パーマをかけたのに大失敗……そんな経験はありませんか?
失敗したパーマを人前でどうにかごまかしたいけれど、下手な対処で髪をもっと傷めないか心配になる方も多いでしょう。
この記事では、パーマに失敗したときのごまかし方と正しい対処法を美容師の視点からやさしく解説します。最後まで読むことで、パーマがうまくいかなかったときに慌てず髪をケアしながら乗り切る方法がわかります。
この記事でわかること
- パーマが失敗する主な原因とよくある失敗パターン
- パーマ失敗直後に絶対やってはいけないNG対処法
- パーマの失敗を一時的にごまかす安全なスタイリング術
- ひどいパーマ失敗を根本解決する方法とプロに相談すべきケース
- 次回パーマをかける前に気をつけたいポイント
パーマ失敗のよくあるパターンと原因
パーマをかけたのに「失敗かも?」と感じるのは、どんなときでしょうか。
よくあるパーマ失敗のパターンとして、
- パーマのかかりが弱すぎてほとんど変化がない
- かかりすぎてクルクルの巻き髪になってしまった
- 髪がチリチリ・バサバサに傷んで広がってしまった
- 左右でカールの出方が違う
などが挙げられます。
仕上がりが希望と大きく違う場合は、施術した美容室に早めに連絡すればお直し対応してもらえることもあります。ただし、髪の状態によってはすぐに再施術できないこともあるため、まずは今の髪のコンディションを確認しましょう。
パーマが失敗する原因は?
パーマの失敗にはさまざまな原因がありますが、考えられる要因としては
- 髪質や前処理の影響
- 薬剤の選定ミス
- 放置時間の誤り
- ロッドの巻き方の不均一
- スタイリストとのイメージ共有不足 など
が挙げられます。また、過去のカラーや縮毛矯正で髪にダメージが蓄積していると、思わぬ仕上がりになることもあります。
プロでもコンディション次第では難しいケースがあり、失敗はゼロにはできません。大事なのは、失敗と感じたときに正しく対処することです。
美容師からのアドバイス
パーマが思い通りにいかなかったときは、まず焦らずに今の髪の状態をチェックしましょう。もし明らかな失敗であれば、遠慮せず施術した美容室に相談を。多くのサロンは一週間以内であればお直しに応じてくれることが多いです。
ここがポイント!
- パーマ失敗の例:かかりが弱い/強すぎ・チリチリなどダメージ/左右非対称など
- 髪のダメージが大きい場合、すぐのかけ直しは難しいことも
- パーマが失敗する原因は技術面だけでなく髪質や過去の履歴も影響する
- 失敗に気づいたら早めに美容室に相談するのがおすすめ
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パーマ失敗後にやってはいけないNG行動

パーマが失敗した直後は、「何とかしてすぐ直したい!」と焦ってしまいがちです。しかし、ここで慌てて誤った対処をすると、事態がさらに悪化する恐れがあります。
特に注意したいのは、髪への負担が大きいNG行動です。
- 強い薬剤で自分でパーマを落とそうとする
- 別の市販薬でストレートパーマをかけ直す
- 髪がチリチリに傷んでいる状態で高温のヘアアイロンで無理に伸ばす
- きつく編み込みやポニーテールでまとめたりする
これらは髪へのダメージを増やす危険な行動です。失敗直後の髪はデリケートな状態なので、絶対避けましょう。
強引なヘアアレンジや高温アイロンは危険
パーマに失敗して髪が広がっていると、つい帽子を被ったりタイトにまとめたりして隠したくなりますよね。しかし、濡らしていない状態で無理に髪を引っ張って結ぶと、ダメージ毛が途中で切れてしまうこともあります。
同様に、チリチリした部分に高温のコテやストレートアイロンを当てると、髪がさらに乾燥して最悪の場合チリチリを通り越して切断してしまうリスクも。
どうしてもまとめたい場合は、スプレーやアイロンは使わず、髪を軽く湿らせてから緩めに結ぶなど、極力負担を減らすようにしましょう。
美容師からのアドバイス
パーマが失敗しても、絶対に自己判断で強い薬剤を使ったりしないでください。髪への負担が大きい手段は悪化を招くだけです。まずは髪を休ませ、無理なアレンジや熱処理は控えてくださいね。
ここがポイント!
- 失敗直後に別のパーマ液や縮毛矯正を自分で使うのはNG
- チリチリ髪に高温アイロンを当てるとさらに深刻なダメージに
- 編み込みやきつい結びつけも切れ毛の原因になるので要注意
- どうしても髪をまとめるなら、濡らしてから緩く結ぶなど負担を最小限に
パーマ失敗のごまかし方

