ブリーチをしたら髪がチリチリに切れてしまった…そんな経験はありませんか?
せっかくのハイトーンカラーも、切れ毛が目立ってしまうと台無しですよね。毛先が不揃いになったり、短い毛がピンピン立ってしまったりして、「どうにか隠したい!」と悩んでいる方も多いでしょう。
この記事では、美容師がブリーチによる切れ毛の隠し方とヘアケアのポイントをわかりやすく解説します。
上手なスタイリング術から日々のケア方法までわかりやすく紹介するので、ブリーチ毛のダメージにお悩みの方はぜひ最後まで読んでみてください。きっと髪の悩み解消に役立つヒントが見つかりますよ。
この記事でわかること
- ブリーチで髪が切れてしまう原因と切れ毛が目立つ理由
- 切れてしまった髪を目立たなくする隠し方とヘアアレンジ術
- 切れ毛をカバーするスタイリングのコツやおすすめの対処法
- ブリーチ毛のダメージを悪化させない日々のヘアケア方法
- 切れ毛をこれ以上増やさないための予防策とポイント
この記事がおすすめの人
- ブリーチで髪が傷んで切れ毛が目立って困っている人
- 髪をなるべく切らずにブリーチのダメージ部分を隠したい人
- 切れ毛を減らすヘアケア方法やスタイリングのコツを知りたい人
- ブリーチ後も美しい髪をキープしたいと考えている人
- これからブリーチをする予定でダメージ対策を万全にしたい人
ブリーチで切れ毛ができる原因と目立つ理由
ブリーチ直後の髪は、とてもデリケートな状態になっています。強力な薬剤で髪の色素を抜く過程でキューティクル(髪の表面のうろこ状の膜)が開き、内部のタンパク質や水分が失われてしまうためです。
その結果、髪の芯までスカスカになり、触っただけでもプチプチと切れてしまうほど脆(もろ)い髪になってしまいます。
また、ブリーチ毛は乾燥しやすく、切れ毛になると短い毛がピンと立ちやすいのも特徴です。特に頭頂部など根元近くで切れた毛は、まるでアホ毛のように目立ってしまうことがあります。
髪内部のダメージが深刻だと切れ毛になる!
ブリーチによるダメージで髪内部のケラチン(タンパク質)が破壊されると、髪は弾力を失って極端に弱くなります。その状態でブラッシングやドライヤーの熱など外部刺激が加わると、髪が耐えきれず途中でプツプツと切断されてしまいます。
一度切れた毛は元の長さには戻らないため、髪全体のシルエットが崩れ、不揃いな毛先や短い毛が目立ってしまいます。ブリーチで明るくした髪ほど傷みも大きく、光の当たり方によって切れ毛の部分がパサついて見えるため、余計に目につきやすくなるのです。
美容師からのアドバイス
ブリーチは高度な施術なので、無理をせず信頼できる美容師に任せるのが一番です。もし切れ毛ができてしまっても慌てずに、まず原因を知って正しく対処しましょう。
ここがポイント!
- ブリーチは髪の色素だけでなく栄養分まで奪い、髪の内部構造を弱くする
- 髪のタンパク質が壊れることで極端にもろくなり、指で触るだけでも切れ毛が発生しやすくなる
- キューティクルの損傷と乾燥が重なり、髪がチリチリ・パサパサの状態になるのが切れ毛の主な原因
- 根元近くで短く切れた毛は立ちやすく、乾燥による広がりで特に切れ毛が目立ってしまう
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ブリーチの切れ毛を隠すヘアアレンジ
切れてしまった髪を一番手軽に隠すには、ヘアアレンジで目立たないように工夫する方法がおすすめです。髪型を少し変えてあげるだけで、ピンピン飛び出す短い毛も意外とカバーできるものです。長さを極端に変えずに済むアレンジなら、「髪を切りたくない!」という方でも挑戦しやすいでしょう。
① ハーフアップにする
頭頂部や表面に短い切れ毛が目立つ場合は、髪の上半分をまとめてハーフアップにするだけでもかなり隠すことができます。トップをふんわりと結べば、根元付近のチリチリした毛も他の髪になじみ、外から見えにくくなります。
② ピンやバレッタで留める
飛び出てくる毛があるときは、ヘアピンやバレッタで抑えてしまうのがおすすめです。顔まわりの髪を少し残して留めると柔らかい印象になり、切れ毛部分を上手にカバーできます。
③ カチューシャやスカーフを使う
カチューシャやスカーフといったアクセサリーを活用すれば、切れ毛をおしゃれの一部として隠すことができます。華やかさもプラスできるので一石二鳥です。
美容師からのアドバイス
髪が切れてしまったときは、無理に引っ張ったりせず可能な範囲でアレンジして隠すようにしましょう。ダメージ部分をカバーしつつも、その間にしっかりヘアケアを続けて髪の回復を待つことが大切です。
ここがポイント!
