ピンクシャンプーは2日連続で使っていい?美容師が解説

カラー

ヘアカラーの色持ちを良くするために欠かせないのが「ピンクシャンプー」。
でも実際に使ってみると、
「2日連続で使っても大丈夫なのかな?」
「毎日使ったら色が濃くなりすぎない?」
といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

ピンクシャンプーは便利な反面、使い方や頻度を間違えると髪がパサついたり、思った以上に色が入りすぎてしまうこともあります。この記事では、美容師の立場から「2日連続での使用はアリかナシか?」を解説しながら、最適な頻度や正しい使い方をわかりやすくお伝えしていきます。

ピンクシャンプーとは?

ピンクシャンプーは、髪の汚れを落とすシャンプーにピンクの染料を混ぜたヘアケア剤です。

通常のシャンプーでは落ちてしまうヘアカラーの色素を補うために、染料を含んだシャンプーが活躍します。ピンク系や赤系のヘアカラーをした方が色落ちや黄ばみを感じたときに使うと、髪色の鮮やかさをキープできる便利なアイテムです。

使う頻度はどのくらい?

2日連続で使っても大丈夫?

「2日連続で使ってはいけない」というわけではありませんが、必要以上に色素が入りすぎるリスクがあります。

髪色が抜けやすくすぐに黄ばみが出る方は、2日続けて使用しても問題ありません。ただし頻繁に繰り返すと髪が乾燥しやすくなり、髪色が濃くなりすぎる場合もあるため、3日以上間を空けるほうが安心です。

また、製品ごとに色素の濃さが異なるので、まずは商品の推奨頻度を確認し、必要に応じて連続使用を調整しましょう。

週に何回が目安?

多くの製品では「2〜3日に1回の使用」が目安です。色素の濃いピンクシャンプーを毎日使うと色が入りすぎてしまうことがあるため、基本的には2~3日に1度で十分だとされています。髪色をきれいに保つには「2〜3日に一度はピンクシャンプーを使う」ことがおすすめです。色落ちや黄ばみが目立つ場合は2日に1回、そうでない場合は3日に1回程度を目安にするとよいでしょう。

美容師の記事でも「適切なカラーシャンプーの頻度は基本的に3日1回程度」と説明されており、やりすぎると髪の状態が悪くなりやすいと指摘されています。別の美容室ブログでは、ピンクシャンプーはカラー色素が入っているので毎日使用すると髪が傷む場合があり、使用頻度は3〜4日に1回が良いと述べられています。

毎日使うデメリット

ピンクシャンプーを毎日使うと、次のようなデメリットがあると指摘されています。

  • 色が入りすぎる:色素が思った以上に浸透し、理想より濃い髪色になってしまう可能性がある。

  • ヘアカラーの邪魔になる:髪に色素が残りすぎると、次にヘアカラーやブリーチをするときに色が入りにくくなることがある。

  • 髪が乾燥しやすくなる:洗浄力の強いカラーシャンプーをやりすぎると髪がパサつきやすくなるので注意が必要。

  • ヘアケアが不足する:毎日使うとトリートメントなどの保湿ケアが十分にできず、髪が傷むおそれがある。

品質の良い製品の中には毎日使っても髪がきしみにくいものもありますが、ほとんどの商品は2〜3日に1回の使用を推奨しています。髪の状態に合わせて調整し、必要なら担当の美容師に相談しましょう。

ヘアカラーを予定している場合には、1〜2週間前から控える

新しいカラーやブリーチを予定している場合、ピンクシャンプーの使用は1週間〜10日前から控えるのがおすすめです。髪にピンクシャンプーの色素が残っていると、新しく入れる色の発色や明るさに影響が出るためです。特にブリーチをする場合は、2週間ほど前から使用をやめると安心です。

ピンクシャンプーの正しい使い方

ピンクシャンプーは使い方にもコツがあります。正しく使うことで色ムラが少なくなり、髪へのダメージを軽減できます。

  1. 通常のシャンプーで汚れを落とす
    ヘアワックスや汗が残っていると色素が均一に浸透しないので、先に普通のシャンプーで頭皮と髪を洗います。ブラッシングやぬるま湯での予洗いをすると汚れが落ちやすくなります。

  2. タオルドライして水分を取る
    水分が多いとピンクシャンプーが薄まってしまうので、軽くタオルで水気を取ります。

  3. シャンプーをたっぷり使い、よく泡立てる
    色をしっかり入れるために、通常のシャンプーより2〜3倍の量を使い、手のひらでしっかり泡立ててから髪全体になじませます。

  4. 5〜10分放置する
    泡パックのように髪全体に広げ、5〜10分ほど置くことでムラなく染まります。色を濃くしたいときはキャップやラップで覆うと浸透が高まります。

  5. すすぎ残しがないよう洗い流す
    色素が残っていると服や浴槽に付くので、根元からしっかり流しましょう。

  6. トリートメントで保湿
    シャンプー後は油分が少なくパサつきやすいので、トリートメントで保湿と栄養補給をするとまとまりやすくなります。お風呂上がりは早めに乾かし、最後に冷風をあてるとキューティクルが整います。

髪質に合わせたアドバイス

  • ハイトーンや黄ばみやすい髪:色落ちが早い場合は2日連続の使用や2日に1回の使用が効果的。髪の状態を見て頻度を調整しましょう。

  • ダメージが少ない髪や暗めのカラー:3日に1回の使用で十分色持ちします。

  • 商品ごとの違いを確認:ピンクシャンプーは製品によって色素の濃さや放置時間が異なるので、パッケージの表示やメーカーの推奨方法を守りましょう。

  • 高品質なカラーシャンプー:毎日使用してもきしみにくい商品もありますが、基本は様子を見ながら頻度を調整することが大切です。

まとめ

ピンクシャンプーは、髪色を美しく保つための頼もしいアイテムですが、使いすぎは逆効果です。一般的には2〜3日に1回の使用で十分で、髪色が落ちやすいときだけ2日連続で使う方法もあります。

毎日使うと色が濃くなりすぎたり髪が乾燥したりするので注意しましょう。正しい使い方で、サロン帰りのようなピンクカラーを長く楽しんでくださいね。

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