「ツーブロックにしたら頭がキノコみたいになってしまった……」こんな悩みを抱えていませんか?
サイドを刈り上げるツーブロックはおしゃれな定番ヘアですが、髪質やカット次第ではきのこ頭(ヘルメットヘア)のように見えてしまうことがあります。
この記事では、ツーブロックがキノコ化する原因と治し方をわかりやすく解説します。もう失敗に悩まない!対策を知って、自信をもってツーブロックスタイルを楽しみましょう。
この記事でわかること
- ツーブロックがキノコ頭になってしまう原因
- キノコ化したツーブロックを直す3つの方法
- 自宅でできる応急スタイリングのコツ
- ツーブロック失敗を防ぐカットやパーマのポイント
- 直毛・剛毛でもツーブロックを似合わせる工夫
ツーブロックがキノコ頭になる原因
ツーブロックにしたのに、時間が経つと髪型がキノコ頭のように膨らんでしまう主な原因は、髪質やカットのバランスにあります。
ツーブロックは上下の髪に段差があるスタイルですが、この段差がうまく馴染んでいないと、上の髪が横に張り出してヘルメットのようなシルエットになることがあります。特に日本人によく見られる頭の形(ハチが張っているなど)や、生えグセで横に毛が生えるタイプの人は要注意です。
具体的には、
- 髪質(直毛・剛毛)
- 頭の形
- 生えグセ
- カットの仕方(刈り上げる範囲やレイヤーの有無)
が組み合わさって、ツーブロックの失敗やキノコ頭の原因となるのです。
直毛・剛毛だと髪が浮きやすい
特に直毛で硬い髪質の人は、短くすると毛先が真っ直ぐ立ちやすく、ツーブロックにした際に上の髪が寝づらくなります。刈り上げ部分との馴染みが悪いため、ヘルメット頭やキノコのように横へ膨らんで見えてしまうのです。
逆に猫っ毛など柔らかい髪質の人は比較的馴染みやすく、キノコ頭になりにくい傾向があります。同じ髪型でも髪質によって仕上がりが変わるため、自分の髪の硬さ・太さを理解してカットに活かすことが大切です。
美容師からのアドバイス
髪質や骨格を考慮せずにツーブロックにしてしまうと、どうしてもキノコ頭になりがちです。事前に「自分の髪は浮きやすい」など悩みを美容師に伝えておくと、レイヤーを入れる位置や刈り上げの高さを調整してもらえます。
ここがポイント!
- 直毛・剛毛など硬い髪質はツーブロックで髪が浮きやすい
- 日本人特有のハチ張りの頭形だと段差が目立ちキノコ頭になりやすい
- 刈り上げの範囲が高すぎたり上の髪が重すぎるとバランスが崩れる
- レイヤー(段差)を入れずに切ると境目が不自然になりキノコっぽくなりやすい
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失敗した!? ツーブロックのキノコ頭を直す3つの方法

もしツーブロックにして「失敗した!」と思ったら、慌てずに対処しましょう。キノコ化したツーブロックを直す方法として、大きく3つの選択肢があります。
方法① 思い切って短くカットし直す
1つ目は思い切って髪を短くカットし直す方法。上の髪の長さを全体的に短くすれば、刈り上げとの段差が減ってキノコ頭が解消します。特に剛毛でどうしても髪が浮く方は、ベリーショートなどにスタイルチェンジするとまとまりやすくなるでしょう。
方法② トップにゆるめのパーマをかける
2つ目はトップにパーマをかける方法です。直毛で丸みが出にくい髪も、ゆるいパーマをかけてボリュームや動きをつければ、浮いていた部分が馴染みやすくなります。全体的に柔らかい雰囲気が出ておしゃれ度もアップしますし、重たい髪もパーマで軽く見せることができます。
方法③ スタイリング剤で髪を整える
3つ目はスタイリング剤で固める対処法です。カットやパーマ以外で今の髪型を何とかしたい場合は、ハードワックスやジェルでしっかりセットすることで違和感を抑えられます。ただしジェルは水分が多くつけ過ぎると髪が再び立ちやすいので、使うなら少量にしましょう。
美容師からのアドバイス
上手く馴染まないツーブロックには、トップへのパーマが効果的です。たとえば直毛すぎてヘルメットみたいになった髪も、ピンパーマなど緩めのパーマを当てると、浮いていた部分が自然に収まりやすくなります。強いカールではなくニュアンス程度のゆるいパーマなら、見た目はストレートに近いまま髪の収まりだけ良くすることも可能です。
ここがポイント!
