縮毛矯正で根元の切れ毛が起こる原因と対処法!予防のコツも美容師が解説

切れ毛

縮毛矯正後に根元から髪が折れて切れ毛になってしまったらショックですよね。「もう元には戻らないの?」「原因は何だったの?」と不安になっている方も多いのでは。

この記事では、美容師が縮毛矯正で根元に切れ毛(根元折れ)が起きる原因とその対処法をくわしく解説します。

さらに同じ失敗を繰り返さないための予防策や、自宅でできるヘアケアのポイントも紹介!悩みを解決し、サラサラの髪を取り戻すヒントを見つけましょう。

この記事でわかること

  • 縮毛矯正で根元に切れ毛(根元折れ)が起こる原因
  • 根元で髪が切れてしまった場合の対処法
  • 縮毛矯正の失敗を防ぐために美容院で気をつけたいこと
  • 髪のダメージを抑える縮毛矯正前後のホームケア

この記事がおすすめの人

  • 縮毛矯正後に根元付近の髪が切れて悩んでいる人
  • 縮毛矯正で髪が傷む原因や対策を知りたい人
  • 縮毛矯正の失敗(根元折れ)を避ける方法を探している人
  • サロンでの施術やホームケアのポイントを知りたい人

縮毛矯正で根元に切れ毛が起こる3つの原因

縮毛矯正後、根元付近に短い切れ毛が多数できてしまう現象は、美容師の間で「根元折れ」と呼ばれます。

髪が地肌から約1cmほどの位置でプツプツと切れたり、折れ曲がったりする状態で、伸びるまで元には戻せません。では、この根元折れはなぜ起こるのでしょうか?

縮毛矯正で根元に切れ毛が起こる主な原因は、次の3つです。

  1. 薬剤を根元近くまで塗りすぎている
  2. アイロン操作の角度や温度のミス
  3. 薬剤とアイロンのバランス不良

詳しく見ていきましょう。

原因① 薬剤を根元近くまで塗りすぎている

縮毛矯正の薬剤は、基本的に頭皮から1cmほど離して塗布するのが鉄則です。

しかし、クセをしっかり伸ばそうとするあまり、根元ギリギリまで強い薬剤を塗ると、毛根近くの髪が過剰に軟化してしまいます。その結果、根元部分が極端に弱くなり、乾かした後に折れ曲がったり切れたりするのです。

原因② アイロン操作の角度や温度のミス

アイロンは髪を頭皮に対して垂直(90度)に引き出してかけるのが基本です。

もし根元を押さえつけるように強くプレスしたり、高温で何度も同じ部分を挟んだりすると、髪に強い折れグセがつきます。これが原因で髪が途中から断裂してしまうことがあります。

原因③ 薬剤とアイロンのバランス不良

薬剤で髪をやわらかくしすぎた状態で、さらに高温のアイロンを当てると、髪は非常にデリケートな状態になります。このときにアイロン温度が高すぎたり、力をかけすぎたりすると、髪が一気に弱って切断されやすくなるのです。

薬剤とアイロン、両方の技術がかみ合わないと、根元折れが起こりやすくなります。

美容師からのアドバイス

根元折れは、美容師側が適切な薬剤選定とアイロン操作をすれば防げるトラブルです。不安な方は、施術前に「根元折れが心配」と遠慮せず相談してください。

ここがポイント!

  • 根元折れは薬剤・アイロン双方のミスで起こる
  • 薬剤は頭皮から1cm離して塗布するのが基本
  • アイロンは垂直に引き出し、押さえつけない
  • 薬剤とアイロンのバランスが崩れると断毛リスク大

縮毛矯正後に根元が切れ毛になったときの対処法

縮毛矯正後に根元付近の髪が切れ毛になってしまったら、まずは落ち着きましょう。

残念ながら一度切れた髪を元通りにすることはできません。しかし、適切な対処をすることで悪化を防ぎ、見た目を整えることは可能です。

ここでは、根元折れが起こってしまったときに取るべき3つのステップを解説します。

対処法① まずは美容師に相談する

根元折れを発見したら、自己判断で手を加える前に美容師へ相談することが第一歩です。写真を撮って見せるなど、状況を具体的に伝えるとスムーズです。
美容師は髪の状態を見極めたうえで、今後の修正計画を立ててくれます。中には、施術ミスが原因と明らかな場合、無料でのお直しや返金に応じてくれるサロンもあります。

