美容院へ行く機会が減り、髪を染めてから時間が経つと根元の黒い地毛が目立って「プリン髪」になってしまった経験はありませんか?
せっかくのおしゃれカラーも、プリン髪が目立つとスタイルが台無し…と憂鬱に感じる人も多いでしょう。
この記事ではそんなプリン髪を自然にごまかす方法を、美容師の視点から詳しく解説します。暗めのカラー選びやヘアアレンジ、帽子などのアイテム活用で根元の目立ちをカバーし、きれいな髪色をキープするコツがわかります。
この記事でわかること
- プリン髪の原因と放置するとどんな影響があるか
- プリン髪を目立たなくする暗めカラーの選び方
- ヘアアレンジや分け目でプリン髪をごまかす方法
- 帽子やターバンなどで手軽にプリン髪をカバーするテクニック
- 急ぎのときに使える応急処置のコツ
プリン髪とは?原因とその印象

「プリン髪」とは、明るくカラーリングした髪の根元に黒い地毛が伸びて髪色が2色に分かれてしまう状態のことです。
髪は1ヶ月に約1cm伸びるため、ショートヘアでは1~1.5ヶ月ほどでプリンが目立ってくることもあります。この状態はプリンの層のように見えることから「プリン髪」と呼ばれるようになりました。
ロングヘアならもう少し猶予がありますが、一般的には1~2ヶ月でプリン状態になります。さらに、明るい髪色は時間とともに色落ちするので、根元との色差がよりはっきりしてしまいます。
プリン髪が目立つと髪の手入れが行き届いていない印象になり、清潔感が損なわれがちです。例えば、入学式や同窓会など大切なイベント前だと、プリン髪は一層気になるものです。
プリン髪は髪が伸びる以上避けにくい問題ですが、次章以降で紹介するカラー選びやアレンジでうまく対策しましょう。
プリン髪が起きるメカニズム
プリン髪になる仕組みはシンプルです。明るく染めた毛先に対し、地毛の黒い髪が自然に伸びてくるだけ。髪は1ヶ月に約1cm伸びるため、ショートヘアなら1ヶ月ほどでプリン状態が目立ちはじめます。
ロングヘアでも2~3ヶ月で同じ現象が起こります。髪が短いと見た目の差が大きくなりすぐにわかるため、放置するとプリン髪はどんどん目立ってしまうのです。
プリン髪は伸びた地毛の範囲が広がるほど目立つので、早めに対策することが大切です。
美容師からのアドバイス
プリン髪になる前にこまめにリタッチしておくのがベストです。根元と毛先の色差が目立つ前に対策することで、髪色をきれいに保てます。
ここがポイント!
- プリン髪は髪色が根元と毛先で2色に分かれた状態
- 髪は1ヶ月に約1cm伸びるため、こまめなケアが必要
- 根元のプリンが目立つと髪全体の印象が悪くなる
- 早めにリタッチしてプリンを防ぎましょう
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プリン髪をごまかす方法① カラーリングのコツ
プリン髪をごまかす方法の1つ目は、カラーリングでごまかすテクニックです。具体的には、次のようなものがあります。
- ダークブラウンやアッシュ系などの暗めカラーを選ぶ
- 赤みブラウンなら日本人の髪となじみやすい
- グラデーションカラーで色の境界をぼかす
- シャドールーツで「最初から根元が暗い」スタイルにする
- ローライトやハイライトで立体感を出してプリンを目立たなくする
根元のプリン部分を目立たなくするには、まず髪色を暗めにしておくのがコツです。
深みのあるダークトーンのワンカラーなら、髪が伸びてもプリンが目立ちにくくなります。ダークブラウンやバーガンディといった赤みのあるブラウン系は日本人の髪に馴染みやすく、伸びた地毛とも自然に調和します。
さらに赤系ブラウンが苦手な場合は、アッシュ系の暗めカラーでも違和感なく楽しめます。全体を同じ色で染めるだけでなく、グラデーションカラーやハイライト・ローライトで複数のトーンを組み合わせるのも効果的です。
色に変化をつければ、根元の暗い部分と毛先の明るい部分がぼかされ、プリン髪が目立ちにくくなります。さらにシャドールーツのように最初から根元を暗めにしておけば、プリン風のデザインカラーとしておしゃれに楽しめます。
暗い色でも黒過ぎると重い印象になるため、ほどよい深みを残して自然な印象に仕上げるのがポイントです。
美容師からのアドバイス
暗めのワンカラーにすると、プリン部分が目立ちにくくなります。色味にアクセントを加えたいなら、グラデーションやハイライトで自然にぼかすのもおすすめです。
ここがポイント!
- ダークトーンのワンカラーでプリンを隠しやすい
- 赤みのあるブラウン系は地毛に自然になじむ
- グラデーションカラーやシャドールーツで色の違いをぼかす
- 定期的にリタッチして根元の色落ちを防ごう
プリン髪をごまかす方法② ヘアアレンジ術

