後れ毛がうねる原因と対策は?スタイリングのコツも美容師が解説

ヘアアレンジ

せっかく髪をまとめても、顔まわりの後れ毛だけがうねって広がり、なんだか疲れた印象になってしまう。雨の日は後れ毛が言うことを聞かずボサボサ。そんな経験はありませんか?

特にアップヘアにしたときの“うねる後れ毛”に悩む声は少なくありません。後れ毛がうねってしまう原因は何なのか? どう対処すればきれいにまとまるのか?

この記事では、 後れ毛がうねる原因と対処法を美容師が専門知識を交えながら優しく解説します。毎日のヘアケアからスタイリングのコツまで、この記事を読めば、後れ毛のうねり悩みを解消するヒントがきっと見つかります。

この記事でわかること

  • 後れ毛がうねる主な原因とメカニズム
  • 後れ毛のうねりを抑えるヘアケア方法
  • 後れ毛の広がり・くせ毛を防ぐスタイリング術
  • 湿気の多い日でも崩れにくい後れ毛対策テク
  • 後れ毛をおしゃれに活かすポイント

この記事がおすすめの人

  • 髪を結ぶと顔まわりの後れ毛ばかりがうねってしまう人
  • 雨や湿気の多い日に髪が広がり、後れ毛がまとまらず困っている人
  • うねる後れ毛のせいで「疲れて見える」と感じている人
  • 後れ毛をおしゃれに演出したいのに、いつもボサボサになってしまう人
  • 美容師直伝のヘアケア・スタイリングのコツを知りたい人

後れ毛がうねる主な原因

後れ毛がうねる背景には、髪質・ダメージ・湿気など様々な要因がありますが、主な原因は次の3つです。

  1. 生まれつきの髪質による影響
  2. 湿気や汗によるうねり
  3. ダメージによるキューティクルの乱れ

もともとクセ毛の人は、短い毛である後れ毛部分に特にうねりが出やすい傾向があります。また直毛の人でも、顔まわりの産毛や切れ毛は軽いので湿気や汗の影響ですぐに広がったりカールしてしまうのです。

うねる原因① 生まれつきの髪質による影響

クセ毛や波状毛の人は、特に短い毛や産毛部分にうねりが出やすいです。髪が細く柔らかい場合も、湿気を含んでカールしやすくなります。

うねる原因② 湿気や汗によるうねり

梅雨時や雨の日は、空気中の水分を髪が吸収して広がりやすくなります。軽い後れ毛ほど湿度の影響を受けやすく、うねりやすくなるのです。

うねる原因③ ダメージによるキューティクルの乱れ

カラーやパーマ、アイロンの熱ダメージで乾燥した髪は、外気の水分を吸いやすくなり、うねりが悪化します。顔まわりの細い毛は特にダメージを受けやすいため注意が必要です。

美容師からのアドバイス

後れ毛のうねりは誰にでも起こりうるもの。特に生え際の髪は細くデリケートなので、完全にクセをなくすのは難しいですが、原因を知って適切に対処すれば目立たなくできます。

ここがポイント!】

  • 髪質・湿度・ダメージがうねりの三大要因
  • クセ毛の人は特に後れ毛にうねりが出やすい
  • 湿気が高い日は後れ毛が広がりやすい
  • ダメージが進むほどうねりやすくなる

後れ毛のうねりを抑える!毎日のヘアケアのポイント

日頃のヘアケア次第で、後れ毛のうねりを目立ちにくくすることが可能です。

ここでは、後れ毛のうねりを抑えるために毎日できるヘアケアのポイントを3つ、ご紹介します。

① 保湿ケアで乾燥を防ぐ

シャンプー後はトリートメントで髪内部に水分を補給しましょう。洗い流さないオイルやミルクも忘れず、後れ毛部分にも丁寧に保湿成分をなじませます。

② 正しい乾かし方でうねりを予防する

濡れたまま放置せず、ドライヤーで根元から真っ直ぐ伸ばすように乾かします。高温を避けて、適度な距離を保ちながら丁寧に仕上げましょう。

③ 摩擦や熱ダメージを避ける

タオルでゴシゴシ擦らず、優しく押さえるように水分を取ります。ヘアアイロンの使用も低温で短時間に抑えることが大切です。

美容師からのアドバイス

普段から髪の保湿をしっかりしておくと、後れ毛の扱いやすさが全然違います。髪が濡れている状態は特にデリケートなので、タオルドライやドライヤーは優しく丁寧に行ってくださいね。

ここがポイント!