- 思い切って短くカットし直せば段差が減り一発で改善できる
- トップにゆるいパーマをかけると直毛でも髪が馴染みキノコ頭が解消しやすい
- ハードワックスやジェルで形を整えれば浮いた髪も目立たなくなる
- 困ったときは美容師に相談!髪質に合ったカットやパーマで修正してもらえる
自分で応急処置!ツーブロックのキノコ頭を何とかする方法
美容院に行く時間がない場合や、今すぐキノコ頭を何とかしたいというときは、スタイリングの工夫で乗り切りましょう。
毎朝のセットにひと手間加えるだけで、ツーブロックの浮き髪をかなり抑えることができます。ポイントはドライヤーのかけ方とスタイリング剤の使い方です。
手順① 髪をしっかり濡らしてからセットする
まず、セット前に髪を根元からしっかり濡らすことが大切です。髪が乾いた状態でいきなり整えようとしても浮き癖は直らないので、一度全体を濡らしてリセットしましょう。
手順② ドライヤーの風向きと冷風で形を固定する
ドライヤーで乾かす際の方向に工夫します。サイドの浮く髪は生えている向きに沿って、上から下へ風を当てるように乾かします。手ぐしで髪の流れを整えながら、浮いている部分は手で押さえつけるのではなく、軽く包み込むようにして熱を当てるのがコツです。ある程度乾いて形がついたら、冷風を当てて髪を冷まし、その形で固定します。
手順③ ハードワックスでサイドを抑えトップに動きを
最後にハードタイプのヘアワックスを手によく伸ばしてから、髪全体につけましょう。スタイリング剤は、トップは根元から立ち上げるようにつけてボリュームを出し、サイドは抑えるようになじませます。ジェルよりも速乾性のワックスの方が動きをキープしやすく、ベタつきにくいので扱いやすいです。
こうしたスタイリング術を使えば、完全ではなくともキノコ頭の印象をかなり和らげることができます。
美容師からのアドバイス
ツーブロックの仕上がりはセット次第で大きく変わります。朝のひと手間は大変ですが、正しい乾かし方と整髪料の使い方をマスターすれば、多少の失敗はカバーできます。
ここがポイント!
- セット前に髪を根元からしっかり濡らしてリセットする
- ドライヤーは毛流れに沿わせ、浮く部分は手で包み込むように抑えながら乾かす
- 温風で形を作ったら冷風で冷やし、髪のクセを固定する
- 仕上げにハードワックスでトップは立ち上げ、サイドは押さえて整える
ツーブロックでキノコ頭にならないための4つのポイント

最後に、今後ツーブロックに挑戦するときに失敗を防ぐポイントを押さえておきましょう。
ポイント① 刈り上げは低め・控えめにスタート
初めてツーブロックにする場合や、以前キノコ頭になってしまった経験がある方は、最初から欲張らず刈り上げの範囲を控えめにするのがおすすめです。耳周りだけの浅めのツーブロックや、刈り上げを低い位置にとどめるスタイルなら、上の髪との段差が緩やかで馴染みやすくなります。
ポイント② 上の髪は長さと重さを残す
上の髪はある程度長さと重さを残しておくと、下の短い部分にかぶさって膨らみを抑えてくれます。慣れてきたら徐々に刈り上げの範囲を広げたり、高さを上げたりして自分好みのツーブロックに近づけていくと良いでしょう。
ポイント③ 直毛・剛毛なら事前にパーマも検討
また、髪質的に直毛・多毛で浮きやすい人は、事前にトップにニュアンス程度のパーマをかけておくのも効果的です。完全なパーマスタイルにしなくても、内側に少し丸みがつくだけで髪が収まりやすくなります。
ポイント④ カウンセリング時に悩みを伝える
そして何より大事なのは、カウンセリング時に「髪が浮きやすい」「以前こういう失敗をした」などと美容師にしっかり伝えることです。
経験豊富な美容師であれば、お客様の髪質や骨格を踏まえて、キノコにならないベストなツーブロックの形を提案してくれるはずです。遠慮せず希望や不安を共有して、一緒に納得のいくスタイルを作り上げましょう。
美容師からのアドバイス
直毛で髪が硬かったり量が多かったりする方は、ツーブロックの刈り上げ部分を低めの位置に設定するのが無難です。刈り上げを耳周り〜こめかみ程度にとどめておけば、上の髪の重さでサイドが収まりやすくなります。また、刈り上げが浅くても内側をしっかりすいて量を減らしてもらえば、見た目はすっきりします。
ここがポイント!