では、ダメージを悪化させない範囲でパーマの失敗をごまかす方法はあるのでしょうか?
一時しのぎにはなりますが、髪に極力負担をかけずに見た目を整えるには、スタイリング剤の力を借りるのが一番簡単で安全です。
ポイントは髪に水分や油分を与えてウェットな質感に仕上げること。髪は濡れていると広がりやパサつきが目立ちにくくなるため、ムースやヘアオイル、ジェル、ヘアバームなどでツヤと適度な重さを与えてあげます。
特にチリチリ・パサパサに見えてしまう髪には、ウェット系の整髪料をもみ込むだけで、しっとり落ち着いてダメージが隠れやすくなります。
スタイリングでパーマの失敗を目立たなくする
具体的なスタイリング例としては、洗髪後に髪をしっかりトリートメントし、そのままドライヤーで乾かしすぎず半乾き程度でオイルやクリームをつけて自然乾燥させる方法があります。
髪が濡れているうちはカールが強く出るので、少し引っ張りながら乾かすとカールを緩める効果も期待できます。反対に、弱くかかりすぎてパーマが出なかった部分には、朝のスタイリング時にアイロンで軽く巻き足してカールを足す方法もあります(ただし熱の当てすぎには要注意)。
仕上げに全体へソフトワックスをなじませれば、パーマが落ち着いて見えますよ。
美容師からのアドバイス
ウェット系のスタイリング剤は、パーマ失敗のごまかしにとても便利です。髪に潤いとツヤを与えることで、広がりや傷みを目立たなくしてくれます。ただしあくまで一時的な対処なので、その間に髪をケアしつつ、後日必要であれば美容院でお直しを検討しましょう。
ここがポイント!
- ムース・オイル・ジェルなど湿度感を与える整髪料で髪のパサつきを隠す
- 濡れた状態で優しく引っ張りながら乾かすと強いカールを緩められる
- パーマが弱すぎる部分はコテで軽く巻き足してカールを補うのもあり(熱は控えめに)
- 仕上げに柔らかいワックスで全体を整えると失敗箇所が目立ちにくい
パーマ失敗を根本的に直すには?
スタイリングで一時的にごまかしても、やはり完全な解決にはなりません。「どうしてもこのままでは嫌だ」「早く元に戻したい」という場合は、プロの力を借りる選択肢も考えましょう。
具体的には、美容室でのお直しをお願いする方法です。パーマのかかりが弱かった場合は再度かけ直してもらう、かかりすぎた場合はストレートパーマや縮毛矯正でゆるめてもらう、といった対応になります。
ただし、施術直後の髪に別の薬剤を使うのはリスクも伴うため、信頼できる美容師さんに相談して判断してもらいましょう。髪のダメージが酷いケースでは、思い切って傷んだ部分をカットしてしまうのも一つの手です。
美容室でのお直しやカットも選択肢
パーマが明らかに失敗だった場合、多くの美容室では1〜2週間以内であれば無料でお直し対応をしてくれることがあります。
ただ、髪の状態によってはお直しよりもパーマを落としてストレートに戻す、または傷んだ部分を切ってスタイルチェンジする方が結果的に綺麗に見えることも。特にチリチリのビビリ毛状態になってしまった髪は、無理にパーマを残そうとせず、短くカットしてリセットする覚悟も必要かもしれません。
一方で、軽度の失敗なら数週間〜1ヶ月ほどでパーマが自然に落ち着いてくることもあります。焦らずトリートメントなどでケアしながら、次回はコンディションを整えてから再チャレンジすると良いでしょう。
美容師からのアドバイス
「パーマがどうしても気に入らない!」というときは、美容師に伝えてください。お直しの提案やスタイル変更も含め、髪にとって最善の方法を一緒に考えてくれるでしょう。再びパーマをかける際は、髪のダメージをしっかりケアしてから挑戦してくださいね。
ここがポイント!
- パーマが弱すぎたら早めにかけ直しを依頼すれば対応してもらえる場合もある
- カールが強すぎたり広がりすぎる場合、プロに相談してストレートパーマ等で緩和する方法も
- 傷みが激しい髪は、直すよりダメージ部を思い切ってカットした方が綺麗になることも
- 軽い失敗なら数週間でパーマが自然に落ち着くこともあるので、ケアしながら様子を見るのも大事
よくある質問
Q1. パーマが失敗したと感じたら、美容院に伝えるべきですか?
はい、仕上がりが明らかに希望と違う場合やカールがすぐ取れてしまった場合などは、遠慮せず美容院に連絡してみましょう。
多くのサロンでは施術後1〜2週間以内であれば、お直しや料金返金など何らかの対応をしてくれることがあります。特に技術的なミスが原因なら、美容師さんも真摯に対応してくれるはずです。
Q2. 失敗したパーマはどのくらいで落ち着きますか?
パーマのかかり具合にもよりますが、一般的には時間の経過とともにカールは徐々に緩くなっていきます。強くかかりすぎたパーマでも、1〜2ヶ月ほど経てばかなり取れてくるでしょう。
ただし、それまでの間は髪の乾燥を防ぐトリートメントをしたり、スタイリングで工夫して乗り切る必要があります。
Q3. パーマに失敗して髪がチリチリです。すぐ縮毛矯正をかけても大丈夫?
おすすめできません。パーマ直後の髪に別の強い薬剤を使うと、髪への負担が大きく危険です。チリチリにダメージを負った髪に縮毛矯正を重ねると、髪が溶けたり切れたりする恐れもあります。
どうしても真っ直ぐにしたい場合は、髪を十分にトリートメントしてから時間を置いて相談するか、ダメージ部分をカットすることも検討しましょう。
まとめ
パーマが失敗してしまったときはショックですが、正しい知識があれば落ち着いて対処できます。
パーマ失敗をごまかす方法として大切なのは、髪に余計な負担をかけないことです。焦って自己流の処置をするよりも、スタイリング剤で一時的に見た目を整えつつ髪をケアし、必要に応じてプロに相談しましょう。
時間が経てばパーマは自然に緩んでくるので、慌てずに髪の回復を優先することも大切です。失敗は誰にでも起こり得ますが、正しいケアと対策で乗り切れば、髪のダメージを最小限にとどめることができます。
無理に完璧を求めず髪をいたわりながら対処すれば、また次にパーマに挑戦するときにきっと良い結果につながるはずですよ。


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