  • 髪と頭皮を保湿して乾燥を防ぐことが大切
  • シャンプー後はトリートメントやオイルで潤い補給
  • 後れ毛部分も忘れずに保湿
  • ドライヤーは根元から真っ直ぐ伸ばす
  • タオルドライやドライヤーは優しく行い、ダメージを防ぐ

後れ毛のうねり・広がりを防ぐ!スタイリングの3ステップ

後れ毛のうねりを最小限に抑えるには、まとめ髪をする際の工夫も大事です。次のコツを押さえて、うねる後れ毛をコントロールしましょう。

ステップ1| スタイリング前に保湿とベース作り

髪を結ぶ前にヘアミルクや柔らかいワックスをなじませ、余分なアホ毛を抑えます。これで仕上がりが格段にきれいになります。

ステップ2| アイロンで軽く整える

うねった後れ毛は、軽くアイロンを通して真っ直ぐに整えるか、毛先だけをワンカールさせて自然に仕上げましょう。

ステップ3| スティックやスプレーでキープ

結んだ後、浮いてきた細かい毛はスティックワックスで撫で付け、仕上げにハードスプレーを吹きかければ、長時間うねりや広がりを防止できます。

湿気の強い日の対策:無理せずピン留め

湿度が高い日やクセが強い方は、無理に後れ毛を出さずピンで留めてしまうのも一つの方法です。

美容師からのアドバイス

後れ毛のうねりを抑えてきれいにまとめるには、スタイリング剤やアイロンを正しく使うこと。これで仕上がりに大きな差が出ます。難しそうに感じるかもしれませんが、慣れれば自宅でも簡単にできるようになります。

ここがポイント!

  • 髪を結ぶ前に保湿とベース作りをする
  • アイロンで軽くうねりを整える
  • スティックワックスやスプレーで仕上げ固定
  • 湿気の強い日は無理に後れ毛を出さず、ピンで留めるのも有効

うねる後れ毛をおしゃれに活かす!4つのテクニック

後れ毛は隠すだけでなく、演出次第でおしゃれな「こなれ感」を出すこともできます。

ここでは、次の4つのテクニックをご紹介します。

  1. 後れ毛の量を最小限にする
  2. 適切な長さに整える
  3. コテでゆるっと巻く
  4. オイルで束感を出す

それでは、ひとつずつ見ていきましょう。

① 後れ毛の量を最小限にする

顔まわり・もみあげ・襟足から一束ずつ少量だけ残すのがポイント。多すぎると崩れた印象になります。

② 適切な長さに整える

あごライン前後の長さにカットしておくと、フェイスラインがきれいに見えます。

③ コテでゆるっと巻く

残した後れ毛はコテで毛先を軽く巻き、巻いた後に指でほぐして自然なニュアンスを出します。

④ オイルで束感を出す

最後にヘアオイルを薄くなじませ、パサつきを抑えながらまとまりとツヤをプラスします。

美容師からのアドバイス

後れ毛を活かすアレンジは、少しの工夫で一気におしゃれに見えます。出す毛束は少なく、巻きすぎないのがポイントです。

ここがポイント!

  • 後れ毛は少量だけ出す
  • 長さはフェイスラインに沿わせる
  • 毛先を軽く巻いてこなれ感を演出
  • 仕上げはオイルでツヤと束感をプラス

後れ毛のうねりに関するよくある質問

Q1. 後れ毛がうねるので、自分で短く切ってもいい?

自己判断で後れ毛をハサミで切ってしまうのはおすすめできません。短く切った毛は逆にピンピン跳ねやすくなり、扱いが難しくなることが多いからです。

また、生え際の毛を剃ったりすると伸びかけが目立ってしまうことも。後れ毛の量や長さを調整したい場合は、美容師に相談してカットしてもらうのが安全です。

Q2. 雨や湿気の多い日に後れ毛がうねるのを防ぐには?

湿気が高い日は、ヘアセット前に髪全体に軽くスタイリング剤(ヘアクリームなど)をなじませておくと、髪が湿気を吸いにくくなります。後れ毛は極力出さなようにするか、出す場合も必要最小限にとどめましょう。

仕上げにハードスプレーを吹きかけてキープ力を高めるのも効果的です。それでも崩れが気になるときは、小型のヘアスプレーやワックスを持ち歩き、こまめに直すと安心です。

Q3. 後れ毛のうねりを抑えるスタイリング剤はある?

後れ毛のうねり対策に使えるスタイリング剤には、いくつか種類があります。

たとえば、マスカラのような見た目の「まとめ髪スティック」は、固形ワックス状で細かい毛を撫で付けて抑えるのに便利です。

ほかにも、軽めのヘアワックスを少量指先にとってなじませたり、キープ力の高いヘアスプレーを吹きかけたりする方法があります。髪質やシーンに合わせて、使いやすいものを選んでくださいね。

まとめ

後れ毛がうねる悩みは、原因を知り適切なケアと工夫で必ず軽減できます。

髪質や湿度など避けられない要素もありますが、毎日の保湿ケアや正しい乾かし方で髪のコンディションを整えれば、後れ毛は格段に扱いやすくなります。また、スタイリング次第で後れ毛をきれいに抑えたり、おしゃれなポイントに変えたりすることも可能です。

この記事を参考にして、自分の髪に合った対策を試してみてくださいね。毎日のひと手間で、気になる後れ毛のうねりから解消されて、思い通りのヘアアレンジを楽しめるようにきっとなります。

この記事からわかる5つのポイント

  1. 後れ毛がうねる原因は髪質・湿気・ダメージの3つが大きい
  2. 保湿ケアと正しい乾かし方で後れ毛のうねりを軽減できる
  3. スタイリング前の下準備と仕上げの固定で後れ毛を抑えられる
  4. 雨や湿気の日は後れ毛を出しすぎずしっかりまとめるのが得策
  5. 後れ毛は量・長さ・巻き方次第でおしゃれなアクセントになる

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