パーマ液が目に入ったときの対処法は?充血時の応急処置と予防策を解説

パーマ

セルフでパーマをかけていて、誤ってパーマ液が目に入ってしまい、目が充血してパニックになっていませんか?あるいは、美容室での施術中に薬剤が目にしみて、不安になっている方もいるかもしれません。

パーマ液が目に入ると非常に強い刺激となり、適切な対処をしないと目のトラブルにつながる可能性があります。しかし、正しい応急処置を知っておけば、慌てずに被害を最小限に抑えられます。

この記事では、パーマ液が目に入って充血したときの対処法や痛みへの対応策をやさしく解説します。ぜひ最後まで読んで、いざというとき落ち着いて対処できる知識を身につけましょう。

この記事でわかること

  • パーマ液が目に入ると起こる症状と充血の原因
  • パーマ液が目に入ったときの正しい応急処置
  • 目の充血や痛みが治まらない場合の対処法(眼科受診の目安)
  • パーマ液が目に入らないための予防策と注意点

パーマ液が目に入ったらどうなる?充血・痛みの原因

パーマ液は髪をカールさせるために使う強い薬剤で、アンモニアなどアルカリ性の成分を含んでいます。そのため目に入ると目の表面(角膜や結膜)を激しく刺激し、炎症を引き起こします。

入った瞬間に「しみる!」と強い痛みを感じ、多量の涙が出るでしょう。これは目が異物や刺激物を洗い流そうとする防御反応で、同時に白目部分の血管が拡張するため目が真っ赤に充血します。

少量であれば早めに洗い流すことで症状は一時的で済むことがほとんどです。しかし、放置すれば炎症が悪化して角膜に傷がついたり、視力に影響が出たりする恐れもあります。

パーマ液程度の薬剤で失明に至るケースはほとんどありませんが、目のトラブルは油断すると重症化する可能性があるので注意が必要です。

なぜ目が充血するの?

目にパーマ液など刺激物が入ると、結膜(白目の膜)の血管が反応して拡がり、白目が赤く見えます。これは刺激による炎症反応で血流が増えるためで、いわゆる充血と呼ばれる状態です。痛みや異物感を伴うことも多く、しばらく涙が止まらなくなる場合もあります。

美容師からのアドバイス

美容師も施術中はお客様の目に薬剤が入らないよう注意していますが、万が一入ってしまったときは慌てないでください。目が真っ赤に充血すると驚いてしまいますが、まずは落ち着いて正しく対処することが大切です。

ここがポイント!

  • パーマ液はアルカリ性が強く、目に入ると刺激で充血や痛みを引き起こす
  • 涙が大量に出るのは、目が異物を洗い流そうとする防御反応である
  • 適切に洗い流せば多くは一時的な炎症で治まるが、放置すると悪化する恐れもある
  • ごくまれに重症化すると角膜障害や視力低下につながる可能性もゼロではない

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パーマ液が目に入って充血したときの対処法① 応急処置

もしパーマ液が目に入ってしまったら、何よりも優先すべきはすぐに目を水で洗い流すことです。タオルで拭くだけでは不十分なので、洗面台やシャワーの流水を使って、まぶたを無理にでも開けた状態で目の中を徹底的に洗い流しましょう。

水がしみて痛みを感じるかもしれませんが、それでも最低5~10分程度は洗眼を続けることが望ましいです。パーマ液のように刺激が強い薬剤ほど、より長い時間かけて洗い流す必要があります。

コンタクトレンズをしている場合は、洗い流しながら速やかに外してください。目をこするのは厳禁です。ゴシゴシこすると角膜を傷つけ、薬剤がさらに奥に入り込む恐れがあります。

まずは流水で薬剤を十分に洗い流してから、その後の対応を考えましょう。応急処置としてしっかり洗った後であれば、症状の様子を見て病院に行くか判断すれば大丈夫です。

まずは流水で目を洗い流す

目に異物や薬品が入った際は、「とにかく洗う」が鉄則です。パーマ液の場合も例外ではありません。洗面所の蛇口やシャワーなどから出る清潔な流水で、目を開いたまましっかり洗眼しましょう。水道水で構いませんので、できるだけ早く大量の水で薬剤を洗い流してください。

美容師からのアドバイス

刺激物が目に入ったときは、一刻も早い洗浄が何より大切です。迷ったり戸惑ったりせず、すぐに水で目を洗い流しましょう。初期対応を丁寧に行うことで、その後の症状の重さが大きく変わります。

ここがポイント!

  • パーマ液が目に入ったら、ためらわず直ちに水で洗い流す(病院に連絡する前にまず洗眼)
  • 洗眼は水道の流水でまぶたを開いて行い、5~10分以上流し続けるのが目安
  • コンタクトレンズ使用中ならすぐ外し、絶対に目をこすらない
  • 応急処置後は痛みや充血の引き具合を確認し、今後の対応を判断する

パーマ液が目に入って充血したときの対処法② 治らない場合は眼科へ!

