「カラー後に髪がパサついて広がる……」そんな悩みはありませんか?
実はヘアカラー直後の髪はとてもデリケートな状態。正しいケアを知らないまま過ごすと、ツヤを失い、枝毛や切れ毛の原因にもなります。
この記事では、カラー後の髪のパサつきの原因と対策を美容師の視点からわかりやすく解説。今日からできる簡単なケア方法を知って、しっとりツヤ髪をキープしましょう。
この記事でわかること
- カラー後の髪のパサつきの原因
- カラー直後48時間に行うべき正しいケア
- カラー後のパサつきを防ぐシャンプーやトリートメント選び
- 日常のスタイリングで乾燥を防ぐ方法
- 美容室でのケアとセルフケアの違い
この記事がおすすめの人
- カラー後に髪がパサついて広がりやすい人
- 髪のダメージや枝毛、切れ毛が気になる人
- 自宅でできるパサつき防止ケアを知りたい人
- 色落ちを防いでツヤ髪を保ちたい人
- サロン帰りの仕上がりを長持ちさせたい人
カラー後の髪のパサつきの原因
カラー後の髪がパサつくのには、主に3つの原因があります。これらを理解することで、正しいケアが見えてきます。
原因1|キューティクルの損傷
ヘアカラーは髪の内部に染料を入れるため、表面のキューティクルを開く必要があります。このとき、薬剤の作用でキューティクルがダメージを受け、うろこ状の構造が乱れてしまいます。
結果として、髪内部の水分や栄養が外に逃げやすくなり、乾燥してパサついた手触りになってしまうのです。
原因2|薬剤による乾燥
カラー剤にはアルカリ剤や過酸化水素水が含まれており、これらが髪のタンパク質を壊すことで水分保持力が低下します。
特にブリーチやハイトーンカラーでは薬剤の力が強く、髪内部がスカスカになりやすいため、パサつきが顕著に。
原因3|カラー後のケア不足
カラー後に正しいケアを行わないと、キューティクルが開いたままの状態が続き、ダメージが進行します。特に洗浄力が強いシャンプーを使ったり、熱いお湯で洗う習慣は、髪の乾燥をさらに悪化させるので注意が必要です。
美容師からのアドバイス
原因を理解することで、自分の髪に合ったケアが見えてきます。特にカラー後48時間は、最もデリケートな時期なので丁寧に扱いましょう。
ここがポイント!
- カラーでキューティクルが開き、水分や栄養が流出しやすくなる
- 強い薬剤ほど髪内部の乾燥が進む
- 間違ったホームケアはパサつきを悪化させる
カラー後のパサつきを防ぐ!48時間以内の正しいケア
カラー直後は、髪色が定着する重要な期間です。この48時間の過ごし方が、仕上がりの美しさを左右します。
カラー後48時間以内の正しいケアのポイントは、次の3つです。
- 24時間はシャンプーしない
- 弱酸性シャンプーを使う
- ドライヤーは優しく
ひとつずつ見ていきましょう。
1. 24時間はシャンプーしない
カラー後24時間は、髪の内部で色素が安定していない状態です。この間にシャンプーをすると、染料が流れ出し、色落ちや乾燥が進みます。
24時間以内にどうしても洗いたい場合は、ぬるめのお湯(38〜39℃)で軽くすすぐだけにしましょう。
2. 弱酸性シャンプーを使う
カラー後の髪はアルカリ性に傾いています。弱酸性シャンプーを使うことで、髪のpHを正常に戻し、キューティクルを閉じて水分保持力を高めます。
3. ドライヤーは優しく
濡れた髪は非常にデリケート。自然乾燥は避け、ドライヤーで根元から毛先に向かって上から風を当てるように乾かしましょう。最後に冷風を当てるとキューティクルが引き締まり、ツヤがアップします。
美容師からのアドバイス
カラー後は髪を優しく扱い、無理な摩擦や高温のお湯は避けるのが大切です。特に最初の24時間は、シャンプーを控えましょう。
ここがポイント!
- 24時間以内のシャンプーは避ける
- ぬるめのお湯で優しくすすぐ
- 弱酸性シャンプーでpHを整える
- 仕上げは冷風でキューティクルを引き締める
カラー後のパサつきを防いで仕上がりを維持するコツ
カラー後の美しい仕上がりを長持ちさせるためには、毎日のホームケアが欠かせません。
次の3つのポイントを押さえて、きれいな仕上がりを維持しましょう。
1. シャンプーは低刺激を選ぶ
カラー後のパサつきを引き起こす洗浄力が強いシャンプー。髪の油分まで洗い流してしまうため、カラー後はアミノ酸系など低刺激タイプを選び、髪と頭皮を優しく洗いましょう。
さらに洗髪前にブラッシングで髪の絡まりをほどいておくと、洗浄時の摩擦ダメージを軽減できます。
2. トリートメントを使い分ける
トリートメントは浴室で髪の内部に栄養を補給するものと、洗い流さないタイプで髪表面を保護するものを両方使い分けると効果的です。
- インバストリートメント(浴室内):髪内部に栄養を補給
- アウトバストリートメント(洗い流さない):髪表面をコーティング
この2つを併用することで、パサつきを内側と外側から防ぎます。
3. 熱ダメージを防ぐ
髪が乾燥しやすい人は特に、ドライヤーやアイロン前にヒートプロテクト効果のあるヘアオイルやミルクでコーティングしましょう。これにより、熱によるキューティクルの損傷を軽減できます。
美容師からのアドバイス
毎日のシャンプーや乾かし方を見直すだけでも、髪のパサつきは大きく改善します。少しずつ習慣化することが大切です。
ここがポイント!
- アミノ酸系シャンプーで優しく洗う
- トリートメントはインバスとアウトバスを併用
- 熱ダメージ防止オイルを活用
- 習慣化が髪質改善の近道
カラー後のパサつきに関するよくある質問
Q1. カラー当日の夜にシャンプーしても大丈夫ですか?
カラー後24時間以内はシャンプーを避けましょう。色素が安定せず、色落ちと乾燥の原因になります。
Q2. お湯の温度でパサつきは変わりますか?
はい。熱いお湯はキューティクルを開き、乾燥と色落ちを促進します。38〜39℃のぬるま湯がおすすめです。
Q3. 色落ち防止シャンプーは必要ですか?
弱酸性のカラーケアシャンプーを使うと、色持ちがよくなり、髪の乾燥も防げます。
まとめ
ヘアカラー後のパサつきは、キューティクルの損傷と乾燥が主な原因です。
特にカラー直後の48時間は、髪色が定着する大切な時期。正しいシャンプー方法やドライヤーの使い方を意識することで、パサつきを抑え、きれいな仕上がりを長持ちさせることができます。
また、カラー後のパサつきを防ぐには、日常的に低刺激シャンプーやトリートメントを取り入れ、熱や摩擦から髪を守ることも大切です。
この記事で紹介したケアを続けて、カラー後もツヤのある美しい髪をキープしましょう。
この記事からわかる5つのポイント
- カラーでキューティクルが開き、乾燥しやすくなる
- カラー後48時間は特にデリケートな期間
- シャンプーは弱酸性・低刺激タイプを選ぶ
- トリートメントはインバスとアウトバスを併用
- ドライヤーは冷風仕上げでツヤをキープ
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