【気をつけるポイント】

市販のストレート剤などで無理に伸ばそうとするのは厳禁。状態がさらに悪化してしまうリスクがあります。

対処法② 修正縮毛矯正は1〜2ヶ月後に

髪が根元で切れた直後は非常にデリケートな状態です。そのため、すぐに再度縮毛矯正をかけるのは危険です。

最低でも1〜2ヶ月間隔を空けてから、弱めの薬剤で修正施術を行うのが望ましいとされています。この期間は、根元の短い髪を目立たなくするようなスタイリングで乗り切りましょう。前髪や分け目を変えることで、切れ毛をカバーできることもあります。

対処法③ 新しく生えてくる髪を守るケア

根元折れしてしまった髪は元に戻せませんが、これ以上被害を広げないためのケアが大切です。

トリートメントでしっかり保湿し、ブラッシングは優しく行います。また、カラーやブリーチなどの強い施術は避け、髪を休ませる期間を作りましょう。

美容師からのアドバイス

根元折れはショックですが、焦らず落ち着いて行動することが大切です。無理に直そうとせず、美容師と二人三脚で修正していきましょう。髪が新しく伸びてくる間は、特に優しくケアしてくださいね。

ここがポイント!

  • 根元から切れた髪は元に戻らないので美容師に早めに相談を
  • 短期間での縮毛矯正のかけ直しはリスク大
  • 修正縮毛矯正は1〜2ヶ月後に弱めの薬剤で慎重に
  • 自分で無理に直そうとすると悪化する恐れ
  • 新しく伸びる髪を守るためにホームケアを徹底

縮毛矯正による根元の切れ毛を防ぐには?美容院で気をつけるポイント

縮毛矯正による切れ毛・根元折れなどのトラブルを防ぐためには、施術する美容師の技術力と施術前の準備・確認がとても重要です。

ここでは、サロン選びからカウンセリング、施術中に気をつけたいポイントを順番に解説します。

注意点① 経験豊富な美容師・サロンを選ぶ

縮毛矯正は高度な技術が求められる施術です。そのため、経験が豊富で口コミ評価が高い美容師やサロンを選ぶことが第一歩です。

ネットのレビューやSNSで施術例をチェックしたり、公式サイトで実績を確認するのもおすすめ。特に「縮毛矯正専門」「髪質改善」に力を入れているサロンは、失敗が少ない傾向があります。

【気をつけるポイント】

価格だけで選ばず、技術力と信頼性を重視しましょう。

注意点② カウンセリングで不安や要望を伝える

施術前には必ずカウンセリングで不安や希望を具体的に伝えることが大切です。たとえば「根元折れが心配なので薬剤は地肌から離してほしい」「髪のダメージが気になるので優しい薬剤を使ってほしい」など、細かく伝えることで美容師も注意して施術してくれます。

また、アシスタントが施術に入る場合は、必ずスタイリストが仕上げをチェックしてくれるか確認しておきましょう。

注意点③ 施術中に違和感を感じたら伝える

薬剤塗布中に頭皮がピリピリしたり、熱さや痛みを感じた場合は、遠慮せずすぐに美容師に伝えましょう。

違和感を放置すると、頭皮や髪へのダメージが進行してしまいます。また、アイロン操作中に髪が引っ張られすぎていると感じた場合も、我慢せずに伝えることで根元折れのリスクを減らせます。

美容師からのアドバイス

縮毛矯正は美容師にとっても集中力が試される施術です。施術前には何でも気軽に相談してくださいね。安心して施術を受けるために、遠慮は不要です。

ここがポイント!

