水性が高く、ドライヤー時間を短縮でき、色移りリスクも減らせます。

  • 付着した色の洗濯方法
    他の洗濯物と分け、早めに単独で洗濯しましょう。酸素系漂白剤を使ったつけ置きで改善する場合もあります。

  • 古いタオルを活用
    色移り専用タオルとして古いタオルを再利用するのもおすすめです。

まとめ

ヘアカラー後にタオルに色がつくのは、多くの場合「余分な染料が落ちているだけ」で問題のない現象です。過度に心配する必要はありませんが、数日間は衣類や寝具への色移りに注意しましょう。正しいアフターケアを行えば髪色も長持ちし、不安も解消されます。

美容師に相談しながら、日常のちょっとした工夫で快適に美しい髪色を楽しんでください。

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