続いて、髪型を工夫してプリン髪になっている部分をごまかしましょう。次のように髪型や分け目を変えることで、プリン部分の視線をそらすことができます。
- 分け目を変える・ジグザグにすることで根元をぼかす
- トップにボリュームを出すことでプリンが立ち上がり目立たない
- お団子・ハーフアップで根元を隠す
- 編み込みや前髪ねじりで顔まわりをカバー
- ウェーブヘアで視線を散らす
分け目をいつもと違う位置にしたりジグザグにするだけで、黒い根元のラインが目立ちにくくなります。髪全体を大きめに巻いてふんわりさせると、根元が立ち上がってプリンがぼやけます。
編み込みやお団子、ハーフアップなどのアレンジで前髪やサイドの髪を工夫すれば、プリン部分に視線がいかなくなります。たとえば、編み込みを取り入れた前髪アレンジや高めのポニーテールは、プリンをカバーしながらスタイルもキレイに見せてくれます。
また、長めの前髪をサイドに流して巻き込むアレンジも効果的です。顔周りをふんわりさせることで、生え際のプリンがさりげなく隠せます。
美容師からのアドバイス
トップにボリュームを出したり分け目を変えるだけで、根元の黒髪をうまく隠せます。編み込みやお団子、ポニーテールで前髪・顔周りに動きをつけるとプリン部分が目立ちませんよ。
ここがポイント!
- 分け目を変えてプリンの境目をぼかす
- トップにボリュームを出して根元を目立たせない
- 編み込みやお団子でプリン部分を隠す
- 前髪で生え際をカバーすると効果的
プリン髪をごまかす方法③ 応急テクニック
サロンに行けないときや、急な外出前に使える一時的なカバー方法も覚えておくと安心です。
- 帽子・ニット帽・バケットハットで根元をカバー
- ターバンやスカーフをアクセ代わりに使う
- ヘアカラースプレーで根元に一時的な色補正
- ヘアファンデーションで生え際を整える
- 前髪をふんわり立ち上げると自然に隠れる
急ぎのときは帽子やターバンを活用しましょう。キャップやニット帽ならプリン髪部分を簡単に隠せます。
前髪を長めにしておくと、帽子を外したときにも自然に見えます。ハーフアップや編み下ろしも活用すると、帽子なしでもプリン髪を目立たなくできます。
市販のヘアカラースプレーやヘアファンデーションも応急処置に便利です。スプレータイプは根元に色をシュッと吹きかけるだけでプリンがぼかせますが、服や頭皮に付くと落ちにくいので使い方に注意してください。
美容師からのアドバイス
急ぎのときは帽子やターバンで髪全体をカバーしましょう。市販のカラースプレーも便利ですが、色味を少しずつ調整して自然に仕上げてください。
ここがポイント!
- 帽子・ターバンなら瞬時にプリンを隠せる
- 市販のカラースプレーやヘアファンデで色味を補正
- 前髪や分け目のアレンジでも自然にカバー
- 無理なセルフカラーは髪を傷める可能性がある
プリン髪をごまかす方法に関するFAQ
Q1. 急いでプリン髪を隠したい時はどうすればいいですか?
帽子やキャップで簡単にカバーできます。分け目を変えたり髪全体をふんわり巻くだけでも目立たなくなります。また、カラースプレーやヘアファンデーションで根元に色を足す応急処置もおすすめです。
Q2. 自宅でプリン髪対策するならどんなアイテムが便利ですか?
市販のヘアカラースプレーやファンデーションを使えば、黒い根元に色を足せます。使う際は衣服や頭皮に付かないよう注意し、少しずつ塗ると自然に仕上がります。前髪用ワックスでトップを立ち上げるのも有効です。
Q3. プリン髪を防ぐには、どのくらいの頻度で美容院に行けば良いですか?
カラーは1~1.5ヶ月に一度が目安です。髪は約1cm/月伸びるため、ショートヘアでは4週ほどで根元が目立ちはじめます。定期的にリタッチして色差を抑えましょう。
まとめ
プリン髪は放置すると清潔感を損ないますが、暗めのカラーやヘアアレンジ、アイテムを上手に使えばプリン髪をごまかしながら、きれいな髪色をキープできます。
具体的には、ダークトーンカラーで根元の伸びた部分をカバーし、分け目や巻き髪でプリンをぼかしましょう。帽子やカラースプレーなど応急テクも活用して、急なプリン髪も安心です。
この記事で紹介した美容師のアドバイスを参考に、定期的なケアを続け、憂鬱なプリン髪の悩みを解消してくださいね!

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