- 初めてのツーブロックは刈り上げ範囲を狭め・低めにすると失敗しにくい
- 上の髪は長さと重さを適度に残した方がサイドが膨らまず収まりが良い
- 直毛で浮きやすい人は事前にピンパーマなどで軽く丸みをつけておくと効果的
- オーダー時に「髪が浮きやすい」等と伝えれば、美容師が髪質に合ったカットをしてくれる
よくある質問
Q1. ツーブロックが伸びてくるとキノコ頭になるのはなぜですか?
ツーブロックは下を短く刈り上げているため、時間が経って上の髪が伸びてくるとサイドに被さってボリュームが出やすくなります。特に髪が直毛で硬い場合、伸びた上の毛が横に張ったまま下りず、キノコ頭(ヘルメットヘア)のようなシルエットになってしまうのです。
また、頭の骨格上ハチが張っている人や、生えグセで髪が横方向に伸びやすい人も、伸びかけでキノコっぽくなりやすい傾向があります。このように髪質や骨格の違いで、ツーブロックは伸びてくると形が崩れやすくなるのです。
Q2. ツーブロックでキノコになった髪は自分で直せますか?
完全に元のように直すのは難しいですが、スタイリング次第で目立たなくすることは可能です。
ドライヤーでしっかり髪を濡らしてから浮いた部分を抑えるように乾かし、ハードワックスでトップを立ち上げてサイドを寝かせると、かなりキノコ感が軽減します。
根本的に直すにはやはり美容院でのカットが手っ取り早いでしょう。どうしても気になる場合は、美容師さんに相談して長さを整えてもらったり、必要に応じてパーマをかけてもらうのがおすすめです。
Q3. 直毛や剛毛でもツーブロックは似合いますか?
直毛・剛毛の方でも工夫次第でツーブロックを楽しめます。ただしそのままだと髪が浮きやすいので、似合わせる工夫が必要です。
たとえば刈り上げの高さを控えめにして上の髪に重さを残す、トップにニュアンスパーマをかけて毛先に動きをつける、といった方法で髪が馴染みやすくなります。実際、直毛でボリュームが出にくい男性でもゆるいパーマを併用してツーブロックにしている方は多いです。
経験豊富な美容師であれば、お客様の髪質に合わせてカットやパーマで調整し、直毛・剛毛でも決まるツーブロックスタイルを提案してくれるので、ぜひ相談してみてください。
まとめ
ツーブロックにしたのに髪がキノコ頭のように膨らんでしまう悩みは、実は珍しくありません。この記事ではその原因から具体的な治し方まで、美容師の視点で詳しく解説しました。
髪質(直毛・剛毛)や頭の形によっては、何もしないとどうしても髪が浮いてヘルメットヘアになりがちです。しかし、適切なカットでレイヤーを入れたり、ゆるいパーマで髪に動きを与えたり、あるいはドライヤー&ワックスのテクニックでセットしたりすることで、嫌な「キノコ頭」は必ず改善できます。
ツーブロック自体は清潔感もありおしゃれな髪型ですから、失敗を恐れずにぜひチャレンジしてみてください。美容師さんとしっかり相談しながら自分の髪質に合ったスタイルを追求すれば、きっと満足のいく仕上がりになりますよ。ツーブロックを上手に取り入れて、理想のヘアスタイルを楽しみましょう!


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