しっかり洗眼したあと、痛みや赤みがほとんど引き、見た目も普段どおりであれば、ひとまず自宅で経過を観察して構いません。

ただし、数時間経っても充血やしみる感じが治まらない場合や、視界がぼやけて見える場合は、できるだけ早めに眼科を受診しましょう。目に見えない小さな傷が角膜についていたり、炎症が残っていたりする可能性があります。

特に痛みが強くて涙が止まらない場合や、光がいつもよりまぶしく感じる場合は要注意です。そのまま放置すると症状が悪化する恐れがあるため、専門の医師による適切な治療が必要になります。

眼科では、目の表面に傷がないか検査したり、洗浄・消毒を行ったりして、炎症を抑える目薬(ステロイド点眼薬など)を処方してもらえます。早めに処置すれば大事に至ることは少ないので、自己判断せずプロに任せるのが安心です。

どんな症状があれば眼科に行くべき?

洗眼後も充血や痛みが引かない、視界がぼやける、強い異物感が続く──このような症状があれば迷わず眼科を受診してください。目はとてもデリケートな器官なので、少しでも異常を感じたら早めに専門医に診てもらうことが大切です。

美容師からのアドバイス

目のトラブルは、早めの対応で軽症で済むケースがほとんどです。ただ、自分では症状の程度を判断しにくいことも多いので、少しでも不安な症状が残るなら遠慮なく眼科で相談しましょう。

ここがポイント!

  • 洗眼後に症状がほぼ治まっていれば経過観察でOKだが、少しでも異常が続くなら受診を検討する
  • 強い痛みや充血が数時間経っても引かない、視界のぼやけなどがある場合は早めに眼科へ
  • 眼科では角膜の傷や炎症をチェックし、炎症止めの点眼薬など適切な処置を受けられる
  • 目のトラブルを放置すると悪化する恐れがあるため、迷ったら専門医に診てもらうのが安心

パーマ液が目に入らないための予防策と注意点

そもそもパーマ液が目に入る事態を防ぐために、事前の対策や注意も欠かせません。セルフでパーマをかける場合は、特に慎重に作業しましょう。

まず、髪の生え際にタオルやコットンを巻いておき、万が一液が垂れてきても顔に流れないようにします。作業中は鏡を見ながら姿勢をできるだけ上向きに保つと、液が目元に流れにくく安全です。「自分でやるのは難しいかも」と感じたら、無理せず家族や友人に手伝ってもらうのも良いでしょう。

一方、美容室でパーマをかけてもらう際も油断は禁物です。

担当の美容師さんは細心の注意を払ってくれますが、もし施術中に薬剤が目に入って「しみる」と感じたら、遠慮せずすぐにその旨を伝えて対処してもらってください。ちょっとした心がけで、目に液が入るリスクを減らせます。

セルフパーマで目を守るためのポイント

自宅でパーマをかける際は、目に液が垂れないよう万全の準備をしてから始めましょう。髪の生え際にタオルやコットンを当てて顔を保護し、液が顔に垂れても目に流れ込まないようにします。

また、できるだけ顔を上向きにして施術すると安全です。焦らず慎重に作業を進め、危険を感じたら無理せず一旦手を止めることも大切です。

美容師からのアドバイス

目に液が入らないよう、事前準備と注意を徹底しましょう。ひと手間かけて対策しておけば、余計なトラブルを防げます。安全に配慮して、安心してパーマを楽しんでくださいね。

ここがポイント!

  • セルフパーマでは髪の生え際にタオルやコットンを巻いて顔まわりを保護する
  • 顔はなるべく上向きにキープし、薬剤が垂れにくい姿勢で作業する
  • 焦らず慎重に薬剤を扱い、難しいと感じたら無理せず家族に手伝ってもらう
  • サロン施術中も、違和感を覚えたらすぐに「しみます」と伝えて対処してもらう

よくある質問

Q1. パーマ液が目に入ると失明することもありますか?

強い化学薬品が目に入った場合、ごくまれに深刻な障害で視力を失うケースも報告されています。

しかしパーマ液程度で失明することはほとんどありません。きちんと洗眼して早めに対処すれば、一時的な充血や痛みで治まるのが一般的です。

ただし症状がひどいときは放置すると悪化する恐れもあるため、念のため眼科で診察を受けましょう。

Q2. パーマ液が目に入ったら何科を受診すればいいですか?

基本的には目の専門医である眼科を受診してください。軽い症状であれば様子見でも構いませんが、痛みや充血が続く場合は早めに眼科で診てもらうのが安心です。

美容室で起きたトラブルの場合、お店側が対応に協力してくれることもありますが、自分の判断で放置せず必ず専門医に相談しましょう。

Q3. パーマ液で充血した目はどのくらいで治りますか?

軽い充血であれば、一晩しっかり目を休ませれば翌日にはほとんど治まることが多いです。洗眼後に痛みも赤みも引いているようであれば、目を使わず安静にして様子を見てください。

反対に、充血や違和感が翌日になっても残る場合は眼科で治療を受けましょう。医師の処方による点眼薬などを使えば、炎症が早く鎮まり回復が促進されます。

まとめ

パーマ液が目に入ったときの対処法と予防策について解説しました。

パーマ液が目に入って目が充血してしまっても、正しい応急処置をすれば大事に至らないケースがほとんどです。まずは慌てずに水でよく洗眼し、その後の症状に応じて適切に対応しましょう。

痛みや充血がすぐに引けばひと安心ですが、少しでも違和感が残る場合は早めに眼科を受診することが大切です。

また、セルフパーマやサロン施術時には事前に予防策を講じて、目に薬剤が入らないよう十分注意することが何よりの安全対策になります。

正しい知識と備えがあれば、万が一トラブルが起きても落ち着いて対応できます。大切な目を守りながら、安心しておしゃれを楽しみましょう。

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