- 切れ毛が気になる部分はハーフアップでまとめると目立ちにくい
- ヘアピンやバレッタで短い毛を抑えると自然になじむ
- カチューシャやスカーフなどの小物でおしゃれに隠すことも可能
スタイリングで切れ毛を目立たなくする3つの方法
毎日のセットの仕方を工夫すれば、ブリーチによる切れ毛も目立ちにくくなります。髪の質感を整えたりツヤを出したりすることで、ダメージ部分と健康な部分の差をぼかすことができるからです。
ただし、スタイリング時にさらに髪に負担をかけてしまっては逆効果。優しい方法で切れ毛をカバーするスタイリング術を取り入れましょう。
① ヘアオイルで潤いとツヤを与える
乾燥して広がった髪に少量のオイルをなじませると、髪表面がしっとり落ち着き、光を反射して切れ毛の部分も目立ちにくくなります。
② ワックスやスプレーで短い毛を抑える
どうしても立ってしまう短い毛は、ワックスやスプレーで軽く押さえましょう。指先に取ったワックスを表面に馴染ませるだけで、アホ毛のような切れ毛もカバーできます。
③ ヘアアイロンは低温で使う
アイロンやコテを使う場合は**低温(140~160℃程度)**に設定し、事前にヒートプロテクトスプレーを使って髪を守ることが大切です。高温で無理に伸ばすとさらに断毛のリスクが高まります。
美容師からのアドバイス
スタイリング剤は切れ毛隠しの強い味方ですが、付け過ぎは逆効果です。ベタつかない程度に少量ずつ使い、髪に負担をかけない範囲でセットしましょう。
ここがポイント!
- ヘアオイルで髪をしっとりまとめると、切れ毛部分がなじむ
- ワックスやスプレーで浮いた短い毛を抑えられる
- アイロンやコテは低温・短時間で扱い、熱ダメージを防ぐ
ブリーチ後の切れ毛を悪化させないヘアケアのコツ
隠すテクニックと並行して行いたいのが、ダメージ毛をいたわる日々のヘアケアです。
ブリーチによる切れ毛をこれ以上増やさないためには、乾燥を防いで髪を補修し、扱いやすい状態に整えてあげることが大切になります。
「どうせ切れた髪は元に戻らないし…」とケアを怠ってしまうと、残った健康な部分まで傷んでしまうかもしれません。そうならないためにも、できることからコツコツ実践していきましょう。
① トリートメントで保湿と栄養補給をする
シャンプー後は必ずダメージケア用のトリートメントを使い、髪の内部に潤いと補修成分を浸透させましょう。洗い流さないトリートメントをお風呂上がりに取り入れるのも効果的です。
② タオルドライとドライヤーは優しく
髪を乾かす際は、タオルでゴシゴシこすらずに優しく水分を吸い取ります。ドライヤーは中温〜低温で使用し、必要以上に熱を当てないようにしましょう。
③ 就寝時の摩擦を減らす
枕カバーをシルク素材に変えると、寝返りによる摩擦を減らし、髪のパサつきを防げます。翌朝のまとまりも良くなります。
④ 定期的に毛先をカットする
傷んでスカスカになった毛先は早めに整えるほど、切れ毛の進行を防ぎやすくなります。2〜3ヶ月に一度は美容室でメンテナンスカットをしましょう。
⑤ ブリーチの間隔を空ける
次にブリーチをする際は、前回から十分に間隔を空けることが大切です。同じ部分を繰り返し施術するのは避け、美容師に相談してダメージを最小限にしましょう。
美容師からのアドバイス
一度傷んだ髪は完全には元に戻りませんが、ケア次第で見違えるほど扱いやすくなります。焦らずコツコツとお手入れを続けて、髪本来の美しさを取り戻しましょう。
ここがポイント!