  • 縮毛矯正は技術力の高い美容師に任せるのが安心
  • 価格よりも技術力と信頼性を重視して選ぶ
  • 施術前のカウンセリングで不安や要望を伝える
  • 薬剤を根元につけないよう事前にお願いできる
  • 異常を感じたら遠慮なく伝えて対応してもらう

縮毛矯正による根元の切れ毛を予防しよう!自分でできるホームケア

健康な髪は縮毛矯正のダメージにも耐えやすくなります。日頃からトリートメントで髪を保湿・補強し、髪と頭皮のコンディションを整えておきましょう。

特に施術前後はいつも以上に丁寧なケアを心がけることが大切です。縮毛矯正と同じ時期にカラーやブリーチなど強い施術を重ねるのは避けてください。

また、根元折れ部分がある場合は、ブラッシングも優しく行い、デリケートな髪をいたわりましょう。

毎日のケアが美しいストレートヘアを保つカギ

髪は毎日のケアで確実に強く美しくなります。ホームケアを続けて、縮毛矯正後も美しいストレートヘアを保ちましょう。

美容師からのアドバイス

髪は日々のケアで確実に応えてくれます。毎日の少しずつの積み重ねが、美しいストレートヘアを育むんですよ。一緒に頑張りましょうね。

ここがポイント!

  • 日頃の丁寧なヘアケアが髪を強く美しくする
  • 縮毛矯正の前後はトリートメントなどでしっかり保湿
  • 強い薬剤施術(カラーやブリーチ)を同時期に行わない
  • 根元折れした部分は特に優しく扱うことが大切

縮毛矯正による根元の切れ毛に関するよくある質問

Q1. 縮毛矯正で根元から切れてしまった髪は元に戻りますか?

残念ながら、一度根元から切れてしまった髪を完全に元通りにする方法はありません。短くなった部分が気になる場合は、美容師に相談して髪型を工夫するなどでカバーしてもらいましょう。

また、折れ曲がって残っている髪は、数ヶ月後に弱い薬剤で縮毛矯正をかけ直して目立たなくすることも可能です。

Q2. 根元折れしたら、次の縮毛矯正はどれくらい間隔を空けるべき?

髪への負担を考えると、根元折れに気づいてから最低1〜2ヶ月は間隔を空けてから修正の縮毛矯正をするのが望ましいです。

すぐにかけ直すとさらにダメージが加わる恐れがあるため、まずは髪を休ませつつ、スタイリングで短い毛をカバーしましょう。

Q3. 縮毛矯正で根元折れされたら、美容院は補償してくれる?

明らかに美容師のミスで根元折れが起きた場合、施術代の返金や無料でのお直しに応じてくれる美容院もあります。まずは担当の美容師さんに状態を伝え、相談してみましょう。

ただ、一度大きなダメージを受けた髪の完全な修復は難しいため、別の実績豊富な美容院で改めて相談し直す方も多いです。

まとめ

縮毛矯正で根元に切れ毛(根元折れ)が起こるのは、薬剤を地肌近くまで塗ってしまったりアイロンの角度が不適切だったりといった施術ミスが主な原因です。

根元から髪が切れてしまった場合、残念ながらその髪を元に戻すことはできず、伸びるのを待つしかありません。しかし、数ヶ月後に弱めの薬剤で縮毛矯正をかけ直すことで折れグセを緩和し、目立たなくする対処法もあります。

縮毛矯正による根元の切れ毛を防ぐには、縮毛矯正の経験が豊富な美容師に施術を任せ、事前に不安な点をしっかり伝えておくことが大切です。さらに、日頃からトリートメントなどで髪をケアして健やかな状態を保つことで、縮毛矯正によるダメージを最小限に抑えることができます。

この記事からわかる5つのポイント

  1. 縮毛矯正の根元折れ(短い切れ毛)は薬剤塗布やアイロン操作が主な原因
  2. 根元から切れた髪は元に戻らない
  3. 修正は1〜2ヶ月後に弱い薬剤でかけ直すのが安全
  4. 縮毛矯正するなら信頼できる美容師と十分なカウンセリングが根元折れ予防のカギ
  5. 毎日のケアで髪を健康に保ち、トラブルを防ぐことが大切

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