- トリートメントで保湿と補修を徹底する
- タオルやドライヤーは優しく扱って摩擦と熱を減らす
- シルクの枕カバーで就寝中の摩擦ダメージを防げる
- 定期カットと施術の間隔調整で新たな断毛を防ぐ
よくある質問(FAQ)
Q1. ブリーチで切れた髪はもう元に戻らない?
残念ながら、ブリーチで一度切れてしまった髪を完全に元通りに修復することはできません。髪は死んだ細胞からなる組織なので、折れたり傷んだ部分が自然に治ることはないのです。
ただし、トリートメントや適切なケアによって手触りや見た目を改善させ、これ以上悪化しないようにすることは可能です。ダメージ部分は伸びてきたら少しずつカットしつつ、新しく生えてくる髪を健康に保つよう心がけましょう。
Q2. 短い切れ毛が立ってしまうとき、アイロンで伸ばしてもいい?
切れ毛が目立つからといって、高温のヘアアイロンで無理に押さえつけるのはおすすめできません。髪が非常にもろい状態になっているため、過度な熱を当てるとさらに断毛を招く恐れがあります。
どうしてもアイロンを使いたい場合は低温設定にし、事前にヒートプロテクトスプレーを使って髪を保護してください。
基本的には、スタイリング剤(ヘアオイルやワックス)で抑えるだけでも十分効果がありますので、髪に負担の少ない方法から試してみましょう。
Q3. 次にブリーチするとき、切れ毛を防ぐ方法はある?
ブリーチによる切れ毛をゼロにするのは難しいですが、工夫次第でリスクを減らすことはできます。まず、時間を空けてブリーチすることが大切です。短期間に繰り返さず、髪がある程度回復してから施術しましょう。
また、美容室で相談すれば、ダメージを抑える処置(ケアブリーチや事前処理剤の使用など)を提案してもらえます。日頃からトリートメントで髪を強化し、ブリーチ当日までコンディションを整えておくことも有効です。
セルフブリーチはダメージ管理が難しいため避け、信頼できるプロに任せる方が安全です。
まとめ
ブリーチによる切れ毛ができてしまっても、隠し方の工夫と適切なケア次第で目立たなくしながら乗り切ることができます。
髪がボロボロになって落ち込んでしまうかもしれませんが、あきらめる必要はありません。ヘアアレンジやスタイリング剤を上手に使えば、傷んだ部分もうまくカモフラージュできますし、その間に徹底的にヘアケアをすれば髪の状態も徐々に改善していきます。
大事なのは、焦らずに髪をいたわってあげること。時間はかかりますが、ダメージを受けた髪も手をかけてあげれば必ず応えてくれます。
今回ご紹介した方法をぜひ試して、ブリーチヘアでも自信を持っておしゃれを楽しんでくださいね。
この記事からわかる5つのポイント
- ブリーチは髪の内部の栄養や水分を奪い、髪を脆くして切れ毛の原因になる
- 切れてしまった毛は元に戻らないが、ヘアアレンジ次第で目立たなく隠すことができる
- ハーフアップやピン留め、ヘアアクセの活用などでブリーチの切れ毛を上手にカバーできる
- ヘアオイルやワックスでツヤ出し・抑えを行い、低温アイロンで整えることで切れ毛の目立ちを軽減する
- 日々の保湿ケアと優しい扱い、そして定期的なカットでダメージを管理し、次回のブリーチでは間隔を空けて髪への負担を減らす
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